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資生堂パーラーの4種類のチーズケーキを実食レポ|本店限定のスペシャルチーズケーキとカットタイプのチーズケーキ、キューブ型のチーズケーキ、ボンボンフロマージュについて

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資生堂パーラー

※2022年7月カットタイプのチーズケーキを追記。

資生堂パーラーが販売している4種類のチーズケーキについて、実際に食べた感想を紹介します。

目次

チーズケーキ(カットタイプ)

資生堂パーラーは、一部店舗では生菓子も販売しており、生菓子の1つにチーズケーキがあります。

値段は594円です。

店の商品説明によれば、「資生堂パーラー伝統のベイクドチーズケーキ」とのことです。均一な色は、じっくりと時間をかけて焼かれている証拠です。

一部店舗では生菓子を販売している

今回は新宿伊勢丹の店舗で購入しました。他にも銀座本店ショップでも生菓子を販売しているようです。どこの店舗が生菓子を扱っているのかは、公式サイトからではわからないので、問い合わせするか、あるいはGoogleマップの口コミなどをみて確かめてみてください。

資生堂パーラー
資生堂パーラー (3)
資生堂パーラー (3)

まず食感ですが、ねっとりともしっとりともいえる、絶妙な質感です。柔らかさもありながら、粘度があって食べごたえがあります。

味も心地よいです。クリームチーズとサワークリームの味を感じられるのですが、これらの乳製品の美味しさを存分に活かされています。「乳製品ってこんなに美味しいんだ」と思わずうなる、味わい深くて、クセになるようなチーズケーキです。

料理は錬金術にたとえられることがあります。特定の物質をかけ合わせることによって、まったく別の新しいものを生み出す様子から、そのように言われるようになったのでしょう。

チーズケーキもまさに錬金術です。牛乳や卵などの材料を混ぜたり加工したりしてチーズケーキは出来上がります。完成したチーズケーキは、非常にシンプルな物体でありながら、元の材料からでは想像ができないような複雑な味が生まれることがあります。資生堂パーラーのチーズケーキは、まさにそのようなチーズケーキの魅力を存分に体現した一品です。一度ぜひ食べてほしいです。

スペシャルチーズケーキ(銀座本店限定)

資生堂パーラー銀座本店限定で発売されているスペシャルチーズケーキ。

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

さすが銀座の老舗。箱の時点で存在感だ圧倒的です。

好き嫌いは別として、この個性的なデザインの箱なら手土産・プレゼントに喜ばれることは間違いありません。

商品説明は以下の通り。

北海道産の小麦粉を使った香ばしいビスキュイ生地でデンマーク産のクリームチーズを包み、職人が1本1本ていねいに焼き上げた特別なチーズケーキ。

なめらかな口どけとクリームチーズそのものの濃厚な味わいをお楽しみいただけます。ワインに合わせたても満足いただける、お菓子を超えた大人の嗜好品です。冷やしてお召し上がりください。

箱のデザインに圧倒的なこだわり

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

圧倒的存在感をはなつこの箱ですが、実は2019年11頃にデザインをリニューアルしています。以前はもう少しポップなデザインでした。

以前のスペシャルチーズケーキのデザイン。2019年の11月頃に変更。

ちなみに資生堂パーラーの箱は、他店と比べるとそのテイストの違いは一目瞭然です。以下は他店のチーズケーキの箱です。

他店はシンプルで、上品さを感じさせるデザインですが、これらと比べると資生堂パーラーは、派手さと上品さを両方持ち合わせデザインです。

ちなみにデザインは仲條正義さんが担当しています。85歳を超える方です。「銀座アヴァンギャルド」イメージしたデザインだそうです。

「アヴァンギャルド」には壊して新しくするという意味があります。銀座を代表する老舗店として、歴史と未来を背負う資生堂パーラーらしいデザインです。

デザインに関する詳しい話は、以下の記事で解説されています。

Casa BRUTUS
新たな名パッケージが誕生。〈資生堂パーラー 銀座本店〉限定デザイン。 〈資生堂パーラー 銀座本店〉の本店限定商品のパッケージが、8年ぶりにリニューアル。“銀座八丁目からあらたな歴史を”をコンセプトに、仲條正義がデザインを手がけている。
宣伝会議
資生堂パーラー25年ぶりのフルリニューアル デザインは仲條正義氏 | ブレーン 2015年11月号 東京 銀座の地で長く愛されてきた資生堂パーラーの洋菓子シリーズが全面リニューアルを果たした。リニューアルを担当したのは仲條正義さん。実に25年ぶりのリニューアルと...

天地無用、常温保存可能のチーズケーキ

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

スペシャルチーズケーキは開封前であれば常温保存が可能です。固めのチーズケーキなので、箱が逆さになっても形が崩れることはありません。

また驚くべきことに、1週間ほど日持ちします。普通のチーズケーキは当時中です。銀座店限定、運びやすい、日持ちする、そしてオシャレで美味しという、銀座の手土産に適したチーズケーキです。

延べ棒的チーズケーキ

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

外側は全部クッキー生地で囲われており、チーズケーキというよりは延べ棒。

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

切り分けてみると、美しいチーズケーキの断面が登場。

圧倒的ねっとり感のチーズケーキ

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

常温なのに、かなりのねっとり感です。これまで色々なお店の色々なチーズケーキを食べてきましたが、ここまでねっとり、むっちりしたチーズケーキはかなり珍しいです。

たとえるなら芋ようかん、あるいはハードタイプのチーズです。

チーズのうま味を存分に楽しめる濃厚チーズケーキ

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

また口にいれた後も驚きは続きます。かなり濃厚です。一口食べただけでもこのチーズケーキがかなりヘビーなのがわかると思います。

あまりの濃厚さゆえに好き嫌いがわかれるかもしれません。

それでも美味しいことには間違いありません。濃厚だからこそ、クリームチーズが本来持つ、うま味を存分に楽しめます。

多くのチーズケーキは、卵や生クリーム、サワークリーム、そして砂糖やレモン果汁など、チーズ以外の材料をたくさん使用するので、チーズの存在感は薄くなります。

一方で、スペシャルチーズケーキは、チーズケーキといってもチーズそのものを食べてるようなのです。ここまでチーズのうま味を感じられるチーズケーキは他にはありません。

全体のバランスを整えるビスケット生地

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ

またビスケット生地も印象的です。あまりに濃厚なチーズケーキで、チーズケーキだけを食べるには、重たすぎますが、このビスケット生地の「もふ」とした食感とビスケットのような軽快な風味・味が、緩衝材の役割をし、バランスをとってくれます。

ちなみにこのビスケット生地は北海道産の小麦粉を使っているそうです。このビスケット生地が全体のバランスを整えおり、濃厚で重たいのに、どんどん食べてしまいます。

以前のデザイン

以下は資生堂パーラーのスペシャルチーズケーキの2019年6月頃のデザインです。

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ (19)

なかみのスペシャルチーズケーキは変わっていませんが、2019年の6月に撮影した写真がこちら。

値段、日持ち、カロリー、購入方法について

資生堂パーラー スペシャルチーズケーキ
スペシャルチーズケーキの成分表 購入日は6月24日
メニュー名スペシャルチーズケーキ
タイプベイクドチーズケーキ
値段3450円
カロリー1468kcal
日持ち購入から5日ほど
サイズ6人分くらい

スペシャルチーズケーキを購入できるのは、資生堂パーラーの銀座本店のみ。また1日限定15本とのこと。

チーズケーキ(キューブタイプのチーズケーキ)

資生堂パーラーにはもう1つチーズケーキがあります。

それがこのキューブタイプのチーズケーキです。

資生堂パーラー チーズケーキ (11)

先のスペシャルチーズケーキは銀座本店限定でしたが、こちらは全国の資生堂パーラーの店舗、そして、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングといったネットショッピングサイトでも販売しています。

資生堂パーラーといえば、こちらのチーズケーキが定番です。

商品説明は以下の通り。

銀座で生まれ、銀座で育ったチーズケーキ。北海道産の小麦粉を使ったビスキュイ生地で、デンマーク産のクリームチーズを包み込んで焼き上げました。

口の中でなめらかにほどける、チーズよりもチーズらしい、このうえなく濃厚で贅沢なチーズケーキです。

1個ずつ大切に包装しました。お好みに合わせ、冷やしてお召し上がりください。

資生堂パーラー チーズケーキ (5)
資生堂パーラー チーズケーキ (2)

一口、もしくは二口で食べられるサイズで、こちらも常温保存可能。賞味期限は2週間ほどあるので、贈答用にちょうどいいです。

一口サイズのスペシャルチーズケーキ

資生堂パーラー チーズケーキ (7)

小さいのにとても力強い味がします。濃度です。とにかくとても濃厚なのです。

先に紹介したスペシャルチーズケーキも濃厚でしたが、負けず劣らず濃厚です。チーズのうま味を存分に味わうことができます。

資生堂パーラー チーズケーキ (10)
資生堂パーラー チーズケーキ (5)

また外側の生地はスペシャルチーズケーキでいうところの土台でしょう。

そしてチーズケーキ生地のねっとり感と味の濃厚さはまさにスペシャルチーズケーキ。

飲み込んだが後もしっかり口のなかには、チーズケーキのうま味が残ります。お茶、コーヒー、なんでもどうぞという感じでしょう。

資生堂パーラー チーズケーキ (5)

スペシャルチーズケーキを小さくした、もしくはスペシャルチーズケーキがこのチーズケーキをベースにしているのかもしれません。

いずれにしても、一口サイズの小さいチーズケーキでありながら、クリームチーズの味を存分に感じさせてくれる、力強いチーズケーキでした。

スペシャルチーズケーキを食べる機会がなくても、こちらの小さいチーズケーキは食べるべきでしょう。

値段、日持ち、カロリーなど

資生堂パーラー チーズケーキ (1)
値段3個 990円
6個 1996円
12個 3888円
日持ち常温60日
サイズ手のひらサイズ
カロリー102kcal/1個
購入方法資生堂パーラーの店舗、もしくはネットで取り寄せ可能

秋のチーズケーキ(マロン)

こちらは2020年の9月頃に発売されたチーズケーキ。先に紹介したキューブタイプのチーズケーキのマロン味であり、箱も秋色になっています。

そして中身のチーズケーキもマロンを彷彿とさせる色をしています。

資生堂パーラー 秋のチーズケーキ(マロン) (6)

まずとにかく強調したいのは、マロンの風味が濃いということです。

秋になると巷にはマロン系のスイーツが出回りますが、そのほとんどは甘く、栗のまろやかさが強調されたものです。それはそれで美味しいものであり、僕も大好きで購入するのですが、しかし本当の栗とは少し違うように思います。

一方で、資生堂パーラーのマロンは違った。マロンが濃くて、また栗の渋みのような風味まで感じられるのです。ここまで栗感を感じられるマロン系スイーツは初めてかもしれません。

そして資生堂パーラーのチーズケーキの特徴である重厚で濃厚な味わいも健在であり、またねっとり感も抜群で、口のなかに存分に風味が残るので、余韻を楽しめます。そしてコーヒーがよく合う(もちろんお茶も合うと思われる)。

クリームチーズそのものの旨味をいかしながら、さらに栗のリアルな風味も感じさせてくれる。その強い主張には好き嫌いが分かれるかもしれませんが、他のマロン系のスイーツとは一線を画する一品でした。

資生堂パーラー 秋のチーズケーキ(マロン) (19)

値段、カロリーなど

資生堂パーラー 秋のチーズケーキ(マロン) (13)
値段3個 990円
日持ち常温60日
サイズ手のひらサイズ
カロリー94kcal/1個
購入方法資生堂パーラーの店舗

ボンボンフロマージュ(ナチュール)

続いては資生堂パーラーの一部の店舗で販売されているボンボンフロマージュです。

一口サイズのチーズケーキサンド

資生堂パーラーのボンボンフロマージュ(ナチュール) (13)

キューブタイプのチーズケーキサンドです。先の常温タイプのチーズケーキとは違いこちらは要冷蔵です。

またサイズは少し小さく、一口で食べられるくらいの大きさです。

またキャンディーのような袋に包まれています。

個包装になっており、またパッケージもおしゃれなので、ちょっとしたプレゼントや手土産に良さそうです。

今回はナチュールというフレーバーを購入しましたが、他にも、フレーズ(いちご)やショコラなどのフレーズがあります。

今回購入したナチュールは、クリームチーズとサワークリームを使用したチーズケーキです。アクセントにゲランドの塩を使っているそうです。

資生堂パーラーのボンボンフロマージュ(ナチュール) (14)

チーズケーキの部分はねっとりしていてコクがあります。サワークリームの酸味がしっかり際立っており、全体的に上品な印象です。

甘いチーズケーキを想像していましたが、そうではなく、しっかり酸味があります。小さいチーズケーキでありながら、そのなかにこだわりを詰まっていることを感じます。

今回は東京駅内にある資生堂パーラーの店舗で購入しました。他の店舗にもあるかどうかはわかりません。

値段と日持ち

値段5個入り865円
日持ち冷蔵で5日ほど

資生堂パーラーとは?(歴史など)

資生堂パーラー

資生堂パーラーは、日本橋や上野、自由が丘、新宿、横浜など、日本各地にある洋菓子屋だ。銀座店では洋食も提供しています。

もちろん化粧品を販売する資生堂と関係しており、現在は資生堂の子会社となっています。

資生堂パーラーは1902年(明治35年)、当時調剤薬局であった「資生堂」の一角に、日本初のソーダ水や日本でまだめずらしかったアイスクリームの製造、販売をしたことから始まりました。

これは当時アメリカで、ソーダ水とアイスクリームを製造・販売するアメリカのドラッグストアからヒントを得たそうです。

1928年には、資生堂アイスクリームパーラーになり、本格的にレストラン業を開始しました。

銀座本店には洋食レストランも併設

資生堂パーラー 店舗外観画像
銀座本店

資生堂パーラーの本店は銀座にあります。今回紹介した「スペシャルチーズケーキ」は銀座本店でしか購入できません。

また3階にカフェ、4・5階にレストランがあって、人気の洋食をいただけます。

資生堂パーラーの公式サイト、SNSアカウントなど

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