北海道の余市町の道の駅で見つけたチーズケーキです。商品名は非常にシンプルで「余市で見つけたメイプルチーズケーキ」です。
余市町は、小樽市から車で30分ほどの場所にある、積丹半島の付け根の部分にある街です。市ではなく町です。
北海道内でも比較的温暖な地域で、自然環境に恵まれています。日本有数のワイン用ぶどうの産地として知られています。近年ではワイナリーも増えています。ワインの産地としても知名度を上げています。またかつてはニシン漁で栄えた街であり、ニシン漁の際に歌われたソーラン節の発祥の街とも言われています。
魅力たっぷりな余市の街にある道の駅で見つけたのが、「余市」という町名が商品名に使われたチーズケーキです。
表面のマスコットキャラクターは「ソーラン武士!!」です。前述のとおり、余市町はソーラン節発祥の地と言われています。ゆるキャラはソーラン節にちなんでいます。
常温で売られており、値段は1188円でした(2022年9月頃)。日持ちは2ヶ月ほどです。
ケーキのサイズは手のひらに納まるくらいです。一口か二口で食べられるサイズです。こちらが20個入っています。個包装なので、大人数のお土産にちょうどいいです。
実際のケーキは、コンビニで売られている蒸しパンのような見た目です。
蒸しパンよりはもう少し固めの質感です。しっとりはしていますが、ふわふわというよりは、もさっとした感じがあります。
また中にはクリームが入っています。マーガリンくらいの硬さです。メープルチーズケーキというだけあり、メープルの風味は感じます。ただしチーズケーキというほど、チーズの風味や味は感じません。
菓子パンタイプのチーズケーキには、あまりチーズの風味がしないものが多いものです。一方でこちらはなかでもチーズの風味が弱かったように思います。チーズケーキというよりは、メープル風味の蒸しパンといった感じでしょうか。
チーズや乳製品の風味や味はありませんが、お菓子としては美味しいです。1つ1つのサイズが小さいので、ちょっと甘いものが食べたいという時にちょうどいいです。
ちなみにですが、余市町はチーズが有名なわけではありません。前述のとおり畑作と漁業が盛んな街です。乳牛の牧場かどうかはわかりません。あったとしても余市の乳製品を使っているとは一言も書かれていません。単に余市という名前をつけたチーズケーキです。おそらく菓子メーカーに発注して、余市のお土産になりそうなものを作ったのでしょう。
同じチーズケーキは東京渋谷の宮下パークでも
実は、ほぼ同じチーズケーキを東京渋谷の宮下パークのお土産ショップで購入したことがあります。
※以下は解説記事
商品名とパッケージデザイン以外は同じです。
つまり、北海道の余市町と東京渋谷の宮下パークで同じチーズケーキがお土産として販売されているのです。
製造者の記載はありませんでしたが、おそらく同じです。お土産ショップで販売するような菓子を製造しているメーカーがあり、余市と渋谷の販売者が、その会社に発注したのでしょう。
街のお土産ショップには高確率でチーズケーキがあります。ご当地の材料を使ったチーズケーキから、今回紹介したような、単に地名を商品名に入れただけのチーズケーキもあります。
これまで色々なチーズケーキをみてきました。それにしても今回のように商品名とパッケージデザイン以外はすべて同じという例は初めてです。正直、「そんなのあり?」と思いました。一方で、また別の街で同じチーズケーキに出会えるかもしれないという期待もあり、旅行の楽しみが1つ増えました。また見つけたら当ブログで紹介できればと思います。