青森県弘前市の中央弘前駅のすぐ近くにはちょっとした商店街があります。この一帯は洋菓子屋が密集しているエリアでもあります。
たとえば戦後間もない頃から弘前に存在し、青森の定番で土産である「いのち」を製造販売しているラグノオささきの洋菓子屋があったり、以前このブログで紹介したパティスリーベルジェ、弘前を代表するフレンチレストランの山崎が手掛けるパティスリー山崎など、徒歩圏内に驚くほど多くの洋菓子屋があります(洋菓子屋が多い理由はこちらで考察)。
今回紹介するP TISSERIE LE CHOCOLAT(パティスリー・ル・ショコラ)も、そんな洋菓子屋密集エリアにある店です。
外観がとても特徴的な店です。曲線のある不思議な形をした建物と立派な玄関。一度見たら忘れないとても印象的な建物です。
店の外には「りんごの街のアップルパイ」という旗があります。弘前は街をあげてりんごを推しているようで、市内のあらゆる場所でりんごを使った食べ物を見かけます。洋菓子屋では必ずといっていいほどアップルパイが販売されており、アップルパイガイドマップというものが存在するほどです(弘前の観光協会が発行)。色々な店のアップルパイを一気に食べられる街です。
フランス語の上品なケーキや馴染みのあるケーキも
さて、店の商品のラインナップですが、フランス語を使った上品なものから、コーヒーゼリーやティラミス、ショートケーキなどの馴染みのあるものまで、バランスよくならでいます。
また「こがしロールというちょっとめずらしいケーキや、「ケーキ屋さんの杏仁」というどんな味なのかとても気になる商品もあります。もちろん季節によってラインナップは変わる場合があります。
今回はフロマージュフリュイコンフィーというチーズを使ったケーキとアップルパイを購入しました。
フロマージュフリュイコンフィ(チーズを使ったドライフルーツ、はちみつ、バニラのケーキ)
オーソドックスなチーズケーキはなかったのですが、チーズを使ったケーキとしてこちらがありました。「フロマージュフリュイコンフィ」という商品です。
フリュイは果物・果実を意味します。コンフィは、浸す調理法のことです。このケーキの場合は、はちみつとレモン、バニラに浸けたドライフルーツを使用しています。また生地にはチーズを合わせています。その意味ではチーズケーキであるといえます。
表面にはホイップしたクリームとくるみが添えてあり、土台にはクッキー生地が敷いてあります。いかにもパティスリーのプチガトーといった感じの上品な外見です。
ドライフルーツの食感と芳醇な風味が、チーズの風味ととてもよくマッチしています。食感の楽しさ、繊細な味と風味の楽しさを一度に体験できるレベルが高いチーズケーキです。
アップルパイ
またアップルパイは、りんごの果肉が表面に露出したタイプです。りんごは紅玉を使っています。またシナモンも使っています。
パイ生地が溝のようになっているのも特徴的です。このパイ生地はパリパリ、サクサクで、りんごも程よい甘みです。個人的にかなり好きなアップルパイです。
公式サイトやマップなど
他にも弘前にはチーズケーキ、アップルパイを食べられる店がたくさんあります。私が実際に訪問した店は以下のページでまとめて紹介しているので、ぜひご覧いただければと思います。
また弘前に洋菓子屋とフランス料理屋が多い理由については、以下のページで考察しています。興味がある方はぜひご覧ください。
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