山崎製パンが製造・販売している「北海道チーズ蒸しパン」。筆者も昔から愛食している菓子パンなのだが、時々、同じく山崎製パンが販売しているもので類似した商品をいくつか見つける。プリンを重ねたものやチーズクリームをサンドしたものなどだ。いくつかの派生商品を一通り食べることができたので、このページでまとめて紹介していこうと思う。
北海道チーズ蒸しケーキ


全てはここからはじまった。多くの菓子パンファンを虜にしてきた、いや今でもなお多くの人々の胃袋を掴んではなさない「北海道チーズ蒸しケーキ」。
僕が通っていた中学校の売店には北海道チーズ蒸しケーキがあり、当時は毎日のように食べていた。青春時代をこの菓子パンと一緒に過ごしたといっても過言ではない。
僕と同じように、この菓子パンに特別な思い入れがある方もいるはず。

北海道チーズ蒸しケーキの歴史

せっかくなので「北海道チーズ蒸しケーキ」の歴史を紹介させていただきたい。
「北海道チーズ蒸しケーキ」が発売されたのは1999年。平成は11年のこと。
山崎製パンでは、実は前に似たような商品があった。1990年に発売されていた「ソフトチーズ」という菓子パンだ。山崎製パンの公式サイトの写真が掲載されているので、気になる方はチェックしてほしい(https://www.yamazakipan.co.jp/entertainment/pankiji/report/index31.html)。
「北海道チーズ蒸しケーキ」の前身である「ソフトチーズ」は、1989年に大ヒットした食パン「ダブルソフト」と、当時流行していたティラミスから着想を得て開発されたという。
ダブルソフトの柔らかさと、ティミラスのチーズ感に注目して誕生したのが、「ソフトチーズ」というわけだ。
そして1999年に「ソフトチーズ」がアップデート。誕生したのが「北海道チーズ蒸しケーキ」だ。20年以上が経過する現在でも、スーパーやコンビニでは定番のごとく発売されており、菓子パンの代名詞的商品になっている。
「北海道チーズ蒸しケーキ」は発売から現在まで、細かいアップデートを繰り返しているという。トレンドをみながら、チーズの量やチーズ種類、卵の量などを微妙に改良しているらしい(山崎製パン公式サイト)。
アレンジが盛り上がっている菓子パン
ご存知の方も多いかもしれないが、「北海道チーズ蒸しケーキ」はよくアレンジされる菓子パンの1つだ。むしろこれほどアレンジされる菓子パンは他にないのではというほど頻繁にアレンジされている。
たとえばバニラアイスをはさんだり、切れ込みにバターを入れてトースターで焼いたり。どのアレンジも非常に美味しそうだ。
\ネットで見つけた #みんなのヤマザキパンアレンジ !/
— 山崎製パン@秋キャンペーン中 (@yamazakipan_cp) August 21, 2020
今回は「北海道チーズ蒸しケーキでフルーツケーキ」を実際に作ってみました!👏
フルーツとクリームをサンドするだけで大変身✨
フルーツの爽やかさで、チーズの香りが引き立ちます🧀
みなさん、アレンジありがとうございます😍 pic.twitter.com/N9Wbr1wzqu
「表面に切れ目を入れてオーブントースターで焼いた後バターを挟み、メープルシロップやはちみつをかけるという罪深い味を楽しめるアレンジレシピです」←これもギルティ大賞。#パンのある暮らし
— たかお🍞🍞パン好き人事(浅草6日目!) (@arisa_takao) August 7, 2020
北海道チーズ蒸しケーキを焼く絶品レシピ。バターとはちみつがけ。 https://t.co/tvMq5JVV7v

GoogleやTwitterで「北海道チーズ蒸しケーキ アレンジ」と検索するとたくさん出てくるので、気になる方は検索してみてほしい。
ちなみにセブンイレブンにも「北海道チーズ蒸しケーキ」という同じ名前の商品があるが、こちらはフジパンが製造している。味については、どちらも美味しい、としかいえない。


またローソンにおいては「ブランのチーズ蒸しケーキ 乳酸菌入り」という菓子パンを発売している。こちらは山崎製パンだ。

こちらはロカボということで、ブランや乳酸菌を使うことで、糖質をおさえた健康志向のチーズ蒸しケーキになっている。こちらは非常に美味しかった。数あるチーズ蒸しケーキのなかで一番好きかもしれない。



味が類似しているので、同時に食べないとその味の違いはわからない。ということで「どちらも美味しい」という感想だけ記載しておく。
北海道チーズ蒸しケーキのとろけるぷりん


こちらは北海道チーズ蒸しケーキの下に、とろけるプリンを敷いたスイーツだ。「とろけるプリン」というは、特にそういった商品があるわけではなく、とろけるような食感のプリンを「とろけるプリン」と呼んでいるだけのようだ。


北海道チーズ蒸しケーキの最大の特徴である北海道の形の印字はない。
ちなみに北海道チーズ蒸しケーキは常温で保存できるが、こちらは冷蔵保存だ。やはりプリンがあるのでチルドスイーツという扱いになっている。

そして断面。いい感じだ。自立するくらいなので、下のプリンは結構弾力がある。
他方で口にいれると、とろける。とろけるプリンと命名しているだけある。そしてもちろんのことチーズ蒸しケーキとの相性もいい。

おそらくこちらのチーズ蒸しケーキは、常温で販売しているものとは少し違う。プリンに合うように、味が調整されたチーズ蒸しケーキを使っているようだ。
そのため常温で売っている北海道チーズ蒸しケーキとプリンをそのまま合体さこの商品と同じにはならないだろう。
「安納芋蒸しケーキのとろけるプリン」もある

実は、上に安納芋の蒸しケーキを乗せたものも発売されている。というより、先の商品のリニューアルされた感じだろうか。
こちらはチーズ蒸しケーキではなく、上に安納芋の蒸しケーキを乗せてる。安納芋のほくほく感を存分に楽しめる一品になっている。



焼きチーズスフレ(北海道チーズ)

ホイップクリームを「北海道チーズ蒸しケーキ」でサンドしたようなスイーツ、「焼きチーズスフレ」。
こちらはスーパーやコンビニ(大手3社以外)のチルドスイーツコーナーに販売されている。
しかも割と長いこと発売されている。次に次に新しいスイーツがリリースされるのが昨今のスイーツ業界なので、こちらは一定の人気があるのだろう。


チーズスフレにチーズクリームをサンドしたチーズ好きにはたまらない一品だ。
ふわふわ、しゅくしゅくの柔らかいスフレにしっとりしたホイップ系のチーズクリームはもちろん相性抜群。


チーズ蒸しケーキサンド(セブンイレブン)

先に紹介した「焼きチーズスフレ」とほとんど同じ商品がセブンイレブンで発売されている。こちらの「チーズ蒸しケーキサンド」だ。
同じく山崎製パンが製造しており、また同じく「北海道チーズ」と書かれている。


先のは「焼きチーズスフレ」。こちらは「チーズ蒸しケーキサンド」。
商品名は若干違うが、中身はほとんど同じで、チーズスフレにホイップ系のチーズクリームをサンドしたスイーツだ。
見た目は全く同じで、袋から出してしまうとその違いはわからない。



もしかしたら少し違うのかもしれない。
セブンイレブンの公式サイトに掲載されている商品説明は以下の通り。
北海道産の3種のチーズを使用したチーズデザートです。チェダー、ゴーダ、クリームチーズを使用した生地で、北海道産クリームチーズと自家製カスタードをブレンドしたクリームをサンドしました。しっとりキメ細かい生地の食感をおたのしみいただけます。
セブンイレブン公式サイトより
チーズを3種ブレンドしており、また自家製カスタードをブレンドしたクリームを使っているという。自家製というのは山崎製パン製ということだ。
さて、食べた感じだが、先に紹介した「焼きチーズスフレ」との違いはわからなかった。どちらもほどよいチーズ感としっとりした口当たりで美味しかった。
ちなみに両者の違いを検証しているサイトがあった。
こちらのブログによると、ヤマザキ「焼きチーズスフレ」のほうが、繊細でなめらかな食感であり、甘みが強く、チーズ感が少ないらしい。
せーので食べ比べたら何か違いがわかるのかもしれないが、別日に食べてしまうと、もうその違いはまったくわからない。


上記の画像は左がスーパーで売っている「焼きチーズスフレ」で右がセブンイレブンの「チーズ蒸しケーキサンド」だ。もう違いがわからない。
それにしても相変わらずチーズスイーツ好きを喜ばせてくれる味わいであった。
おわりに
以上山崎製パンの北海道チーズ蒸しケーキと、その派生商品を紹介してきた。




どれも100円から140円で、安価でありながらスイーツ欲をしっかり満たしてくれる素晴らしい商品だ。ロングセラーなのもうなづける。
また他にも当ブログではコンビニ、スーパーのチーズケーキをたくさん紹介している。
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