2022年9月にファミリーマートから販売された新商品「かぼちゃチーズケーキ」です。四角い紙のカップに収納されたチーズケーキで、表面にかぼちゃスポンジのクラム、その下はレアチーズムースとかぼちゃベイクドチーズケーキの2層になっています。
くちどけなめらかな「ベイクドかぼちゃチーズケーキ」と「レアチーズムース」の2層の味わいが楽しめるチーズケーキです。チーズケーキの上にはチーズソース、クラム状のかぼちゃスポンジをトッピングしました。
ファミリーマートの公式サイト、2022年9月28日確認
商品名、パッケージデザインが簡素に
日頃からコンビニスイーツを食べる方なら、ファミリーマートで過去にも同じような形のチーズケーキがあったことをご存知だと思います。過去に販売されたのは抹茶、ショコラでした。
過去作は商品名が独特でした。
抹茶は「ファミリーマートのはじめは濃厚チーズなのにだんだん香り豊かな宇治抹茶ひろがるお抹茶チーズケーキ」です。
ショコラは「はじめは濃厚チーズなのにだんだんなめらかショコラきわだつショコラチーズケーキ」です。
このように非常に長い商品名でした。一方今回は「かぼちゃチーズケーキ」と非常にシンプル。
また以前はパッケージに印字されていた女性のイラストもなくなりました。今回はシンプルなデザインです。
値段は238円から240円に。若干の値上げです。
パッケージデザインと名前が簡素になったのは経費削減のためなのか、あるいはシンプルなほうが売れると予測したからなのでしょうか。理由はわかりませんが、経費の削減のためだとしたら、寂しい気もします。物価上昇によってそうせざるを得なかったのかもしれません。しかし予算の問題で新しいものを作ろう、面白いものを作ろうという挑戦にお金が使えなくなってしまうと、貧相なもので世の中が溢れ、活気がなくなってしまうのではないでしょうか。
建築も家具も雑貨もアパレルも音楽もミニマルになりつつあります。もちろん、シンプルなのがカッコイイという価値観もトレンドです。一方で、お金がないから新しいものが作れない、面白い挑戦ができない、どんどん質素になっていく。どんどんつまらない世の中になっていく、そんな循環ができてしまうのではないかという危惧もあります。もちろんその責任はファミリーマートにはありません。時代の流れ、というほかありません。
かぼちゃのチーズケーキの魅力を存分に楽しめる
さて食べた感想です。
レアのつるっとした食感とベイクドのねっとりした食感のコントラスト、そしてかぼちゃの濃厚でほっこりする風味とチーズの塩味、乳味を小さな一口のなかで楽しめます。パッケージや商品名は簡素になりましたが、中身のチーズケーキは一切妥協していない様子です。まったく文句なしのかぼちゃのチーズケーキでした。
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