デパ地下の洋菓子コーナーを散策していたところ、デパ地下の有名店である「アンリ・シャルパンティエ」で、ちょっと変わったチーズケーキを見つけました。
ここ最近、見る機会が増えた「フラン」という菓子に、クリームチーズを使った「フラン・オ・フロマージュ」というケーキです。

アンリシャルパンティエとは
今回利用した「アンリ・シャルパンティエ」は、1967年に兵庫県芦屋で創業した洋菓子店です。主にデパートやショッピングセンターを中心に、全国約90店を出店しています。モロゾフやユーハイムと並び、商業施設における洋菓子店の代表的な存在です。


商品のラインナップは、ショートケーキやシュークリームのような、日本人に馴染み深い洋菓子のほか、フィナンシェのようなフランス菓子も販売しています。
ちなみに現在は株式会社シュゼットが運営しており、同社は「シーキューブ」や「カサネオ」といった他のブランドも手がけています。
そんなアンリ・シャルパンティエで、今回見つけたのが「フラン・オ・フロマージュ」です。
フランとは?
「フラン」はタルト生地に卵ベースの生地をのせた菓子として知られています。ものすごく簡単にいえばエッグタルトのような食べ物です。フランス菓子のイメージがありますが、イギリスやスペインなどヨーロッパ各地で見られる料理のようです。
日本では、2024年に東京都中野区にオープンした「MORI YOSHIDA」が、看板商品としてフランを販売したことで話題となり、その後、フランを販売する洋菓子店が増えました。アンリ・シャルパンティエでも、2025年8月頃にフランを販売。最近ではコンビニでも見かけるようになり、ブームとまではいかないまでも注目菓子の1つになりました。



さて、これまで発売されてきたフランは、バニラ味で風味づけした、いわゆる「フランバニーユ」が一般的でした。
今回はクリームチーズを使ったフラン・オ・フロマージュでありバリエーションが生まれました(フロマージュはフランス語でチーズを意味する単語)。
アンリシャルパンティエのフラン・オ・フロマージュ
価格は1カットで税込み843円です。チルドで発売されています。販売期間の記載はありませんでしたが、おそらくは期間限定です。
外見は一般的なフラン、あるいはチーズタルトです。



表面にはクリームをトッピング。底と側面にはサブレ生地を配置。


本体はクリームチーズ、カスタード、バニラを使った生地です。公式サイトによれば、フランス・イズニー社のクリームチーズを使用しているとのこと。
「フラン・オ・フロマージュ」という商品名から、フランのチーズバージョンとして発売されてはいますが、チーズを使ったケーキ状の食べ物という意味では、チーズケーキともいえます。またチーズプリンともチーズエッグタルトともいえると思います。
食べた感想
表面はクリームで、ふわふわでありながら、甘さは控えめで生クリーム本来の心地よい風味を味わえます。
本体部分は、非常にねっとり、むっちりしていて、舌触りは非常になめらかです。エッグタルトのようなふるふるした質感を想像していたのですが、びっくりするぐらいねっとり感があります。たとえるなら冷蔵庫から出したばかりのクリームチーズ。また底にタルト生地のほろほろした食感も加わり、コントラストのある食感は魅力的です。

そして味の印象ですが、カスタードに特有の卵のまろやかな風味、バニラの上品な甘さがあり、そのベースにクリームチーズのコクがぐっと存在している印象。一般的なフランからでは感じられない、クリームチーズのわずかな塩味とコクがどっしり構えているような、そんな印象で、まろやかながら深みがあります。またわずかにアルコールを使っているようですが、飲み込んだ後には洋酒の上品な余韻が残ります。
本体のアパレイユ(カスタード生地)を単体で食べると、やや重量感のある印象なのですが、底のサブレ生地のほろほろした食感と香ばしい味わいがバランスをとり、クセになる味わいを演出しています。
フランの魅力はもちろんありつつ、そこにクリームチーズが合わさって、また違う表情を楽しませてくれました。


その他、アンリシャルパンティエのチーズケーキはこちら。







