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ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)|食べた感想とその革新性について

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現在でも入手困難状況が続いていることから幻のチーズケーキと呼ばれている「CHEESE WONDER(チーズワンダー)」。

私もついに入手することができました。食べた感想とCHEESE WONDERのすごさ、革新性について解説します。

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CHEESE WONDERはどんなチーズケーキなのか?

ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)の写真 (27)

幻のチーズケーキと呼ばれるCHEESE WONDER(チーズワンダー)はユートピアアグリカルチャー(Utopia Agriculture)という会社が製造・販売しています。

「BAKE」の創業者が立ち上げたスタートアップがつくるチーズケーキ

ユートピアアグリカルチャー は北海道にあり、チーズタルト専門店の「BAKE CHEESE TART」や「PRESS BUTTER SAND」などのブランドで知られる「BAKE」を立ち上げた、長沼真太郎氏が手掛けています。

長沼は2017年にBAKEの経営から退任し、その後は1年間、菓子づくりに必要な材料を深堀りするために、スタンフォード大学の客員研究員として1年ほど在籍。アメリカのシリコンバレーでの勉強を経て、ユートピアアグリカルチャーに参画しました。

金曜日と土曜日にだけ発売される入手困難なチーズケーキ

ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)の写真 (27)

CHEESE WONDER(チーズワンダー)は実店舗はなく、現在は公式オンラインショップでのみ購入できます。毎週金曜と土曜の週二回しか販売されず、また数量もそれほど多くはないため、入手困難な状態が続いています。入手困難な状態であることが話題を呼び、さらに購入希望者が増え、さらに入手困難にあるという状態が続いているような気がします。販売開始時間前から待機し、販売開始と同時に購入するという挑戦をし、4回目でやっと購入することができました。

値段は2980円+送料で、1セットの購入で6個のチーズケーキが入ったボックスが届きます。冷凍便です。

全解凍、半解凍、冷凍の3とおりの楽しみ方ができるチーズケーキ

ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)の写真 (1)

前述のとおり冷凍で届くCHEESE WONDER(チーズワンダー)は解凍度合いによって、質感の違いを楽しめます。

冷凍のままであればアイスチーズケーキのような質感を楽しめ、全解凍するとしっとり口どけがよくクリームチーズの濃厚な風味が楽しめます。

私としては全解凍がおすすめです。なぜならCHEESE WONDER(チーズワンダー)のこだわりの1つであるチーズの風味を一番よく感じられるからです。

最近の取り寄せのチーズケーキは、解凍度合いによる質感の違いを楽しめるものが増えました。今でもまだ人気が衰えないMr. CHEESECAKEもそうでした。

不思議な形のチーズケーキ

CHEESE WONDER(チーズワンダー) は手のひらに収まるくらいのサイズです。そしてこれまでみたこともないような形をしています。横からみるとまるでUFOのようです。

ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)の写真 (19)

土台のクッキー生地は「W」を思わせるような形になっていますが、これは食べやすさとブランド名を考えた形だそうです。

それにしてもユニークな形のチーズケーキです。チーズケーキというシンプルな食べ物にもかかわらず、一工夫あるビジュアルで驚かせてくれるのは、さすがBAKEの創業者です。

上のチーズケーキは、スフレとチーズムースの2層になっています。ちなみにどちらもレアだそうです。

材料にこだわったチーズケーキ

CHEESE WONDER(チーズワンダー) は非常に材料にこだわっています。使用しているクリームチーズや卵は、ユートピアアグリカルチャーが運営する放牧牧場で育った牛・鶏から採れたものを使っています。これまで多くのチーズケーキを食べてきましたが、放牧牧場で採れた牛乳・卵だけを使ったチーズケーキはこれが初めてです。その革新性については後述します。

放牧牧場が育てた豊かな味を楽しめるチーズケーキ

食べた感想について。

まず土台のクッキー生地はとてもサクサクしている。BAKE CHEESE TARTもサクサクしていましたが、こちらもやはりサクサクです。

上にのる2層のチーズケーキはしっとりとシュクシュクした食感のどちらも楽しめます。そして濃厚で、コクがあって非常に風味がよく、いい材料を使わなければ出せないであろう、豊かで奥行きのある味を感じます。これが放牧で育った牛がつくる乳の味なのかと驚かされます。

まだまだ入手困難な状態が続いているチーズケーキですが、チャンスがあったら一度は食べてみてほしいチーズケーキです。

値段、カロリー、日持ち、購入方法について

値段¥ 2,980 (6個入り)+送料
カロリー313kcal
日持ち16日程度(解凍後は当日中)
配送冷凍便(佐川)
購入方法公式サイトからのみ購入可能
(公式サイトはこちら
毎週金曜日と土曜日の20時から販売される。LINEに登録しておくと、販売日に通知が来るので便利。
ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDER(チーズワンダー)の写真 (1)

公式サイトやお店のSNS

CHEESE WONDERは何がすごいのか?

ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDERは、チーズケーキとしてのクオリティが非常に高いのはもちろんですが、それ以外にも注目すべき点がたくさんあります。それゆえにCHEESE WONDERは、確実にチーズケーキの歴史に名を残すチーズケーキだといえます。その理由を紹介します。

放牧牧場を所有し、地球環境や動物に優しい菓子づくりを目指している

CHEESE WONDERが革新的である理由の1つは、製造元であるユートピアアグリカルチャーが自社で牧場を運営し、地球環境に配慮した酪農と菓子作りのあり方を模索している販売者だからです。

ユートピアアグリカルチャー は北海道沙流郡にある会社です。なぜもっとも購買者が多いと予想される東京の近郊ではなく、北海道なのでしょうか。その理由は、ユートピアアグリカルチャーが、菓子製造だけでなく、牧場を運営しているからです。

ユートピアアグリカルチャーは菓子の製造・販売だけでなく、放牧牧場の運営と、さらに北海道大学と連携して、放牧酪農を活用した、環境や動物に優しい食糧生産の研究をしています。しかしなぜ菓子製造だけでなく、牧場の運営までしているのでしょうか。その理由は、環境問題や動物福祉への配慮した、高品質な材料を確保するためです。

現在、肉や乳製品を製造する畜産業は、環境負荷が非常に大きいことがわかっています。たとえば牛のゲップには、温室効果ガスの一種であるメタンが大量にふくまれています。畜産業界による温室効果ガスの排出量は、全体の14.5%を占めるといわれており、これは個人の車や飛行機、電車や輸送用の船などを含めた世界中すべての交通機関を合わせた14%よりも高い数値です。

また肉・乳製品を製造するために大量の水が使われていること、家畜に与えるための飼料を生産する土地を確保するために熱帯雨林が伐採されていることなど、畜産は環境に大きな負荷を与えることがわかっています(参考:チーズ大国のオランダで「急速な牛乳離れ」が起きている意外な理由)。「環境問題の主な原因は畜産にあり、全人類がベジタリアンになれば環境問題はすぐに解決する」という人もいるほどです。

前述のような畜産による環境問題の解決になると考えられているのが、放牧酪農です。肉や乳製品を生産する牛舎のほとんどは、牛舎に繋がれたままで飼われています。一方で放牧酪農は、広い牧場に牛を自由に歩かせて飼育します。牛が牧場を自由に歩くことで土は踏み固められます。また肥料成分と有機物を含んだ牛の糞尿は、牧草に栄養を与えつつ、土壌にメタンガスやCO2などの温室効果ガスを吸収してくれるといいます。

まとめると繋ぎっぱなしの飼育よりも、放牧のほうが環境負荷が少ない場合があるのです。たとえ放牧で飼育したとしても、環境問題の根本的な解決にはならないという意見もあります。まだまだ検証中の部分も多くあるようですが、ユートピアアグリカルチャーは放牧酪農の可能性と、地球にも動物にも優しい菓子作りを模索しているのです。こんな菓子製造会社は、本記事執筆現在、他に存在しません。

地球環境に優しいことを全面にアピールしたおそらく最初のチーズケーキである

CHEESE WONDER(チーズワンダー)が革新的だった点の2つ目は、環境や動物福祉に配慮していることを全面にアピールしたチーズケーキであることです。

多くのチーズケーキは、美味しさやいい材料を使っていること、安全な材料を使っていることアピールしたものがほとんどです。たとえば「グルテンフリー」「白砂糖不使用」などの表示は食べる人にとっての健康的メリットを伝えるものです。「北海道産チーズ使用」「フランス産チーズ使用」「国産材料使用」などは、品質の良さや美味しさ、安全性などの伝えるものです。「人気No.1」「1日100個販売」などはその商品が他の人にも支持されていることを知らせることで、失敗しない商品であることを知らせるものです。これらチーズケーキの商品説明でよくみかける文言は、どれも直感的にメリットであるとわかるものです。

一方、ユートピアアグリカルチャーのCHEESE WONDERが材料の良さの他に地球環境や動物福祉に配慮したチーズケーキであることをアピールしました。実際の文言は以下のとおり。

放牧酪農によって地球環境にも動物にも人にも優しい酪農経営の可能性を模索するユートピアアグリカルチャーが牛乳よりもバターよりもヨーグルトよりも先に美味しいチーズケーキが完成したので販売します!どうぞお試しあれ!あなたの日常にワンダーを!

公式サイトより

これまで色々なチーズケーキをみてきましたが、上記のように環境に優しいことをアピールしたチーズケーキは、ユートピアアグリカルチャーが初めてかもしれません。こういった文言を掲載するのはある意味、勇気が必要なことでもあります。というのも環境保護や動物福祉に対する意識が低い日本においては、「地球環境にも動物にも人にも優しい」とアピールしても、ピンとこない人がほとんどであると予想できるからです。極端な言い方をすれば、多くの日本人が求めているのは、地球環境に優しいチーズケーキではなく、美味しいチーズケーキであると予想できるからです。そんな日本で地球に優しいという文言は効果が期待できないため、掲載するのは勇気がいることでしょう。しかしそれを掲載しなければ、ユートピアアグリカルチャーの主要な取り組みは消費者に伝わりません。だから掲載したのでしょう。その意味でもユートピアアグリカルチャーは革新的なチーズケーキであると考えます。

洋菓子がもつ負の側面を周知し、地球環境に配慮したスイーツを一般的にする可能性がある

CHEESE WONDERのすごさの3つ目は、 CHEESE WONDERが日本洋菓子界の歴史転換点になる可能性があることです。

CHEESE WONDERのような地球環境にも動物にも優しいことをアピールしたチーズケーキが、入手困難になるほど売れていることは大きな意味を持ちます。なぜならユートピアアグリカルチャーに追随して、 地球環境にも動物にも優しいチーズケーキを販売する業者が増え、一般的になる可能性があるからです。

またCHEESE WONDERが売れることによって、ユートピアアグリカルチャーの取り組みと畜産が抱える環境問題が多くの人に知られる可能性があります。チーズケーキをはじめとする洋菓子は、乳製品や卵など動物由来の材料を多く使用するため、決して環境にいいものとはいえません。後世に地球の資源を残すためには、この事実に一度はしっかりと向き合う必要があります。ヴィーガン、ベジタリアンがいいといっているわけではありません。そうではなく洋菓子製造者も洋菓子を食べる人も、洋菓子にまつわる負の側面を把握しておくべきという話です。ユートピアアグリカルチャーが売れることは、多くの人が洋菓子のまつわる負の側面を知るきっかけになるはずです。そして環境問題に対する日本人の意識が上がるのではないでしょうか。

CHEESE WONDERの登場がきっかけとなり、日本の洋菓子界が変わる可能性があります。その意味ではCHEESE WONDERの登場は、洋菓子の歴史の転換期となるかもしれません。

※参考文献

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