発売から20年以上たつ現在でも、人気商品として多くのお店に陳列されているヤマザキの「北海道チーズ蒸しケーキ」。
実はこのチーズ蒸しケーキには、派生商品や類似商品が素材する。その多くは山崎製パンが販売しているのものであるが、なかには他のパンメーカーが販売しているものもある。
ここではチーズ蒸しケーキと、その派生商品と類似商品をまとめることにした。
【山崎製パン】北海道チーズ蒸しケーキ

チーズ蒸しケーキの歴史はここからはじまったといっても過言ではないチーズ蒸しケーキの代表格、それが山崎製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」。
北海道の焼印はとても印象的で、思わず手にとってしまいたくなる。味や食感も独特で、たんなる蒸しパンとも違う、しっとりふわふわし舌ざわりがなんとも印象的だ。
また最近は生クリームとフルーツをサンドしたり、フライパンで焼いてフレンチトースト風にしたり、多くのアレンジメニューをSNSで見かける。
\ネットで見つけた #みんなのヤマザキパンアレンジ !/
— 山崎製パン@商品情報発信中 (@yamazakipan_cp) August 21, 2020
今回は「北海道チーズ蒸しケーキでフルーツケーキ」を実際に作ってみました!👏
フルーツとクリームをサンドするだけで大変身✨
フルーツの爽やかさで、チーズの香りが引き立ちます🧀
みなさん、アレンジありがとうございます😍 pic.twitter.com/N9Wbr1wzqu

「北海道チーズ蒸しケーキ」が発売されたのは1999年(平成11年)。その前身は1990年に発売された「ソフトチーズ」という菓子パンだ。今のように北海道の焼印がなかった「ソフトチーズ」は、当時ヒットしていた山崎製パンの「ダブルソフト」と、当時のティラミスブームからヒント得た開発されたものだそうだ。
そして1999年、ソフトチーズをアップデートとして誕生したのは「北海道チーズ蒸しケーキ」というわけだ。北海道チーズ蒸しケーキの歴史と、ソフトチーズの写真は以下の記事に掲載されているので気になる方はぜひみてほしい。


値段 | 100円~110円 |
カロリー | 331kcal |
売られている場所 | スーパー、コンビニなど |
製造者 | 山崎製パン |
【セブンイレブン】北海道チーズ蒸しケーキ(フジパンが製造)

セブンイレブン限定で発売されている「北海道チーズ蒸しケーキ」。先に紹介した山崎製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」と商品名がまったく同じではるが、製造しているのは「フジパン」である。北海道チーズ蒸しケーキは商標登録されていないのだろうか。
さてフジパンの北海道チーズ蒸しケーキはきれいな円だ。北海道の焼印はないもの形のきれいさ、表面の色の鮮やかさにはつい見とれてしまう。
味については、山崎製パンのものとそれほど大きな違いはない。ときどき食べるていどの筆者は、ヤマザキとフジパンのチーズ蒸しケーキの違いは、正直わからなかった。とりあえずどちらも美味しい。

値段 | 100円 |
カロリー | 351kcal |
販売店 | セブンイレブン |
製造者 | フジパン |
【ローソン】ブランのチーズ蒸しケーキ 乳酸菌入(山崎製パンが製造)

こちらはローソンで発売されている「ブランのチーズ蒸しケーキ」。ローソンが販売しているロカボ商品の1つだ。山崎製パンが製造しているので、おそらく山崎製パンの北海道チーズ蒸しケーキを、ロカボでアレンジしているのだろう。
ローソンのロカボ商品は、「適度な量の糖質を摂取しましょう」というロカボの理念に沿って作られた食べ物のことだ。チーズ蒸しケーキ以外にもバウムクーヘンやチーズケーキなど様々な食品がある。


詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる方はご覧いただければと思う。
※ロカボスタイルチーズケーキを食べた感想とロカボについて
さて、このブランのチーズケーキ蒸しケーキだが、ブランの風味があるので好き嫌いが分かれるかもしれないが、筆者は数あるチーズ蒸しケーキのなかで一番好きだ。若干値段は高いが、甘さを控えめで、ブランの風味がいいアクセントになっている。しっとり感は劣るがそれが逆にいい。もそっとした食感があって、食べごたえがあるのだ。
他のチーズ蒸しケーキよりもカロリーが低めになっているのも嬉しい。

値段 | 130円 |
カロリー | 111kcal(1個) |
販売店 | ローソン |
製造者 | 山崎製パン |
【ファミリーマート】濃い味チーズケーキ(敷島製パン・パスコが製造)

商品名は「濃い味チーズケーキ」であるが、ファミリーマート公式サイトの商品説明には、「蒸しケーキです。」と記載されている。
チーズを使った蒸しケーキ。つまりチーズ蒸しケーキだ。ということで本記事で紹介することにした。
こちらは割としっとり系で、他のチーズ蒸しケーキよりも、チーズケーキらしさを感じられる。またほどよく酸味があってだいぶ爽やかな印象だ。筆者はこれが一番好きだ。
また筆者は試していないが、ネットの記事によると、レンジで30秒ほど温めるとチーズスフレのようになってさらに美味しくなるらしい。
値段 | 128円 |
カロリー | 442kcal |
販売店 | ファミリーマート(冬限定) |
製造者 | 敷島製パン・パスコ |
【山崎製パン】北海道チーズ蒸しケーキのとろけるぷりん

こちらは先に紹介した山崎製パンの北海道チーズ蒸しケーキと、プリンを合体させたスイーツだ。
とはいっても上にのっている北海道チーズ蒸しケーキは、菓子パンコーナーに置いてあるものとは少し違うような気がする。うまくはいえないがなにか菓子パンよりもスイーツに近い、チーズ蒸しケーキを使用している気がした。冷やして食べているので、それで少し印象が違ったのかもしれないが。
それはさておき、冷やされた北海道チーズ蒸しケーキと、とろとろのプリンのが口のなかで混ざり合い、たまらなく美味しいスイーツであった。
値段 | 140円 |
カロリー | 293kcal |
販売店 | スーパーやコンビニなど |
製造者 | 山崎製パン |
【山崎製パン】焼きチーズスフレ(北海道チーズ)

こちらはコンビのスイーツコーナーでみつけた山崎製パンの「焼きチーズスフレ」だ。
「チーズ蒸しケーキ」というワードは入っていないが、「北海道産チーズ」「スフレ」など、北海道チーズ蒸しケーキ的要素は全部入っており、また山崎製パンが製造しているので、この記事で紹介することにした。
こちらはチーズクリームをチーズスフレでサンドしたスイーツで、菓子パンではなく、冷蔵スイーツの棚に陳列されている。
100円前後という安価なスイーツでありながら、スイーツ欲を存分に満たしてくれる美味しさだ。200円、300円を超えるスイーツが当たり前になった昨今、100円で美味しくて満足できるスイーツが今でも売っているのは非常にありがたい。ネットでの評判もだいぶ良いようだ。
値段 | 100円前後 |
カロリー | 284kcal |
販売店 | コンビニ・スーパーなど |
製造者 | 山崎製パン |
【セブンイレブン】チーズ蒸しケーキサンド(山崎製パンが製造)

こちらはセブンイレブンで販売されている「チーズ蒸しケーキサンド」だ。お気づきの方もいると思うが、先に紹介した「焼きチーズスフレ」と非常によく似ている。というよりほとんど同じだ。
どちらも山崎製パンが製造しているし、また筆者は両方とも食べているが、正直、味や食感の違いはまったくわからなかった。違いはパッケージと商品名くらいなのではないだろうか。
どちらが先かはわからないが、おそらく同じ商品をパッケージを変えて発売しているのだと思われる。ただいずれにしても、どちらも美味しい。

値段 | 128円 |
カロリー | 287kcal |
販売店 | セブンイレブン |
製造者 | 山崎製パン |
おわりに
色々なスーパー、コンビニに日々出入りしていると、北海道チーズ蒸しケーキに似た商品がいくつかあることに気づかされる。
そこで一度、チーズ蒸しケーキ的な菓子パンがどれくらいあるのか調べてみようと、チーズ蒸しケーキとそれに類似した商品を片っぱしから購入してみたのだが、ふたを開けてみると、そのほとんどが山崎製パンの商品であった。チーズと蒸しパンというシンプルな菓子パンでありながら、その市場はヤマザキのほぼ独占状態だったのだ。
他方でそんな独占状態に真っ向から勝負をしかけたのが、セブンイレブンで発売されているフジパンの「北海道チーズ蒸しケーキ」だった。
しかも、ヤマザキとまったく同じ「北海道チーズ蒸しケーキ」という商品名をつけている。喧嘩を仕掛けているようにしかみえない。よほど、「北海道チーズ蒸しケーキといえばヤマザキ」というイメージを覆したかったのだろうか。その理由はわからない。
一方でフジパンの存在がいるからこそ、菓子パン業界も盛り上がるといえる。フジパンからもチーズ蒸しケーキの派生商品が販売されること、まことに勝手ながら期待している。