今回紹介するのは、Amazonで購入した「トゥルトーフロマージュ」というチーズケーキです。
フランスの伝統菓子なのですが、実は日本で販売しているお店は、確認できるもので1店舗のみ。
▶東京で販売しているお店はこちら
どうにかもっと手軽に食べられないか? 探していたところAmazonで見つけたのです。
※現在は購入できないようです
日本のお店が製造しているものではなく、フランスの「Legendes du poitou」という会社が製造したものを輸入しているようです。
実際に購入してみたので、その味を紹介します。
※そもそもトゥルトフロマージュって何?という疑問についてはこちらで簡単に解説しています。
Amazonで購入したトゥルトーフロマージュ
購入したのがこちらの「トゥルトー・フロマージュ」。
1個750円。送料は1500円というとんでも価格。
本場フランスから輸入しているからなのでしょうか。
ちなみに日本でトゥルトフロマージュを製造・販売している「オーボンヴュータン」では、2100円でした。
尾山台「オーボンヴュータン」のル・トゥルト・フロマージュ。山羊のミルクを使って作ったチーズを使用しているとのこと。
店頭販売でありながら、倍の値段。一流洋菓子屋なので、素材や製法にかなりこだわっていそう。尾山台にいく機会があるならぜひ食べてほしい一品。
タルトを作る時に失敗して生まれたチーズケーキ
表面は焦げて真っ黒。固くなり、焦げの部分がボロっと落ちるほど。
土台はタルト生地のようになっています。
トゥルトフロマージュは、チーズタルトを作るときに誤って高温のオーブンに入れてしまったことから生まれたチーズケーキです。パイ生地を使うこともあるようですが、こちらは薄いタルト生地です。
ちなみに尾山台の 「オーボンヴュータン」のトゥルトフロマージュは、パイ生地でした。
そして断面。
1センチから2センチくらい、焦げた表面。そして薄めのタルト生地。
中身は気泡があって、スポンジ、もしくはスフレのようになっています。
焦げの味がいいアクセントに!
それでは一口。
優しい甘さに、若干チーズの風味が抜けて行く感じがあります。そこに焦げの苦味ば微妙に混ざり込みます。
表面の焦げた部分からは、しっかり焦げだとわかるくらい味がするのですが、不思議と邪魔には感じません。エグミとかを感じることはなく、この程よく甘いチーズケーキによく合っているのです。
2019年に流行ったバスクチーズケーキも同じく表面が焦げていますが、気になることはありません。同じようにトゥルトフロマージュの焦げも不思議と全然気にならないのです。
スポンジケーキとチーズスフレの中間くらいの食感
食感は、なんというか、チーズを使ったスポンジケーキに近い。
チーズケーキのジャンルでいえば、スフレに近い食感なのですが、スフレほどしっとり感はなく、もっと乾いた感じ。
スポンジケーキとスフレチーズケーキの中間くらい。
また土台ですが、タルトとはちょっと違い、サクサク感やザクザク感はなく、しっとり系のタルト生地を薄くした感じ。
一般的なタルト生地のように、バターの風味を感じられるわけではなく、小麦の味とその独特な食感のみです。
おすすめの食べ方は、少し潰して、表面の焦げと中身、タルト生地を一挙に口のなかに入れる食べ方。
甘みとほろ苦みとかすかな酸味。ふわふわ感ともそもそ感など色々な食感と味を一気に口に入れることができ、トゥルトフロマージュの魅力を存分に楽しめます。
「Legendes du poitou」のトゥルトフロマージュの値段や製造者について
値段 750円 メニュー名 トゥルトフロマージュ 賞味期限 お届け後約1週間 原材料 牛乳、食塩、砂糖、小麦粉、全卵、そら豆粉 【サイズ】約250g メーカー Legendes du poitou
▶公式サイト原産地 フランス
このトゥルトフロマージュは、製造会社が直接販売しているものではなさそうです。
フランスのお店で調達したトゥルトフロマージュを、第三者がAmazonで販売しているということなのでしょう。
得体の知れない業者ではありますが、商品はちゃんと届きましたし、とりあえず品質にも問題はなさそうです。
こんな得体のしれない業者から謎のチーズケーキを買う人間は僕くらいしかいないようで、まざAmazonにはレビューがありません。「ちょっとそういうの怖い」という方は、遠慮しておいたほうがいいかもしれません。
先に紹介したように、尾山台のオーボンヴュータンでは、トゥルトフロマージュを販売しています。おしゃれなパティスリーなので、パティスリー巡りについでに購入してみてください。