「チーズケーキやまぐち」は東急東横線 都立大学駅から徒歩3分ほどの場所にあるチーズケーキ専門店です。
イートインなし、テイクアウトのみ。
お店にいくと驚くのですが、本当に普通の一軒家です。むしろ普通よりはちょっとボロい、いや人情味のある家です。
で、このやまぐちチーズケーキ、実は東京でも結構有名なチーズケーキ専門店。
「手作りチーズケーキ専門店 やまぐち」のチーズケーキ【実食レポ】
やまぐちには、チーズケーキが5種類あります。
- チーズ&チーズ(ベイクド)
- リンゴシナモン(ベイクド)
- バナナ(ベイクド)
- ラズベリー(レアチーズケーキ)
- グレープフルーツ(レアチーズ)
今回はそのなかから、チーズ&チーズ(ベイクド)とラズベリーのチーズケーキを購入。
まずはチーズ&チーズというベイクドタイプのチーズケーキから。
チーズ&チーズ
蒸し焼きにした感じ、ニューヨークチーズケーキっぽい色です。そして厚めの土台。クッキーのザクザクが楽しめそうではあります。
それ以外はとくに普通のチーズケーキです。
一口食べてみた感想は、「ねっとり」「濃厚」「コクがすごい」。
「もうこれはクリームチーズだよね? チーズケーキではなくケーキ的なチーズだよね?」
と誰もいないはずの部屋で誰かに同意を求めたくなってしまいたくなるほど、濃厚で濃厚で濃厚なチーズケーキです。
舌で転がすというか、舌を使って咀嚼するときの楽しさといったらない。
口当たりは濃厚でどっしり。一方で味はまろやか。口にいれて舌を動かした瞬間、ふわっとまろやかでやさしい甘味が口のなかに充満します。
その途中でさわやかな酸味が訪れて、どしどし甘いだけではなくて、さわやかな印象も残していく。バランスの取れた味なのです。
そして忘れてはいけないのは、クッキー生地。厚めのクッキー生地は、少しだけザクッとしています。その風味は、なんか独特で香ばしい。
「いいアクセントになっている」そんなありきたりな言葉を使うのはちょっと気がひけるが、本当にいいアクセントになっているのです。というより、「いいアクセント」以外の表現の仕方がわからないくらい、いいアクセントになっているのです。
これはぜひ体験してもらいたい。
濃厚さ、爽やかさ、やさしさ。これらを備えており、色々な人たちに配慮した、思いやりのあるチーズケーキです。色々な人種、性別の人々に配慮したポリコレが世界の流れではありますが、このチーズケーキはまさにポリコレ的。
色々な人に楽しんでもらえるように配慮した完成度の高いチーズケーキなのです。
ラズベリー
続いてはラズベリーのチーズケーキです。先のチーズ&チーズはベイクドタイプでしたが、こちらはレアタイプです。
焼いて固めるベイクドチーズケーキに対して、レアチーズケーキはゼラチンを使って固めます。チーズケーキやまぐちのラズベリーは、上にはラズベリーのムース。下には白色の生地。そして土台の3層タイプです。
まずは3つの層を一気に食べます。
「あ、なんか控えめでやさしい」が第一印象。
さわやかなラズベリーの風味。ラズベリーといえば主張を強くしているものを多く見かけます。だからラズベリーのド・ストレートな風味を想定していたのですが、そうではなかった。
ラズベリーの風味は本当に控えめなのです。驚きました。
そんなラズベリームースの下のレアチーズケーキ。微妙にぷるっとしたレアチーズケーキもこれまた控えめ。控えめに、マイルドに、甘味と酸味を伝えてくれるのです。
そしてサクッとしたクッキー生地の風味。こちらはしっとり目で、やはり控えめ。
ラズベリー、レアチーズ、クッキー生地。この3つの食感、味が口のなかで混ざり合うわけですが、どれもやさしくて控えめ。どれ一つとして主張が強くない。
濃厚さやねっとり感を追求した最近のチーズケーキとは違い、「軽やかさ」「爽やかさ」「主張しすぎない」がキーワードのチーズケーキです。
濃厚になる傾向がある昨今、控えめでやさしいチーズケーキは珍しい。控えめなチーズケーキが好きという方には非常におすすめです。
値段、チーズケーキの詳細
ソフトで豊かな風味のオーストラリア産をメインにきめ細かくクリーミーなフランス産を使用しています。
公式サイトより
値段 | チーズ&チーズ:300円 リンゴシナモン:290円 バナナ:290円 ラズベリー:300円 グレープフルーツ:300円 |
チーズケーキのジャンル | ベイクドチーズケーキ レアチーズケーキ |
カロリー | 記載なし |
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