東京の有数の都市池袋。この大都市において、駅前で探せるケーキ屋は、百貨店や駅ビルに入店しているケーキ屋だけかと思っていた。しかし調べてみると、なんと1軒だけ個人系のケーキ屋があった。
それが今回紹介する「ケーキの店キクヤ」だ。
ケーキの店キクヤについて(店内の様子、メニューなど)
キクヤは池袋駅西口改札から徒歩5ほど(場合によっては10分くらいかかるかもしれない)の場所にある、小さく、そして老舗感のあるケーキ屋だ。

お店のWEBサイトはなし。昭和の哀愁が漂い、いかにも個人経営のケーキ屋である。
入店するとすぐ目の前に背の高いショーケースがあって、その後ろから店主(多分)のおばさまが声をかけてくれるのだが、ショーケースに隠れて姿はまったく見えない。聞こえるの声だけ。声を頼りに、ケーキを注文するとたしかに、ショーケースの裏では店主さんが動いている様子がうかがえる。
ケーキの受け渡し、そしてお会計もその背の高いショーケースの上を使うことになるので、見えるのは店主さんの手のみ。結局、注文から会計まで、店主さんの姿を見ることなく店を後にした。なにか不思議な感じがした。
さて、このキクヤだが営業時間が特徴的で、普段は17時半からオープンして、深夜の3時まで営業している。本記事執筆時点では緊急事態宣言が発令されているので、営業時間が変更している可能性もがあるが、以前は深夜まで営業しているケーキ屋として、飲んだ帰りにケーキを購入していく人がいたのだそうだ。
洋菓子の種類
今回はチーズケーキとシュークリームを購入した。
シュークリーム シュークリーム チーズケーキ
他にもアップルパイやババロア、バナナボート、ショートケーキ、シュークリーム、プリン、レアチーズケーキといったオーソドックスなケーキと、ナポレオンというティラミスケーキのような他にはない独自のケーキもあった。
小さなケーキ屋ながら意外と種類が多くて驚いた。
食べログをみると写真がたくさんあるので、ラインナップが気になる方はこちらをチェックしていただければと思う。念の為に記載しておくと、グルメサイトやSNSの口コミでは、ケーキについては賛否両論あるようだ。
キクヤのチーズケーキ(290円)
こちらがキクヤのチーズケーキ。
290円という、このご時世大変リーズナブルな値段である。
外見は一般的なチーズケーキとはちょっと違う。気泡があってスフレチーズケーキに近い質感であるが、かといってスフレとも違っていて独特だ。
少しプルプルしており、プリンぽもさある。卵を多めに使ったスフレチーズケーキなのだろうか。
プルプルした質感のめずらしいチーズケーキ
質感と同様に、やはり食感もややプルプルしている。たとえていうならプリンやエッグタルトにあるようなプルプル感である。
またレモンの酸味が際立つ。おそらくレモンピールが入っているのだろう。レモン果汁だけでは表現できないような若干の苦味と酸味を感じられる。
そして気になったのは若干の水っぽさだ。これはあえてそうなのか、そうなってしまったのかわからないが、これについては好き嫌いがわかれそうだ。筆者はあまり気にならなかったが。
全体としてチーズの風味はやや弱めであるが、プルプルした食感と際立つレモンの酸味を楽しめるチーズケーキであった。こういったチーズケーキはこれまで食べたことがないタイプである。

公式サイトやお店のSNS、口コミ検索など
※口コミ検索はこちら
その他、当ブログの関連記事

