近所のスーパーで「ヴィクトリア風チーズケーキ」という珍しいタイプのスイーツを見つけました。
商品名に”チーズケーキ”という単語がついていますが、一般的なチーズケーキとは違う形をしています。実態は、チーズを使った白いクリームを、バターケーキでサンドしたものです。商品名の「ヴィクトリア風」というのは、日本でもポピュラーなイギリス菓子の「ヴィクトリアケーキ」にちなんでいるのでしょう。
ヴィクトリアケーキとは?
『イギリス菓子図鑑』(羽根 則子、誠文堂新光社)では、いわゆるヴィクトリアケーキは、”ヴィクトリアサンドイッチケーキ(VICTORIA SANDWICH CAKE)”、もしくは”ヴィクトリアスポンジケーキ(Victoria Sponge Cake)”と紹介されています。おそらくこちらが実際の呼び方なのでしょう。
また同書は、ヴィクトリアサンドイッチケーキは数あるイギリス菓子のなかでもっともイギリスらしい菓子である、と述べています。このケーキはその名前のとおり、19世紀イギリスのヴィクトリア女王が好んで食べていたケーキだったことに由来しています。
非常にシンプルなケーキです。バターケーキで、ベリー系のジャムやクリームを挟むだけです。クリームはなくジャムだけを挟んでいるレシピもありました。
Nothing beats a Classic Victoria Sponge Cake!! 🎂🇬🇧 #GBBO #CakeWeek pic.twitter.com/rDRz8066t3
— Cllr Joe Porter 🇬🇧 (@JoePorterUK) September 21, 2021
このケーキは日本ではヴィクトリアケーキという名前で知られており、パン屋やアングロサクソン系のパン屋やケーキ屋でよく見られます。スーパーでもみかけたことがあり、けっこうポピュラーな食べ物です。
今回の「ヴィクトリア風チーズケーキ」は、そんなイギリス菓子のヴィクトリアケーキと、チーズケーキを融合させたケーキであると考えられます。スポンジケーキでクリームをサンドしている様子から、それは明らかです。
チーズ感は弱いが普通に美味しい
実際に食べた感想ですが、美味しいです。
上下のバターケーキ(スポンジケーキ)は、しっとりしておりいい具合の口どけです。
中身のクリームは、バタークリームのような質感です。老舗のケーキ屋が販売しているバターサンドのバタークリームのような、なんだか懐かしい質感なのです。
このバタークリームにおそらくチーズを使っていると思うのですが、正直、それほどチーズ感は感じませんでした。チーズケーキといわれると、ちょっと微妙な気がしますが、普通に美味しいスイーツでした。
ちなみに株式会社カンパーニュというメーカーが製造しています。時々スーパーで見かけるメーカーで、このブログでも以前紹介したことがあります。スーパーのスイーツでありながら、クオリティが高いものが多いような気がします。
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詳細情報
- カロリー:312kcal
- 株式会社カンパーニュの公式サイト