今回紹介するのは「どこでもスイーツ缶」という缶詰スイーツシリーズのチーズケーキだ。コーンやシーチキン、サバの水煮などと同じように、缶詰のチーズケーキが存在するのだ。
この世にも珍しいチーズケーキを販売しているのは缶詰の食品を販売しているトーヨーフーズ株式会社だ。
今回はこの缶詰チーズケーキを実際に食べた感想と、その誕生秘話をこのページでお伝えしていく。
トーヨーフーズ株式会社が販売
こちらが缶詰のチーズケーキ。手のひらにのるくらいのサイズになっている。
パッケージを剥がしてしまうともうただの缶詰だ。このままおいてあったら中身がなにかわからなくなってしまう。
缶詰チーズケーキは「トーアス株式会社」という会社が製造し、「トーヨーフーズ株式会社」が販売している。
トーヨーフーズは缶詰やレトルト食品を販売する会社で、玄米ご飯やミネストローネといったご飯やスープの缶詰も販売している。
ガトーショコラやカップケーキの缶詰も
缶詰スイーツにおいてはチーズケーキだけでなく、抹茶チーズケーキ、ガトーショコラ、カップケーキもある。
1つ300円なので決して安いとはいえないが、もしものときに、チーズケーキが食べられたら幾分か気分は良くなるだろう。
また珍しい商品だし、味も美味しいのでプレゼントやお土産にも最適だ。
今回は大阪のルクアの地下のスーパーで購入したが、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングでも売られている。
チーズケーキ史上最長!3年の日持ち
缶詰というだけあってかなり日持ちする。この缶詰のチーズケーキは2019年の12月に購入したものなのだが、賞味期限は2022年の1月16日だ。
おおむね3年は日持ちするわけだ。メーカーの発表だと日持ちは36ヶ月。
これまで数多くのチーズケーキを食べてきたのだが、日持ち3年のチーズケーキはこれがはじめだし、もちろんぶっちぎりでトップだ。
地方のお土産コーナーやパーキングエリアでみかける常温保存タイプのチーズケーキでも、日持ちは2、3ヶ月程度だ。
3年はまったくもって圧倒的な日持ちだ。
東北の震災がきっかけで開発
トーヨーフーズ株式会社が販売する缶詰チーズケーキやその他の缶詰スイーツは東北地震の時に被災者から「甘いものが食べたかった…」という意見があったことがきっかけで開発したらしい。
同社のサイトには、「災害時にスイーツを食べることが贅沢であると思われがちですが、 疲弊したときこそ甘いものを食べ、ホッとした気持ちになれる「心の栄養」として開発しました」と、その開発にかけた思いが綴られている。(参考:どこでもスイーツ缶の誕生秘話)
初期から発売しているチーズケーキは開発に2年を要しており、50種類以上のクリームチーズを試して、味・香り・食感ばかりでなく、原料を安定して仕入できる点にも注意を払っているそうだ。
缶詰だけどしっかりチーズケーキ
蓋を開けるとチーズケーキが入っている。今回はこのままスプーンを突っ込んで食べたが、お皿にだしてトッピングを添えることも可能なようだ。
もりつけると地味な缶詰チーズケーキが、カフェのチーズケーキのようになる。
スプーンをとおしてみるとわかるが、結構かたい。冷蔵庫で冷やしたバターくらいのかたさがあって、軽く力まないスプーンが入らない。
それにしても味は美味しい。
食感はねっとりかたく、冷蔵庫で冷やしたバターを思い切り食べたらこんな感じかな、という感じの食感だ。
味は素朴で、甘さとチーズのコクと風味、そして微妙に塩っぱさがある。思い切りチーズケーキの味だ。この言い方は変かもしれないが、普通に美味しい。
長期保存できる缶詰のチーズケーキなので、なにか特殊な材料を使っていたり、塩気が強かったりすのかと思っていた。しかし実際食べてみると、普通のチーズケーキだった。
お皿に出した状態で出されたら、缶詰のチーズケーキだと気づけないだろう。
値段、カロリー、商品説明など
値段 | 300円(お店によって値段が違う場合がある) |
カロリー | 217kcal |
製造者・販売者 | 製造:トーアス株式会社 販売:トーヨーフーズ株式会社 |
日持ち | 製造日より36ヶ月 |
※商品解説
素材にこだわり、低温でじっくり蒸しあげました。 クリームチーズたっぷりで、濃厚なのに甘さすっきり、なめらか食感のチーズケーキ。 広大な大地を思わせる、豊かな味わいのあるオーストラリア産クリームチーズを使用しています。
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