ローソンから2021年4月6日に発売された「麗らかキャラメルチーズケーキ(うららかキャラメルチーズケーキ)」。
「Uchi Café Spécialité(ウチカフェスペシャリテ)」という高級路線のブランドでの発売であり、値段は295円。300円に迫る高めの価格設定である。
同じく「Uchi Café Spécialité」のブランドから、過去に発売されたチーズケーキとして「麗溶けチーズテリーヌ」がある。
それにしても、今回も独特なネーミングである。
前回は「麗溶けチーズテリーヌ(うるどけチーズテリーヌ)」で、ふりがながなければ絶対に読めない商品名であった。
そして今回も「麗らかキャラメルチーズケーキ(うららかキャラメルチーズケーキ)」というふりがながなければ読めない商品名だ。
とあるネット記事では、これらの商品名を並べて、「最近のローソンのスイーツは詩的だ」という意見があった。たしかに詩的である。
他のスイーツに目を向けても、ローソンはとにかく商品名が独特だ。大ヒットを収めた「バスチー」、過去には「ふわしゅわスフレ」「とろてーら」「ミチプー」、そして今回「麗らかキャラメルチーズケーキ」など商品名にこだわりが見られる。
スイーツの名称といえば、「抹茶〇〇」「いちごの〇〇」といった材料の名前をつけるか、もしくは「〇〇スフレ」「〇〇テリーヌ」といった菓子の名称をつけるのが一般的である。他社のコンビニスイーツもそのパターンが多い。
一方、ローソンは「バスチー」「ミチプー」といった名前である。上記の例には当てはまらない。また今回の「麗らかキャラメルチーズケーキ」は、材料+スイーツ名の組み合わせであるが、「麗らか」という感覚的な要素を付け加えている。
パティスリーでは、シェフが考案したスイーツに、形や食感、食べたときの感覚などにちなんで名前をつけることがある。たとえばラングドシャは「猫の舌」という意味だし、フィナンシェは「金融家」、エクレアは「稲妻」、ティミラスは「私を持ち上げて!」という意味だ。他にはダロワイヨが考案したダロワイヨというケーキなど、材料に関係なく、見た目や食感、考案者にちなんでスイーツを命名するのがヨーロッパ系の文化だ。ローソンのスイーツのネーミングはそれに近いのではなかろうか。
さて、麗らかキャラメルチーズケーキに話を戻そう。
見た目に注目すると、表面にはゼラチンの層。真ん中にキャラメルチーズケーキがある。こちらはクリームチーズと生クリームにカラメルをまぜ、そしてクッキークランチとアーモンドが入っているという。そして土台にはスポンジ生地だ。ゼラチンの部分にツヤがあって美しい。スペシャリテというだけあって、見た目にも妥協がない。
やはり高いだけあり、味も食感もいい。舌触りが良く、またアーモンのザクザクした食感もいい。値段に見合う満足感を得られるスイーツである。
値段や商品説明など
値段 | 295円(税込み) |
カロリー | 238kcal |
製造者 | コスモフーズ |
公式サイトなど | ローソンのページ |
クリームチーズと生クリーム、カラメルを混ぜて仕立てたキャラメルチーズケーキ。甘さとほろ苦さが合わさって余韻が楽しめます。中にはクッキークランチとアーモンドが隠れています。
ローソン公式サイトより
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