ニューヨークチーズケーキ発祥の地であり、チーズケーキを考える上で欠かせない土地であるニューヨークを先日訪問して、11店舗、全13種類のチーズケーキ(チーズスイーツ含む)を食べてきました。お店の簡単な説明とチーズケーキの特徴を紹介します。
後半ではまとめとして、ニューヨークと日本のチーズケーキ事情の違いについても紹介しています。限られたサンプルでの考察ではありますが、今のニューヨークのチーズケーキ事情に触れた内容になっているので、ぜひご覧いただければと思います。
ニューヨークで食べた全11店舗13種類のチーズケーキ(ティラミス、カンノーリ含む)
① Veniero’s Pasticceria & Caffeのチーズケーキとカンノーリ

Veniero’s Pasticceria & Caffeは、マンハッタンのダウンタウンのイーストビレッジにある1894年創業のカフェを併設したケーキショップです。ニューヨークのカフェ併設の店としては珍しいチルドスイーツに特化したお店でもあります。
イタリア系にルーツがあるお店ということで、カンノーリやティラミス、ババといったイタリアならではのスイーツがあるほか、ニューヨークチーズケーキやチョコレートケーキといったアメリカらしさのあるスイーツもあります。今回訪問した店のなかでひときわ種類が豊富でした。手頃なサイズのケーキのラインナップも豊富なので、ニューヨークで色々なケーキをみたいなら、こちらにいくのがおすすめです。
今回はCheesecake NY Style、Cheesecake Italian、そして名物のCannoliをいただきました。
Cheesecake NY Style($7.75)

イタリア系の店ではあるものの、ニューヨーク名物であるニューヨークチーズケーキもしっかりありました。しかもストロベリーやアーモンド、チョコ、オレオといった変化球もありました。今回はひとまずプレーンを注文しています。

フラットな表面や、薄い色はいかにもニューヨークチーズケーキ。一方で底のクッキー生地はありません。食感はねっとりしており、ざらつきのないなめらかな舌触りです。味わいはクリーミーでどっしりしていて濃厚です。他店と比べると濃厚で厚みのある印象ではありますが、ほんのり酸味があるので後味はすっきりしていました。
Cheesecake Italian($8.5)

イタリアンチーズケーキというなかなか珍しいタイプで、イタリア生まれの乳製品であるリコッタを使ったベイクドチーズケーキです。

食感はふわほろとした、口のなかで崩れるような感じで、ねっとりしたニューヨークチーズケーキとは全然タイプが違います。ふわりと口のなかにクリーミーさが広がると同時にリコッタ特有のモイストな甘味があるのが特徴的。ニューヨークチーズケーキに比べると濃厚さは控えめで、全体的に軽い印象です。強いクセがあるわけではありませんが、ニューヨークチーズケーキとはもちろんタイプが違いますし、日本で販売されているどのチーズケーキともまた違った、みずみずしい甘さを感じられました。
Cannoli($6)

同店の名物であるCannoli(カンノーリ。イタリアでは単数形のcannoloで知られるがニューヨークではCannoliで普及している)はイタリア・シチリア発祥のお菓子で、小麦粉ベースの筒状の生地にリコッタを使ったクリームを詰めたお菓子です。イタリア発祥であるものの、イタリア系アメリカ人が多いニューヨークを代表するデザートにもなっており、イタリアのみならずベーカリー、カフェなど様々な場所で売られています。
同店ではバニラ、チョコレートのほか、外側がチョコレートのバニラとチョコレートの合計4種類がありました。今回はひとまず、スタンダードだと思われるバニラをいただいています。

外側のシェルと呼ばれる部分は、サクサク、ザクザクで、カラッとしつつも香ばしい味わいの生地でこれだけでも十分においしいです。中身のクリームはリコッタをベースに、ホワイトチョコ、バニラ、ピスタチオを使っているそうで、ホワイトチョコや乳製品のコクなどが合わさり、深みがあって、単体で食べてもおいしいくらい味がしっかりしています。
サクサクとねっとりの食感のコントラストと、クッキー的な香ばしい味と乳製品ベースの濃厚な味の相性は抜群によく、これ1つで完成されている感があります。これが人気なのもうなづけるおいしさです。
② William Greenberg Dessertsのカップタイプのチーズケーキ

William Greenberg Dessertsは、1946年創業、マンハッタンのアッパーイーストサイドのメトロポリタン美術館からほど近い場所にある、主に焼き菓子を販売するお店です。対面販売のお店で、マフィンやクッキー、アップルパイなどの焼き菓子のほか、チーズケーキやレイヤーケーキといったチルドケーキも販売しています。特にBlack & White Cookie(表面の半分を黒く、半分を白く覆ったニューヨークで人気のクッキー)が人気だそうです。
そしてチーズケーキはホールケーキだけでなく、小さいサイズ(店頭にはありませんでしたが、スタッフに聞いたら出してもらえました)もあったので、そちらを注文。


表面の薄い色味はいかにもニューヨークチーズケーキなのですが、食感はねっとりのなかに、どこかむっちりした感じがあり、他とは違っていました。味はひときわ控えめで、あっさり系です。クリームチーズの味わいや、乳製品が持つ旨味はしっかり感じられるのですが、どっしり感じる濃厚さや強烈な甘味などはなく、とても食べやすいです。
ニューヨークで最初に食べたニューヨークスタイルのチーズケーキがこちらで、味の濃いケーキをイメージしていたのですが、思いのほかやさしい味だったので驚きました。
ほかにもマフィンを購入したのですが、こちらも落ち着いた味でした。高級住宅地にある店なので、健康意識が高い人が利用客としては多いので、落ち着いた味の商品が多いのかもしれません。
③ Eileen’s Special Cheesecakeのプレーンとストロベリー

Eileen’s Special Cheesecakeはマンハッタンのノリータ(Nolita)地区(SoHoやリトルイタリーのすぐ近く)にある、チーズケーキで有名な店です。1人でも食べやすい小さいサイズで販売しており、しかも24種類(売り切れている場合もあります)ものバリエーションを揃えます。
基本的にはどれもニューヨークチーズケーキをベースにしたもので、表面に果物のソースをトッピングしていたり、生地に何かを混ぜることで種類分けしているのですが、ラズベリー、ストロベリー、キーライム、マンゴーのほか、レッドベルベットやスモアのように日本では見られない珍しいチーズケーキもありました。
今回はClassic Plain($6.50)とStrawberry($7)をいただいてみました。

円柱型で、底には細かく砕いたクッキーを固めた生地を敷いています。表面はニューヨークチーズケーキらしいフラットな表面と薄いクリーム色です。


食感はどちらかといえばねっとり系ではあるのですが、どこかほろりと崩れるような表情もあります。底のクッキー生地はサクサクで、おそらくグラハムでしょうか、ほんのり香ばしい味がします。ほどよい甘味とコクで、ニューヨークチーズケーキながら全然重たい感じもありません。胃袋に余裕があれば、全然2個くらいは食べられそうです。
Strawberryは先程のプレーンに、ストロベリーソースと苺の果肉をトッピングしたもの。

ソースは苺の酸味と甘味をしっかり活かした味わいで、苺の果肉はじゅわりという食感をそのまま楽しめます。苺を使ったソースは日本だと果肉はぐちゃぐちゃになっているものが多いのですが、こちらは生の苺をそのまま使っているのか、しっかり果肉感があります。


酸味も感じられる苺ソースはチーズケーキとの相性が抜群に良かったです。他のお店でも苺ソースのチーズケーキを食べたのですが、どこも果肉感がしっかりあり、ほどよく酸味を際立たせたものを使用していました。
一応店内でイートインもできますが、カウンター席が2席あるのみです。基本的にはテイクアウトを想定しています。店頭にベンチがあるほか、ニューヨークはいろいろな場所にベンチがあるので、そういった場所で食べるのもいいかもしれません。
④ Junior’sのオリジナルチーズケーキ

Junior’s(ジュニアーズ)は1950年にニューヨーク・ブルックリンで創業したダイナー&レストランです。マンハッタンのド真ん中であるタイムズスクエアのすぐ近くにも店舗があり、ニューヨークを代表するチーズケーキのお店となっています。
創業時から発売しているチーズケーキは、ニューヨークを代表するチーズケーキであり、また1973年開催のニューヨークのチーズケーキのNo.1を決める企画「Cheesecake Olympics”」では、No.1にもなっており、ニューヨークチーズケーキを語るうえでは欠かせないお店です。今回は本店のブルックリン店を利用しました。
チーズケーキが有名な店というだけあり、10種類以上ありました。こちらも基本的にはニューヨークチーズケーキをベースにフルーツソースのトッピングや、生地にキャラメルやチョコを合わせる形で種類わけしています。
今回はひとまずORIGINAL CHEESECAKE($9.25)をいただきました。


フラットな表面と薄い焼き色はTheニューヨークチーズケーキといった感じですが、底の土台はクッキー生地ではなく、薄いスポンジ生地です。調べてみたところ、これはチーズケーキと食感の一体感を持たせるためのJunior’sならではのこだわりだそうです。
その食感は、舌に絡みつくようなねっとりしていてクリーミー。口のなかですっと馴染んでいくような、ニューヨークチーズケーキならではの口どけを味わえます。またスポンジ生地の土台は、本体部分とほぼ一体となっており、その口どけを思う存分に楽しめます。

そして味は、他店のニューヨークチーズケーキよりも重厚で、どっしりした印象です。他のお店はクリームチーズにサワークリームをブレンドしているのに対して、こちらはクリームチーズに生クリームをブレンドしているそうで、生クリーム特有のミルキーで濃厚な味わいが口に広がります。イメージ通りのアメリカのチーズケーキといった感じの、濃厚さ、重量感でした。
⑤ Magnolia Bakery(マグノリアベーカリー)の真っ赤なチーズケーキ

Magnolia Bakeryは焼き菓子やチルド菓子を販売するお店です。ニューヨークに11店舗あるほか、他の都市やUAE、トルコ、インド、フィリピンなど世界中に出店しています。日本にも2017年まで原宿に店舗があったので、ご存知の方もいるかもしれません。
カップケーキが名物で、有名映画でも紹介されたことがあるそうですが、今回訪問してみたところ、チーズケーキも種類が豊富で、プレーンのほか、バニラ、レッドベルベット、キーライム、ブルーベリー、パンプキンなどがありました。今回はひときわ目を引く色のRed Velvet Cheesecake ($8.95)を注文してみました。


今回はHudson Yardsにあるショッピングモールの店舗を利用しました。テイクアウト専門店なのですが、ショッピングモールのイートインスペースが使えるので、その場で食べることができます。
Red Velvet Cheesecakeは、前述のJunior’sのほか、チーズケーキが豊富な店でも見られるアメリカの定番フレーバーです。フレーバーといっても特別な味がついているわけではなく、この色は着色料によるものです。ベースはプレーンのニューヨークチーズケーキとなっていますが、土台の素材がココア風味のクッキー生地となっています。

その味についてですが、決してベリー系の味がするわけではありません。食感は、ねっとり系ではあるものの、舌に絡みつくような感じは控えめで、ほろほろと崩れるような感じもあり、なんともなめらかです。底のクッキー生地はサクサクしており、そのコントラストを楽しめます。その奇抜な見た目に反して味は落ち着いていて、やさしいコクと甘味が口に広がります。クリーミーな味わいといっしょに広がるココアのビターな味がいいアクセントになっています。奇抜に見た目に反して、食べやすく、そしてしっかりおいしいチーズケーキでした。

ちなみにこのような色をしている理由ですが、Red Velvet Cakeに由来します。これは現在アメリカの定番デザートとなっている、イギリス生まれの真っ赤なレイヤーケーキ(レイヤーケーキはスポンジとクリームを数段重ねたケーキ)です。19世紀から存在する歴史のあるケーキで、もともとはココアパウダーを使っていたそうですが、当時のアルカリ処理を経ていないココアパウダーは他の材料と化学反応を起こすことで、自然とケーキが赤く染まっていたとのこと。現在は着色料で赤くしていますが、元々はココアの化学反応による色なのです。そしてこのRed Velvet Cakeをチーズケーキにアレンジしたものが、今回紹介したRed Velvet Cheesecakeです。ニューヨークでは簡単に見つけられるので、ニューヨークならではのケーキとしてぜひ。
⑥ Grace Street Coffee & Dessertsのバスクチーズケーキ

Grace Street Coffee & Dessertsはマンハッタンのコリアンタウンと呼ばれるエリアにある、東アジアのスイーツを主に販売するカフェです。韓国風かき氷やハニートースト、大福みたいなスイーツ、バスクチーズケーキ、ふわふわ系のワッフルなど、日本でも馴染みのあるメニューが並んでいます。
バスクチーズケーキはプレーンと抹茶、チョコレートの3種類があり、サイズがSmall、Medium、Largeの3種類あって、Smallは2人分前後の食べやすい大きさになっています。
今回はバスクチーズケーキのSmallをいただいています。

ちなみに商品名は「BURNT BASQUE CHEESECAKE」と、「焦がした」を意味する「BURNT」が頭についています。表面の焦げた状態を表したやや親切な名前で流通しているのは、日本とちょっと違う点です。
見た目は日本でもお馴染みの表面をガッツリ焦がしたスタイルです。食べてみると、まず外側はむっちりしており、内側に進むにつれてとろとろになっており、日本でもお馴染みのバスクチーズケーキの食感が表現されています。



そして味ですが、けっこう主張が強めです。クリーミーな風味と一緒にガツンと濃厚な味が広がり、またアクセントとしてカラメルのほろ苦みを感じます。甘味、塩味、ほろ苦味の味がはっきりしているほか、それを下支えする乳脂肪のコクがどっしり構えており、重量級の味わいとなっています。正直、途中で飽きてしまいました。
⑦ The Cheesecake Factoryのオリジナル

The Cheesecake Factoryは、30種類近くのチーズケーキを販売するカジュアルレストランです。アメリカだけでも200店舗以上出店しているほか、中東や香港にも出店しています。日本でもコストコや成城石井で、時々、ここのチーズケーキが販売されています。私も食べたことがあります。アメリカを代表するチーズケーキレストランということで、訪問してみました。
ちなみにマンハッタンには店舗がなく、一番近いのは隣の州のニュージャージーか、ニューヨーク市クイーンズというエリアにあります。今回はニュージャージーの店舗を利用しています。ニューヨークで食べたチーズケーキではありませんが、一応、ニューヨークからアクセスできるお店ということで紹介します。
前述のとおり30種類以上のチーズケーキがあります。果物系からナッツ系、チョコレート系など様々です。今回は初訪問ということで、ORIGINALをいただきました。
ニューヨークチーズケーキの上にサワークリームをトッピング。底と側面にはグラハムのクッキー生地を敷いています。さらにホイップクリームのトッピングもあります。


アパレイユの部分はねっとりしており、舌触りはとてもなめらかです。底のクッキー生地はザクザクしていてとてもいい歯ごたえです。表面のクリームはつるっとしており、全体で3種類の食感を楽しめるようになっています。
味について、濃厚なのは間違いないのですが甘味はそれほど強くはなく、すっきりした印象です。クッキー生地は香ばしい風味とシナモンのキリッとした風味があって、これがクリーミーなチーズケーキととてもよくマッチしています。

前述のとおり同店のチーズケーキは日本でも買えることがあり、食べたことがあります。ゆえに予想通りというか、目新しさはなかったのですが、このボリュームにもかかわらず、全然くどさを感じることがありません。ちなみにカロリーが書いてあって、これ1つで830kcalとのこと。それほど重たい印象はなかったので驚きました。
⑧ IT Italian Trattoriaのヌテラティラミス

IT Italian Trattoriaはマンハッタンやマイアミに出店している、イタリアンレストランです。セルフサービスのカジュアルなお店ながら、注文を受けてから焼く、クオリティの高いピザを提供しています。他にもパスタやサンドイッチなど、メニューが豊富で、ニューヨークらしさがあるかというと微妙ですが、普通においしい食事ができる店です。
到着日にタイムズスクエアを観光し、その帰りに夕食がてらふらっと利用した店だったのですが、ティラミスが3種類ほどありました。ティラミスはスタンダードのものとチョコレートスプレッドで知られるNutella(ヌテラ)、そしてピスタチオの3種類。せっかくなので日本ではまずみかけないNutellaのティラミスを注文($8.95)。

あくまで推測ですが、本体はマスカルポーネにNutellaを合わせたムースで、底にはマルサラワインを合わせたシロップを染み込ませたフィンガービスケットです。表面はNutellaとカカオニブです。


ほどよく空気を含んだふわふわでしっとりした口当たりと、フィンガービスケットのふわふわの食感のコントラストを楽しめます。味はけっこう強めで、なによりNutellaの存在感が強い。がつんとチョコの深みのある味わいが広がります。また底のシロップもけっこう甘めだったので、正直、途中でくどくなりました。食後のデザートに1人で1個食べるのは正直つらそうです。
⑨ Siena Bakehouseのシンプル系チーズケーキ

Siena Bakehouseはマンハッタン南部、ウォール街の近くにあるベーカリー・カフェです。歴史を感じる建物の一階にあるのですが、店内はフレンチモダンを思わせるおしゃれな内装となっています。
クロワッサンのほか、クロワッサンを使ったサンドイッチや、ドーナツ、ケーキなどスイーツから惣菜パンまで販売。ドリンクはラテやカプチーノなどのエスプレッソベースのほか、抹茶ラテやチャイラテ、ソフトドリンクもあります。カフェ好きが気に入るであろう、雰囲気、商品ラインナップの店です。
チーズケーキはストロベリーやブルーベリー、オレオなどいくつか種類がありましたが、今回はスタンダードなNY Cheesecake($9)をいただきました。

フラットな表面、薄い焼色、底に細かく砕いたグラハムクッキーを敷き詰めており、イメージどおりのニューヨークチーズケーキといった感じ。

口に入れてみてまず感じるのは、なめらかな舌触りで、咀嚼と同時に口のなかですっとなじんでいきます。また細かく砕いたクッキーが口のなかでほろほろと崩れ、細かい粒子が歯にあたり、なんとも楽しいです。

そして味ですが、クリームチーズの塩味もありつつ、そのコクをぐっと感じられる濃厚さもありつつ、クリーミーさや、ほんのり感じる酸味もあります。濃厚感はあるのですが、甘すぎず、重たくはない印象で、エッグチーズのクロワッサンサンドとカフェラテを一緒に注文したのですが、難なく食べることができました。
⑩ Katz’s Delicatessen(カッツデリカテッセン)のブルーベリーソースのチーズケーキ

Katz’s Delicatessenは、マンハッタンのロウアー・イースト・サイドに位置する、1888年創業の老舗ユダヤ系デリカテッセンです。特にパストラミサンドが名物で、それを求めるお客さんで行列を作る人気店です。パストラミサンドを食べに行ったのですが、New York Cheesecake($7.95)もあったのでいただきました。
ブルーベリーソースは追加トッピングで、無しもできるほか、ストロベリーもあります。大雑把にカットしたことがうかがえる断面をしており、なかなかワイルドです。全体的には薄い色をしており、クッキー生地を底と側面半分に配置しています。


アパレイユはほどよく水分を含んだねっとりしていてなめらかな食感で、底のクッキー生地はアパレイユ部分の水分を吸って一体化しており、あまり存在感はありませんでした。

その味ですが、クリームチーズそのもののクリーミーな味わいと塩味をぐっと感じられます。濃厚なのですが、甘味はどちらかといえば控えめで、ブルーベリーソースについても甘さは控えめで、フルーツの酸味をしっかり残した味わいで、全体の印象をさっぱりさせてくれます。濃厚さはありつつも、不思議と食べやすい落ち着いた味わいでした。
⑪ CORRADO Bread & Pastry(コラード・ブレッド&ペイストリー)の果肉入り苺ソースのチーズケーキ

CORRADO Bread & Pastryはマンハッタンの高級住宅街としても知られるアッパー・イースト・サイドにあるお店です。こじんまりとしたお店ではありますが、ベーグルやサンドイッチ、パイ、クッキー、チルドケーキなど、朝食やランチ、午後のスイーツにもちょうどいいメニューが盛りだくさんです。
チルドチーズケーキやレイヤーケーキをはじめとして、エクレアやマカロン、ティラミスやカンノーリなどジャンルレスに揃えていました。
ドリンクも、エスプレッソベースからお茶系、ソフトドリンクなど充実しています。店内はカウンターのみですが、テラス席もあり、朝食や軽いお昼、カフェなど色々なシーンで利用できそうなお店です。
チーズケーキはスタンダードなニューヨークチーズケーキのほか、ストロベリーとオレオがあり、今回はたっぷりストロベリーソースをトッピングしたチーズケーキをいただきました。


表面に大粒の苺果肉が入ったストロベリーソースをトッピング。底にはなにもありません。ニューヨークチーズケーキをやはりベースにしているようで、全体的な印象としてはねっとりしているのですが、微妙につなぎのざらつきのようなものを感じるほか、どこかエアリーな感じもあります。嫌な感じは全然なく、口のなかですっとなじんでいく心地よい食感です。

味はクリーミーで濃厚さは感じるのですが、決して重たくは感じない、絶妙なコクと甘さでした。またストロベリーソースも甘ったるさのないほどよい甘味で、酸味をしっかり感じます。果肉の食感もしっかりあって、食感のアクセントになっています。他の店のストロベリーソースもそうでしたが、果肉の食感がしっかりあって、清涼感のある酸味があって、不思議と日本で食べるストロベリーソースよりも、チーズケーキの相性が抜群によかったように思います。おそらく苺の品種の違いがあるのでしょう。
ニューヨークのチーズケーキを食べてみての総括
それでは最後に、日本のチーズケーキ事情との違いなどを交えつつ、ニューヨークのチーズケーキについて気づいた点をまとめていきます。今回訪問した11店の非常に限られたサンプル数からの考察ではありますが、ニューヨークのチーズケーキに触れた他にはない内容となっていると思います。
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