主にスーパーを対象に洋菓子の製造、販売を行うドンレミー。これまでも多くのチーズケーキをこのブログから紹介してきた。
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そんなドンレミーが、チーズケーキ好きにはたまらない商品を発売している。2種類のレアチーズケーキとベイクドチーズケーキをセットにしたチーズケーキアソートだ。
しかも1つ100円を切る、スイーツインフレ時代にあってお得な商品。
ちなみにアソートとは、「分類する」「組み合わせ」という意味があるらしい。英語では、「assort」だ。
ドンレミーのチーズケーキアソート
ベイクドチーズケーキ、ベリーレアチーズケーキ、クランブルレアチーズの3種の組み合わせ。
なぜかベイクドチーズケーキだけは2個入りだ。
値段は378円。お買い得商品だったので正確な値段はわからないが、4つでこの値段ということは、1つ100円を切っている。スイーツの値段がじわじわ上がる昨今、こちらはとてもお得感がある。
ちなみにこういったチーズケーキアソートは、他のメーカー(プレシア、山崎製パンなど)は出していない。
ただし例外的に高級スーパーの成城石井は、2020年5月頃からチーズケーキアソートを販売している。人気のプレミアムチーズケーキを4種類詰め込んだ、成城石井ファン、チーズケーキファンには、たまらないアソートだ。
近所に成城石井がある方は、これも買うべきだと強くおすすめする。
成城石井のアソートと比べるなどという野暮なことはしないが、ドンレミーのアソートはどんな感じだろうか。
【ベイクドチーズケーキ】奥行きはないがシンプルで美味しい
まずは2つ入っているベイクドチーズケーキから。
見た目は普通のベイクドチーズケーキ。土台にうすいスポンジ生地があって、2層になっている。
ベイクドチーズケーキ特有のねっとりした食感は健在。
咀嚼するとコクと一緒に甘さがひろがっていく。またジャムのような甘酸っぱさを感じるのは、表面の光沢だろうか。多分杏ジャムだ。
チーズの塩気はあるが全体の印象の甘めで、いたってわかりやすい、シンプルな味だ。美味しいといえば美味しいのだが、なんというか、子どもが好きそうなわかりやすい味である。(子どもに失礼な言い方かもしれないが……)
【クランブルレアチーズケーキ】クランブルのザクザク感はないが、レアチーズケーキの口どけの良さは楽しめる
続いては表面にクランブルをまぶしたレアチーズケーキ。個人的にはこれが一番楽しみだった。
こちらも土台にはスポンジ生地が敷いてある。
クランブルには、残念ながらザクザク感はなく、期待した食感にはなっていない。安価なチーズケーキだから仕方がないが。
一方でレアチーズは期待どおりの口当たりで、しっとりしていて口どけがよい。生クリームを少し泡立てているのか、泡が弾ける「パチっ」とした感覚があった。
スポンジ生地もあって、見た目以上にボリューム感はある。
先のベイクドチーズケーキと同じで、全体的に甘めの印象。こちらも子どもが好きそうな味ではあるが、素直に美味しいと思えるチーズケーキであった。
【レアチーズケーキ】申し分ていどのベリージャムが意外といい
表面は申し分ていどにベリージャムが塗られている。多めに塗るとジャムがたれたりして、見栄えが悪くなるからだろうか。
こちらも土台にスポンジ生地をしいた2層タイプ。
こちらもシンプルな味わいだ。表面にわずかに塗られたベリーがいい風味を補っていて、楽しみに広がる。
また微妙に酸味もあって爽やか印象も。
シンプルな味ではあるが口どけもよくて美味しくいただける。
単調なチーズケーキではあるが美味しい
どれもシンプルで、「クオリティが高い!」ということはできない。しかし、スーパーの安いチーズケーキなので、多くを求めてはいけない。
いや、値段相応のクオリティだろう。めちゃくちゃ美味しいわけではないが、普通に美味しくいただける、そんなアソートだ。
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