レアチーズケーキやニューヨークチーズケーキ、バスクチーズケーキなどチーズケーキには色々ありますが、いったいどれくらいの種類があるのでしょうか?
このページでは徹底的に解説します。まずざっとチーズケーキの種類について一覧で紹介します。
種類 | 特徴 |
---|---|
レアチーズケーキ![]() | 焼かずにゼラチンなどを混ぜて冷やして固めるチーズケーキ。しっとり、ツルッとした質感なのが特徴。 |
ベイクドチーズケーキ![]() | 小麦粉、卵を使ってオーブンで焼いて固めるチーズケーキ。ふわふわしたタイプやねっとり、しっとりなど色々なタイプがある。生菓子タイプも、焼き菓子タイプもある。 |
ニューヨークチーズケーキ![]() | ベイクドチーズケーキの一種。小麦粉ではなく、コーンスターチを使うレシピが多い。焼くときは160℃程度のオーブンで湯煎焼きする場合が多い。ねっとりした食感、濃厚な味が特徴。 |
バスクチーズケーキ![]() | ベイクドチーズケーキの一種。普通のベイクドチーズケーキに比べて、クリームチーズ、生クリームの分量が多い(倍量ほど)多い。また焼く時の温度が230℃程度(お店だと280℃などの場合も)で、短時間であることに違いがある。外側はねっとり、内側はとろとろ。 |
スフレチーズケーキ![]() | 焼くタイプのチーズケーキであるという意味ではベイクドチーズケーキの一種といえる。普通のベイクドチーズケーキとは違い、メレンゲを混ぜる、小麦粉多め、170℃程度のオーブンで湯煎焼きにするなどの点に違いがある。カステラのチーズ版といった感じ。 |
クレームダンジュ![]() | フランス発祥の地方菓子をイメージした地チーズスイーツ。フロマージュブランやクリームチーズなどの柔らかいタイプのチーズに生クリームなどをまぜて水切りして作る。冷やして固めるタイプのチーズケーキなのでレアチーズケーキの一種といえる。ベリーソースを中に入れる場合も。クレームダンジュ、クレメダンジュ、クレームアンジュといった名前がついている場合も。 |
カッサータ![]() | イタリア発祥のアイスケーキ。リコッタチーズをベースにしたもののほか、クリームチーズで作る場合も。冷やして固めるという意味ではレアチーズケーキの一種といえる。ナッツやドライフルーツを混ぜる場合も。 |
ティラミス![]() | イタリア発祥のケーキで、マスカルポーネをベースにした生地にエスプレッソを染み込ませせたスポンジ生地などを層にしたケーキ。イタリアのチーズケーキとして紹介される場合も。冷やして固めるタイプなのでレアチーズケーキの一種といえる。 |
2層のチーズケーキ![]() | ベイクドチーズケーキの上にレアチーズケーキを重ねるような、異なる2つのタイプのチーズケーキを重ねるチーズケーキ。レアとベイクドの混合型。ルタオのドゥーブルフロマージュが有名。レアとベイクド、スフレを重ねたチーズケーキも存在したことがある。 |
それぞれのチーズケーキの特徴は?(レシピ、歴史などを解説)
続いて、それぞれのチーズケーキについて、より具体的に解説していきます。
レアチーズケーキ

レアチーズケーキは冷やして固めるタイプのチーズケーキです。その一般的な特徴をまとめると以下の通りになります。
- オーブンを使わない(焼かない)
- ゼラチンなどで冷やして固める
- ベイクドチーズケーキに比べてしっとりした質感になる傾向がある
- 「レア」という呼び方は日本独自で、海外では「No-Bake Cheesecake」などと呼ばれる
「レアチーズケーキ」の最大の特徴は、冷やして生地を固める点にあります。ベイクドチーズケーキは、オーブンで焼き、卵や小麦粉などの凝固作用を利用することで生地を固めます。一方のレアチーズケーキは、冷やして生地を固めます。
レアチーズケーキの材料・レシピの特徴
- クリームチーズ
- その他の乳製品(生クリーム、ヨーグルト、サワークリームなど)
- ゼラチン
- 砂糖
- その他レモン果汁やバニラオイルで風味づけする場合も
上記の材料を混ぜて、型に流して冷蔵庫で冷やす。
基本的には上記の材料を混ぜて容器に流し込み、冷蔵庫で冷やせばレアチーズケーキが作れます。オーブンがなくても、冷蔵庫と適当な器があれば作れるため、手軽に作れるホームメイド菓子としても人気です。
ちなみにゼラチンを使わず、寒天や片栗粉を使用する場合やバターやクリームチーズ、サワークリーム、チョコレートなど温度が低いと固まる性質を持つ材料を使用したレアチーズケーキも存在します。
レアチーズケーキとベイクドチーズケーキの違い
ベイクドチーズケーキとの違いは以下のとおりでしょうか。
レアチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ | |
---|---|---|
固め方 | 冷やして固める | 焼いて固める |
材料 | ゼラチンを使う | 卵、小麦粉(コーンスターチなど)を使う |
味 | 酸味が際立つ味に | 卵のまろやかな味、 砂糖や小麦粉を焼いた香ばしさがある |
食感 | しっとりとろける食感に | ふわっとした食感に |
上記は際立つ特徴をピックアップしています。当然、ベイクドチーズケーキでもレアのような食感のものがあったり、卵の風味を抑えたものがあったり、色々なバリエーションがあります。
レアチーズケーキは粉系の材料(薄力粉やコーンスターチなど)を使用せず、また焼かないのでベイクドチーズケーキに比べるとしっとりした質感になります。時々「ベイクドなのにレアのような口どけ」というキャッチコピーをみかけますが、それはレアのほうがベイクドよりも口どけが良いという認識があるからだと考えられます。
レアチーズケーキの歴史(日本でのレアチーズケーキの歴史)
ちなみに日本で最初にレアチーズケーキを出したのは、1965年の洋食屋のトップス(Top’s)という説があります(「バスク」で人気再燃 チーズケーキと五輪に深い縁? – NIKKEI STYLE)。

個人的にはこの説は怪しいと思っています。日本では戦前からすでにスフレタイプのチーズケーキの存在が確認でき、スフレタイプよりも簡単に作れるレアチーズケーキが1965年以前に存在しなかったとは考えられません。ただし今のところ資料は見つかっていません。現在調査中です。
ロシア正教においてイースターのときに食べる乳製品を使ったケーキである「パスハ(Paskha)」は、日本のレアチーズケーキの原型になっているとも言われており、日本よりも先に存在していた可能性が高いです。
「パスハ」はロシア正教徒のイースターを指す言葉なのですが、この時に食べられるチーズケーキも「パスハ(Paskha)」と呼ばれています。復活祭の時に「パスハ」を食べるのは、ロシア正教徒の風習です(世界の食文化〈19〉ロシア)。日本のレアチーズケーキはこの「パスハ」を参考にしているのではないかという説があります(お菓子の由来物語 猫井登)。
ひとまず現在持っている情報をお伝えすると、ゼラチンを使い冷やして固めるタイプのチーズケーキは1966年10月の『製菓製パン』のなかで紹介されています。ただし”レアチーズケーキ”という言葉は使われていません。
「レアチーズケーキ」という呼び方について
焼かないチーズケーキを「レアチーズケーキ」と呼んでいるのはどうやら日本だけのようです。海外では「No-Bake Cheesecake」「Gelatin Cheesecake」と呼ばれているのを見かけます。
「レアチーズケーキ」の「レア」はおそらく、肉の焼き加減において生焼けを意味する「レア-rare」からきていると考えられます。しかしなぜ肉の焼き加減を示す言葉がチーズケーキに使われたのかはわかりません。現在調査中です。
クレームダンジュ

- フランス・アンジュ地方の伝統菓子
- 水切りして固めて作る
- レアチーズよりもやわらかい舌触り
スーパーやファミリーレストランで時々みられる、チーズを使ったスイーツとして「クレームダンジュ」があります。フランス発祥のスイーツで「Crémet d’Anjou」「クレメ・ダンジュ」などで表記されることもあります。オーブンを使わない、チーズを使ったケーキなので冷やして固めるタイプのチーズケーキの一種といえます。
クレームダンジュの材料・レシピの特徴
- フレッシュチーズ(クリームチーズ、カッテージチーズなど)
- 追加の乳製品(水切りヨーグルト、生クリームなど)
- 卵白(使わないレシピも)
- 砂糖
- その他、ベリーソースなど
クレームダンジュはフレッシュチーズ(クリームチーズなど)に生クリームやメレンゲ、砂糖を混ぜた後、ふきんでつつみ水分を抜いて作ります。レアチーズケーキのようにゼラチンを使うのではなく、水切りすることで固めます。ちょうど水切りヨーグルトを作るように。ただし市販のクレームダンジュにはゼラチンが使われている場合があります。
またクレームダンジュの中にベリーソースを入れるのが一般的です。レシピサイトでは最後にトッピングとして上からソースとしてかける例が多いようです。

本場フランスではフロマージュブランというチーズを使ってつくるそうです。日本では入手が困難なので、クリームチーズやカッテージチーズを使うのが一般的です。
レシピはネットのレシピサイトやチーズケーキのレシピ本にも掲載されています。バリエーションも多く、ポピュラーなスイーツであることがわかります。市販されている例は多くはありませんが。
▶クレームダンジュのレシピをGoogleで検索する
クレームダンジュについては以下のページでさらに詳しく解説しています。

カッサータ

- 冷凍して固めるアイスケーキ
- フレッシュチーズにドライフルーツや砕いたナッツを混ぜる
- 日本のカッサータはヌガーグラッセに近い
もう1つ冷やして固めるタイプのチーズケーキとして「カッサータ」があります。イタリア・シチリア発祥のアイスタイプのケーキです。
カッサータの材料・レシピの特徴
- リコッタチーズ(クリームチーズの場合も)
- ナッツミックス(アーモンドやピスタチオなどをミックスする例が多い)
- ドライフルーツミックス
- 生クリーム
- その他、風味付けやコクを加えるためにホワイトチョコや洋酒を使うレシピも
レシピはシンプルで、リコッタチーズに生クリーム、チョコレート、ナッツ、ドライフルーツを混ぜて冷凍します。ゼラチンは使わず、冷凍することで生地を固めます。冷やして固めるタイプのチーズケーキということで、レアチーズケーキの一種であるといえます。レシピはネットで検索すると簡単に調べることができます。クラシルや富澤商店でも公開されています。
▶カッサータのレシピをGoogleで検索する
日本のカッサータと海外のカッサータは違う可能性があります。カッサータの詳しい歴史や日本と海外におけるカッサータの違いは以下のページで解説しています。

ティラミスについて

- マスカルポーネチーズをベースにしたケーキ
- イタリアが発祥とされている
- 日本では1990年代に爆発的ブームに
ティラミスをチーズケーキだと考える人はあまり多くはないかもしれませんが、マスカルポーネというフレッシュチーズを主原料にしたケーキなので、チーズケーキの一種であるといえます。実際、チーズケーキのレシピ本でティラミスが一緒に紹介されることがありますし、イタリアのチーズケーキと表現する人もいます。
ちなみにティラミス(Tirami su!)の意味は「私を引っ張りあげて!」、あるいは「私を元気づけて!」という意味です。材料のエスプレッソにカフェインが含まれており、夜遊びの前の眠気覚ましに食べていたという話もあります。
その特徴と他のチーズケーキとの違いを紹介します。
ティラミスの材料・レシピ
材料は作り手によって様々です。本格的なレシピではスポンジを土台に、マスカルポーネや生クリーム、卵、洋酒をまぜたクリームをのせ、表面にエスプレッソをふりかけます。
ネットで紹介されているもう少しお手軽なレシピでは、卵を使っていない場合が多いです。
EUではティラミスの伝統的なレシピを保護する取り組みが行われているようです。日本には決まったレシピや定義がなく、様々なタイプが見られます。エスプレッソのキリッとした苦味が際立ったものから、苦味がほとんどなくチョコレートの味が目立つものまで様々です。
最近では抹茶ティラミスやモンブランティラミス、ティラミス風チーズケーキといった派生品も見かけます。マスカルポーネとビターな材料(チョコレートやエスプレッソなど)を使っていればティラミスになってしまっている状況です。ティラミスの原型がなくなっているものも多くあります。
ベイクドチーズケーキ

続いては日本でもっともよく見られるであろうベイクドチーズケーキについてです。その主な特徴は以下の2つです。
- 焼いて固めるタイプのチーズケーキ
- クリームチーズに生クリーム、サワークリーム、卵、砂糖、薄力粉を混ぜて焼く
- 材料や焼き方の違いでニューヨークやバスクになる
「ベイクドチーズケーキ」という言葉は、文字通りに受け取れば「焼いたチーズケーキ」という意味になります。スフレチーズケーキやチーズタルト、菓子パンタイプのチーズケーキもベイクドチーズケーキということになります。ここではひとまずシンプルなベイクドチーズケーキについて解説したいと思います。
ベイクドチーズケーキの材料・レシピの特徴
- クリームチーズ
- その他の乳製品(生クリーム、サワークリームなど)
- 砂糖
- 卵
- 薄力粉(コーンスターチの場合も)
- その他、酸味や風味付けの材料(バニラ、レモン果汁など)
こちらはあくまで家庭向けのレシピです。同じ家庭向けのレシピであっても、材料の配分は微妙に異なります。基本的にどのレシピであってもクリームチーズが主原料です。風味やコクを追加するために生クリームやサワークリーム、あるいはヨーグルトを混ぜます。
ベイクドチーズケーキはほぼ確実に卵を使います。これは生地を固めるためです。レアチーズケーキがゼラチンで生地を固めるのに対して、ベイクドチーズケーキは卵で生地を固めます。ここにレアとベイクドの決定的な違いがあります。
レアチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ | |
---|---|---|
固め方 | 冷やして固める | 焼いて固める |
材料 | ゼラチンを使う | 卵、小麦粉(コーンスターチなど)を使う |
味 | 酸味が際立つ味に | 卵のまろやかな味、 砂糖や小麦粉を焼いた香ばしさがある |
食感 | しっとりとろける食感に | ふわっとした食感に |
作り方はシンプルで、混ぜて型に流して焼くだけです。材料を混ぜる順番や混ぜ方などによって違いは生まれますが、家庭で少量作るのであれば、大雑把に全部まぜて焼けばひとまず美味しいチーズケーキができます。
私が好きなベイクドチーズケーキのレシピは『アトリエ・タタンのチーズケーキ』という本で紹介されている「タタンのチーズケーキ」です。一般的なベイクドチーズケーキには使わないある材料を使って作るのですが、簡単なのに驚くほど美味しいチーズケーキに仕上がります。
ニューヨークチーズケーキ

- ベイクドチーズケーキに比べてしっとりしていて口溶けがよい
- グラハムクラッカーを砕いたもので土台を作っている
- 湯煎焼きにする
- サワークリームを混ぜている
※ニューヨークチーズケーキには明確な定義はありません。必ずしもこのような特徴が当てはまるわけではありません。
カフェやレストランでよく見られるチーズケーキとして「ニューヨークチーズケーキ」があります。焼いて固めるタイプのチーズケーキなので、ベイクドチーズケーキの1種です。
一方で、普通のベイクドチーズケーキとの違いはわかりにくいものです。ニューヨークチーズケーキとはいったい何なのか、ベイクドチーズケーキとの違いも含めてその特徴を紹介します。
ニューヨークチーズケーキの材料・レシピ特徴
- クリームチーズ
- その他の乳製品(サワークリームが一般的、さらに生クリームを加える場合も)
- 砂糖
- 卵
- コーンスターチ
- 土台、あるいはトッピングとして砕いたグラハムビスケットを使うことが多い
焼き方は湯煎焼きが一般的です。稀に時間によって温度を変える焼き方を紹介している場合もあります。
ベイクドチーズケーキとの違い
色々なお店でニューヨークチーズケーキを食べ、ニューヨークチーズケーキの特徴についても調べましたが、ベイクドチーズケーキとの明確な違いは見当たりませんでした。
正直なところ、ニューヨークチーズケーキはベイクドチーズケーキとほとんど同じです。ただし一応、ニューヨークチーズケーキの特徴もあるといえばあります。まとめると以下のとおりでしょうか。
ベイクドとニューヨークの違い | |
---|---|
材料 | サワークリームを使っているレシピが多い クリームチーズの量がベイクドに比べて多い場合も 薄力粉ではなくコーンスターチを使う例が多い |
焼き方 | 湯煎焼きするレシピが多い |
味 | 濃厚でこってりしている サワークリームの風味、酸味がある |
食感 | ねっとりしている |
湯煎焼きとは、オーブンの天板(下の鉄板)にお湯を張った状態で焼く調理法です。これにより蒸し焼きに近い状態になり、しっとりした口溶けのよいチーズケーキに仕上がります。
ニューヨークチーズケーキのレシピを調べてみるとサワークリームを混ぜ、つなぎにはコーンスターチを使用している例が多くみられます。一般的なベイクドチーズケーキの場合はサワークリームは使わないレシピも多くあり、また生地のつなぎには薄力粉を使用する例が多くあります。これらの点にわずかにベイクドチーズケーキとの違いが見られます。
ただし上記の例から外れるニューヨークチーズケーキも見受けられます。たとえば湯煎焼きにしないもの、コーンスターチではなく片栗粉を使うものなどがあります。ニューヨークチーズケーキといっても作り手によって材料も焼き方も違います。ベイクドチーズケーキとほとんど同じレシピもあります。
参考までにニューヨークチーズケーキという名前で販売されていたチーズケーキを紹介します。



ニューヨークチーズケーキに明確な定義は存在せず、作り手が「ニューヨークチーズケーキ」といったらそれはニューヨークチーズケーキといえる、そのくらいのふわっとしたものがニューヨークチーズケーキです。
歴史や語源については以下のページでさらに詳しく解説しています。

バスクチーズケーキ

- スペインのバスク地方で見られるチーズケーキ
- 表面を焦がしている
- 中身は半熟気味でとろとろ
- 他のチーズケーキに比べて濃厚
2018年頃から見られるようになり、今ではコンビニやカフェの定番チーズケーキとなったバスクチーズケーキ。表面をガッツリ焦がした印象的なフォルムにどっしり濃厚な味が特徴です。現在も根強い人気があります。焼いて固めるチーズケーキなのでベイクドチーズケーキの一種です。
普通のベイクドチーズケーキとの大きな違いは何なのでしょうか。材料などの観点から紹介します。
バスクチーズケーキのレシピ・材料
- クリームチーズ
- 生クリーム
- 卵
- 砂糖
- 薄力粉
上記材料を混ぜ、高温(230℃など)、短時間で焼き上げる
材料はとてもシンプルですが、その分量が普通のベイクドチーズケーキよりも多くなっています。クリームチーズや生クリームの量は普通のベイクドチーズケーキの倍の量を使用するのが一般的です。バスクチーズケーキの強烈な濃厚さは分量の多さによるものなのです。
また200℃を超える高温で、短時間で一気に焼き上げます。これにより表面を焦がします。一方で中身はカスタードクリームのようにとろとろになります。1つのチーズケーキのなかにベイクドとレアのような食感が共存するのはこのためです。
ベイクドチーズケーキとの違い
前述のとおりバスクチーズケーキもベイクドチーズケーキの一種です。その理由を具体的に説明するなら、バスクチーズケーキはベイクドチーズケーキの材料の分量を増やして、焼き時間と温度を変えれば完成するからです。実際バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキの境目はけっこう曖昧です。
それでも一般的な特徴をあげてみると、以下のとおりになるでしょうか。
- バスクはクリームチーズの使用量が多い
- バスクは高温、短時間で焼き、表面を焦がしつつ、中身は半熟ぎみ
- バスクはずっしりした濃厚さと、クリーミーな口溶けを楽しめる

中毒性のある味わいで人気を集めました。その人気は一過性で終わるのではなく、チーズケーキの1つのジャンルとして定着しています。
バスクチーズケーキの特徴やブームになった理由などは以下のページで詳しく解説しています。

スフレチーズケーキ


- クリームチーズケーキに牛乳とメレンゲを混ぜて、湯煎焼きにする
- 日本発祥との説があり、海外では「ジャパニーズスタイル」とも呼ばれることも
- フワフワしたやわらかい食感を楽しめる
スポンジのようなフワフワの食感を楽しめるスフレチーズケーキは、焼いて固めるチーズケーキという意味ではベイクドチーズケーキの一種だといえます。しかし普通のベイクドチーズケーキとは大きく違う点があります。
スフレチーズケーキの材料・レシピ
- クリームチーズ
- その他の乳製品(家庭向けレシピでは牛乳を使う場合が多い)
- 卵(卵白と卵黄を分け、卵白はメレンゲにする)
- 砂糖
- 薄力粉
- その他、レモン汁など
※焼くときは低温で湯せん焼にする
一般的なベイクドチーズケーキは全卵を混ぜるレシピが多いです。一方でスフレチーズケーキは、卵白を泡立てたメレンゲを混ぜます。メレンゲを混ぜることで、カステラやスポンジケーキのような気泡があるふわふわのケーキに仕上がります。
ベイクドチーズケーキとスフレチーズケーキの違い
【一般的なベイクドチーズケーキ】
=クリームチーズに生クリーム、サワークリーム、全卵を混ぜる
【スフレチーズケーキ】
=クリームチーズに牛乳、メレンゲ、卵黄を混ぜる
上記は家庭向けレシピにおける違い
スフレチーズケーキの歴史
日本では1926年にはすでにレシピとして登場しています。この年に発行された『趣味と実用の西洋料理』のなかで「チーズスフレー」という名前で、そのレシピが紹介されています。
スフレチーズケーキは日本発祥という説があります。しかしスポンジケーキにチーズを混ぜた食べ物が本場のヨーロッパで生まれていないということは決してないと思うので、その説はあまり正確ではないような気がします。本当に日本発祥かどうかは現在調査中です。ただし、スフレチーズケーキが海外で「ジャパニーズスタイル」と呼ばれることもあるようです。
日本で初めてスフレタイプのチーズケーキを最初に発売したのは、1970年の大阪ホテルプラザという説があります。レシピ本を多数出版し巨匠とも呼ばれる安井寿一シェフが、 ドイツ語でケーゼクーヘンと書かれたレシピを参考に作り上げたとされています(『チーズケーキ本』昭文社)。
1985年には大阪の「りくろーおじさん」が「焼きたてチーズケーキ」の名前でスフレチーズケーキを販売。ブームとなりました。この大ヒットがきっかけで、スフレチーズケーキは日本のみならず、海外でも知られるようになりました(『ファッションフード、あります。』 畑中三応子 ちくま文庫)。
現在でもスフレチーズケーキは根強い人気を誇っており、昔ながらの洋菓子屋やパティスリーと呼ばれるフランス菓子屋、コンビニ、スーパー、カフェでもスフレタイプのチーズケーキが販売されています。
ぜひ色々な店のスフレチーズケーキを食べ比べてみてください。
2層のチーズケーキ(ドゥーブルフロマージュとも)

- レアとベイクド、2つを重ねたタイプが主流
- 2つの異なるチーズケーキを同時に楽しめる
- ルタオのドゥーブルフロマージュが有名
- スフレとレアや、スフレとレアとベイクドのような3層のチーズケーキもある
2層のチーズケーキとは、異なる2つのタイプのチーズケーキを重ねたチーズケーキです。チーズケーキの分類として語られることはありませんが、洋菓子屋のみならずコンビニやスーパーでも販売されるほど定着しています。ジャンルの1つとして数えても問題ないでしょう。
レシピの特徴
サイトによってそれぞれレシピが大きく違うので、一概にはいえませんが、概ねベイクドチーズケーキの上にレアチーズケーキをのせるタイプが多いようです。
またルタオのドゥーブルフロマージュを参考にした2層のチーズケーキの場合は、ベイクドチーズケーキの上にマスカルポーネチーズをベースにしたレアチーズケーキをのせるパターンが多いようです。
レシピは検索するとたくさん出てきます。
▶ドゥーブルフロマージュのレシピをGoogleで検索する
▶2層のチーズケーキレシピをGoogleで検索する
ちなみに有名なルタオのドゥーブルフロマージュは、その再現レシピがネットで紹介されています。
ドゥーブルフロマージュの歴史
ここではひとまず2層のチーズケーキの代表格であるルタオのドゥーブルフロマージュの歴史について簡単に紹介します。
2層のチーズケーキの代表格として知られるドゥーブルフロマージュを考案したのは、フラノデリスの藤田美知男さんだといわれています。『チーズケーキ本』によると、藤田さんが1994年にハワイに研修にいっていた時、重めのニューヨークチーズケーキにもう1つ別の味を加えたらいいのではないかと思いつきました。数年後に帰国し、東京のレストランで、そのアイディアを形にし、ドゥーブルフロマージュの原型を作成。藤田さんは、2001年に自身の洋菓子屋であるフラノデリスを富良野にオープンし、そこでドゥーブルフロマージュを販売しました。
ルタオのドゥーブルフロマージュは、藤田さんの技術指導によって考案されたチーズケーキです。ルタオが全国販売を行ったことでドゥーブルフロマージュは有名になり、2層のチーズケーキは他の店舗が模倣するほど人気のチーズケーキになりました。
色々な2層のチーズケーキ
2層のチーズケーキで最もポピュラーなのは、ベイクドチーズケーキの上にレアチーズケーキを乗せたタイプです。人気なのはルタオの「ドゥーブルフロマージュ」でしょうか。
他にも無印良品や、洋菓子屋のアンリシャルパンティエも2層のチーズケーキを販売しています。



レアとベイクドを重ねるのが主流ですが、スフレとベイクド、スフレとレア、レアとムースなど、様々な組み合わせが存在します。

驚くべきことにシャトレーゼではベイクド、レア、スフレの3種類を重ねたチーズケーキを販売しています。

その他のチーズケーキ
焼き菓子・菓子パン系チーズケーキ(通称)

焼き菓子・菓子パン系チーズケーキという呼び名は、筆者が勝手にそう呼んでいるものであり、明確にこういった分類があるわけではありません。
しかしチーズケーキの種類を語る上でこの焼き菓子・菓子パン系は絶対に外せない存在です。というのもスーパーやコンビニ、有名洋菓子店、観光地のお土産屋など色んな場所でこのタイプのチーズケーキを見かけるからです。
焼き菓子・菓子パン系チーズケーキの主な特徴は、常温で販売されていることです。たとえば無印良品の「不揃いチーズケーキ」やセブンイレブンの「2種チーズを使用したチーズケーキ」などが、このジャンルのチーズケーキに入るのですが、どちらも常温で販売されています。

他にもコンビニやスーパーの菓子パンコーナーに置いてある「チーズタルト」「チーズケーキ」などの商品がこのジャンルに入ります。

焼き菓子系はコンビニ・スーパーに特有のものではありません。デパ地下にある贈答用洋菓子を販売する店でも見られます。たとえば「資生堂パーラー」や「アンリ・シャルパンティエ」「グラマシーニューヨーク」も、焼き菓子系のチーズケーキを販売しています。

その他、山崎製パンが販売している「北海道チーズ蒸しケーキ」もこのジャンルに入ると考えられます。

チーズケーキというよりは、「チーズを使った菓子パン」「チーズを使った焼き菓子」というほうがわかりやすいかもしれません。
ちなみに菓子パン・焼き菓子系チーズケーキは商品によって味や食感、風味は大きく違います。たとえば無印良品の「不揃いチーズケーキ」はパウンドケーキのような質感でチーズの風味は弱めですが、セブンイレブンの「2種チーズケーキを使ったベイクドチーズケーキ」や資生堂パーラーのチーズケーキはねっとり感が強く、生菓子のベイクドチーズケーキに近い食感に仕上がっています。
チーズタルト

チーズタルトは、タルト生地の上にチーズケーキをのせた食べ物です。エッグタルトやフルーツタルトのようなタルトの一種と考えるか、チーズケーキの一種と考えるかはそれぞれ意見があると思います。ひとまず本記事ではチーズケーキの一種として紹介することにしました。
一口にチーズタルトといっても、レアチーズタルトとベイクドチーズタルトがあります。ベイクドとレアの両方をのせる場合もあります。
専門店が多いのも特徴の1つです。たとえば「BAKE CHEESE TART」や「PABLO」などのチーズタルト専門店が存在します。

チーズタルトとタルト生地を使ったベイクドチーズケーキやレアチーズケーキに厳密な違いはあるのでしょうか。正直、明確な違いはなく、単に店側がどちらで呼ぶかの違いでしかありません。
たとえば、どこからどう見てもチーズタルトなのに「ベイクドチーズ」という名前で売っている場合や、逆に一般的なベイクドチーズケーキと同じものが「チーズタルト」という名前で売られている場合があります。
以下の写真は「チーズタルト」という名前で売っていたものですが、ベイクドチーズケーキとして売っても不自然ではありません。

また以下の写真は一見チーズタルトですが、商品名は「ベイクドチーズケーキ」でした。

このようにチーズタルトとチーズケーキの定義や呼び方に明確な決まりはありません。結局のところ店側が「チーズタルト」として売り出すか「チーズケーキ」として売り出すかによって、チーズタルトかチーズケーキかが決まります。
だからといってチーズタルトをベイクドチーズケーキ、あるいはレアチーズケーキの一種としてしまうのも、やはり何か違う気がします。商品名には必ず店側の意図が存在します。「チーズケーキ」ではなく「チーズタルト」として販売するのは「タルト」として売り出したいから、あるいは「タルト」として食べてほしいからです。なぜその店は「チーズタルト」という名前で販売しているのか、その意図を想像しながら食べるとまた楽しみが広がるかもしれません。
トゥルトフロマージュ(トゥルトゥフロマージュ)
あまり日本では知られていませんが、フランスの地方菓子に「トゥルトフロマージュ」というものがあります。

「トゥルトフロマージュ」は、フランス生まれの地方菓子の1つです。19世紀のフランスで生まれたという説があります。
チーズケーキに分類されることもあります。日本ではほとんどみかけないタイプのチーズケーキですが、フランスではスーパーで売っているほどポピュラーな食べ物です。日本でも東京のある店が販売していますが、焼き菓子と並んで常温で販売されています。
その味、食感を一言で表現するなら、スフレとタルトとバスクチーズケーキを足して3で割ったような感じでしょうか。ちなみにレシピは簡単に調べられます。
▶トゥルトー・フロマージュ – 森永乳業
飲むチーズケーキ
飲むチーズケーキとは、簡単にいえばチーズケーキのような味がするドリンクです。



どれもドリンクタイプであり、噛めないチーズケーキです。一方でそれぞれ質感も味もまったく違います。
たとえば青山フロマージュが販売しているクレームフロマージュは、けっこうドロドロした質感で、飲むヨーグルトのような質感でした。一方で森永乳業が販売していた「チーズケーキのめちゃった」はシャバシャバ系で、一般的なドリンクのように飲めました。またミニストップが販売していたグルグル飲むチーズケーキは、固形のチーズケーキをかき混ぜて液体状にしてから飲むタイプで、ちょうどマックシェイクのような質感でした。
このように、一口に飲むチーズケーキといってもその質感は千差万別です。
「チーズケーキ」という名前がついたドリンクは数年前から存在していました。詳しい歴史は調査中ですが、私がチーズケーキに注目しはじめた2017年にはすでに存在していました。
2020年頃になると洋菓子屋、コンビニ、スーパーでも販売されるようになります。農林水産省が発表している2021年流行スイーツ予想でも紹介されている(農林水産省)。
飲むチーズケーキのヒットの要因について、食のトレンドに関するWEBマガジン『Food Clip』は、2018年のバスクチーズケーキブームがその一因なのではないかと述べています。また同記事では「飲むチーズケーキは、2020年頃からタピオカに続く新たなスイーツドリンクブームのひとつとして注目されています」と述べており、タピオカブームとの関連性についても述べています(飲むチーズケーキ?スイーツドリンクが新トレンド新感覚 – Food Clip)。
2018年頃に発生したタピオカとチーズケーキの流行は、飲むチーズケーキのヒットの主要因であることは間違いないでしょう。
現在、飲むチーズケーキは一時期に比べると耳にする機会は明らかに減りました。ただし前述のとおり、飲むチーズケーキはそもそも数年前からある場所にはあったものです。今後も同じように、”ある場所にある”くらいの存在としてあり続けるのでしょう。
チーズバウム

バームクーヘン(バウムクーヘン)の輪っかの穴のなかにチーズケーキを入れたユニークな食べ物が存在します。しかもこれは、一部の店が販売しているわけではなく、コンビニでも販売されたことがあります。

洋菓子の中でも特に人気なバームクーヘンとチーズケーキを一緒に楽しめるスイーツです。個人的には非常に好きなのですが、ブームになったことはありません。
チーズケーキはベイクドタイプが一般的です。レアチーズケーキがバームクーヘンに入った商品はまだ見たことがありません。
バームクーヘンの穴に生地を流し込むタイプが一般的ですが、一度だけ穴だけでなく、表面にもチーズケーキを載せた商品を食べたことがあります。

現在は購入できないようですが、バスクチーズケーキとバウムクーヘンを一緒に合わせた後にも先にもここだけの食べ物でした。
樹林のチーズケーキとバウムクーヘンの融合スイーツはネットショップでも購入できます。バウムクーヘン好きはぜひ。
チーズケーキサンド

ビスケット、あるいは食パンでチーズケーキをサンドした食べ物が、2020年頃から見られるようになりました。
ちょうど2020年頃はフルーツサンドやバターサンドが盛り上がった時期でした。〇〇サンドの派生商品としてチーズケーキをサンドしたサンドイッチや、バターサンドにチーズを加えたチーズバターサンドといったものが見られるようになりました。
現在でも一部のサンドイッチ屋や洋菓子屋が販売しているほか、コンビニ、スーパーでも定期的に販売されています。
チーズケーキサンドにおける私のおすすめはRunny Cheeseというチーズスイーツ専門店が販売しているチーズバターサンドです。

チーズを混ぜたバターだけでなく、羽二重餅と餡こもサンドしています。サクサクのクッキー生地との相性も非常にいいです。1つ食べるともう1つ食べたくなるような魅惑の美味しさです。
ビーガン・プラントベースチーズケーキ

ビーガン・プラントベースチーズケーキとは、簡単にいえば、チーズや卵などの動物由来の材料を使わないチーズケーキのことです。
チーズを使っていないケーキをチーズケーキの1つとしてカウントするかどうかは賛否があると思いますが、それが厳密にチーズケーキかどうかに関係なく「チーズケーキ」と呼ばれる食べ物について私は観察したいと考えています。そのためヴィーガン・プラントベースチーズケーキを本ブログ、及び本記事では1つのジャンルとしてカウントし、紹介しています。

さて、ビーガンチーズケーキは環境問題や動物愛護の観点から、販売する店が増えています。私がはじめてヴィーガン・プラントベースチーズケーキを食べたのは2019年頃で、当時はヴィーガンチーズケーキを売るお店は2、3軒しかありませんでした。また値段も高く、味も今一つで、決して手軽に買えるようなものではありませんでした。
2022年頃になると、検索すれば簡単に見つけられるほど増えました。値段も徐々に手頃になり、味も格段に良くなっています。ヴィーガン・プラントベースへの関心が着実に高まってきていることや、それに伴ってノウハウが共有されるようになったからでしょうか。
最近では、家庭用のヴィーガンチーズケーキのレシピも簡単に見つかります。
ヴィーガンチーズケーキはチーズの代わりに豆腐やナッツ類をペースト状にしたものを使っています。筆者が食べた「HealthyTOKYO Cafe & Shop」のヴィーガンチーズケーキは、ナッツ類を使うタイプでした。
クオリティが上がってきたとはいえ、やはりチーズを使ったチーズケーキと完全に同じとはいえません。やはり舌ざわりや風味は違います。ただし最近のヴィーガン・プラントベースチーズケーキは、それはそれとして十分に美味しくなっています。
一般的なチーズケーキに寄せようとするのではなく、ヴィーガン・プラントベースチーズケーキは、それ固有の魅力を追求していき、普通のチーズケーキとは違う魅力で勝負すればいいのではないかと私は思っています。今後もどんなプラントベースチーズケーキが生まれるのか、楽しみです。
個人的に美味しいと思ったのは、UPBEET TOKYOが販売しているヴィーガンチーズケーキです。舌触りの良さ、口当たりの良さ、食感の多彩さ、風味の良さなど、どれをとってもこれまで食べたヴィーガンチーズケーキのなかで一番でした。

チーズケーキの種類は大別すると2種類
最後に述べておくとチーズケーキは大きく「焼くチーズケーキ」と「焼かないチーズケーキ」の2種類に分けられます。ベイクドやレアなど色々な名前のチーズケーキがありますが、基本的にはどれもこの2つに分類可能です。
- 焼かないチーズケーキ(冷やして固めるチーズケーキ)
- レアチーズケーキ
- クレームダンジュ
- ティラミス
- カッサータ
- 飲むチーズケーキ
- 焼くチーズケーキ(焼いて固めるチーズケーキ)
- ベイクドチーズケーキ
- バスクチーズケーキ
- ニューヨークチーズケーキ
- スフレチーズケーキ
- チーズテリーヌ
- 菓子パン系チーズケーキ
- 2層のチーズケーキ(ドゥーブルフロマージュなど)

それぞれのチーズケーキの違いがわかるよう特徴をまとめました。
上記は違いがわかりやすいように簡略化しています。使用する材料は分量、焼き時間はレシピによって異なります。
終わりに
以上チーズケーキの種類をまとめてきました。レアとベイクド以外は身勝手な分類になりましたが、各チーズケーキに明確な定義がないので、それは仕方がないということで、ご了承いただければと思います。
今回は筆者がこれまで食べてきたチーズケーキのなかで分類しました。一方で、世界にはまだまだ色々なチーズケーキがあります。調べたところによると、アメリカにはニューヨークチーズケーキの他にもシカゴチーズケーキなるものが存在するようです。またロシアやポーランド、ドイツやアフリカなどにも独自のチーズケーキがあるそうで、チーズケーキの奥深さに驚かされる毎日です。そのうち世界のチーズケーキをまとめたいと思っています。しばしお待ちを!
更新ログ
2023年11月30日:記事の内容を加筆修正しました
2023年4月26日:記事の内容を大幅に加筆修正しました
2023年8月4日:記事の内容を大幅に修正しました、内容をコンパクトにしました