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チェーン系のケーキ屋、洋菓子屋

【不二家(ケーキ屋)】の北海道なめらかチーズパイ、プレミアム濃厚ベイクドチーズケーキを実食|不二家の歴史や特徴についても

不二家のケーキの写真 (1)チェーン系のケーキ屋、洋菓子屋

800以上の店舗を展開する日本を代表するケーキ屋の不二家。人が集まる大きな駅だけでなく、住宅が広がるローカルな駅にもお店を構え、スイーツによって日本人のハレノヒを支えてきた存在である。

今回はそんな不二家のチーズケーキを紹介する。

不二家の歴史や不二家の他のケーキについても紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてほしい。

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【実食レポ】北海道なめらかチーズパイ(390円)

まずこちらは「北海道なめらかチーズパイ」。

不二家の北海道なめらかチーズパイの写真 (9)

パイ生地をつかった一見シンプルなベイクドチーズケーキであるが、実は材料に凝っている。商品説明よるとクリームチーズの他にパルメザンチーズを使用しているそうだ。

ちなみにチーズケーキの土台にパイ生地を使うのは、多くはない。チーズケーキの土台といえば、スポンジで作るか、もしくはクッキーやビスケットを砕いたもの、もしくはタルト生地などが一般的である。パイ生地は、なくはないが多いものではない。これまで500種類以上のチーズケーキを食べてきたが、パイ生地を使った数十件しかない。

※以下の写真はパイ生地を使ったチーズケーキ。どれも美味しかった

そんな珍しいパイ生地を使ったチーズケーキが、全国規模のケーキ屋である不二家で購入できるのはとてもありがたい。ちなみに後でも紹介するが、不二家にはクッキーでつくった土台を使ったチーズケーキも販売している。クッキー生地のチーズケーキも、パイ生地のチーズケーキも、どちらも選べるというわけだ。

クセがない、食べやすいチーズケーキ

さて余談がながくなったが、食べた感想について紹介する。率直に美味しい。

思っていた以上にチーズケーキの生地の部分、いわゆるアパレイユと呼ばれる部分がトロトロである。写真からも少しわかると思うが、半熟気味の、トロトロした、カスタードクリームにも近い質感なのだ。

パイ生地はしっとり目。サクサクではなく、しっとりである。

味については、卵、クリームチーズなどのまろやかで、心地のよい風味を存分に感じられる。どちらかといえば、甘めでポップな味わいである。大人はもちろんのこと、子供も美味しくいただけるであろう、マス向け、ファミリー向けのチーズケーキだ。

チーズのクセや味、風味は薄く、チーズ感を楽しみたい方にも物足りないと感じるかもしれないが、こだわりがそれほどないのであれば、とても満足できるチーズケーキだろう。

不二家の北海道なめらかチーズパイの写真 (9)
不二家の北海道なめらかチーズパイの写真 (9)

値段と商品説明

値段:380円

北海道産クリームチーズと北海道産パルメザンチーズを使用した、なめらかでクリーミーな生地に、コクのある味わいのベイクドチーズ生地を重ねました。とろけるようななめらかさと、豊かなチーズの香りをサクサクのパイの香ばしさとともにお楽しみください。

公式サイトより

【実食レポ】プレミアム濃厚ベイクドチーズケーキ(480円)

続いては「プレミアム濃厚ベイクドチーズケーキ」である。

先のチーズパイが390円だったのに対して、こちらは480円となっている。90円高い。

一見、普通のベイクドチーズケーキであり、なにがどうプレミアムだかわからないのだが、商品説明をみると色々な工夫がくわえられていることがわかる。

チーズはクリームチーズだけでなくマスカルポーネやグラナ・パダーノ(牛乳を原料にしてつくるハードタイプで、熟成させるタイプのチーズ)、カマンベール(白カビを使って熟成させるチーズ)を使用しているそうだ。クリームチーズのようなやわらかい味のチーズだけでなく、カマンベールのようなちょっとクセのあるチーズも使用しているわけだ。

チーズの味を楽しめる、ひとクセあるチーズケーキ

口にいれてまず感じるのは、ねっとりして食感だ。固めのチーズを使っていることがわかる、固めのチーズケーキでだ。また土台になっている厚めに設けられたクッキー生地は、ほろほろした食感で、ねっとりしたチーズケーキと非常に相性がいい。

不二家のプレミアム濃厚ベイクドチーズケーキの写真 (5)

そして味が素晴らしい。咀嚼するとクリームチーズの優しい風味だけでなく、熟成させたチーズの深みというか、複雑なというか、なにか重層的な味、風味を感じられるのだ。

先に紹介したチーズパイに比べると塩味、味の深さ、複雑さが違う。「プレミアム」と商品名についているだけあり、チーズの味をしっかり感じられる。

不二家のような大衆系のケーキ屋でこのようなちょっとひとクセあるケーキが食べられるとは思わなかった。大手チェーンだからといって侮るべからず。いや大手チェーンだからこそ、妥協がない商品があるといえるのだろうか。

不二家のチーズケーキを食べるのはこれが初めてであるが、意外であった。

値段、商品説明

値段:480円

※商品説明

クリームチーズをメインにマスカルポーネ、グラナ・パダーノ、カマンベールをアクセントに加えたワンランク上のこだわりのチーズケーキです。

公式サイトより

【実食レポ】不二家のショートケーキ(440円)

日本でショートケーキをはやらせたのが、不二家だといわれている。そんな不二家のショートケーキがこちら。

スポンジを2段。真ん中に生クリームと苺の、3層タイプのオーソドックスなショートケーキである。

ちなみに不二家にはもう一種類のショートケーキがある。「プレミアムショートケーキ」という今回購入した普通のショートケーキよりも80円高い520円で販売されているもので、プレミアムのほうはスポンジ生地が3層、苺の使用量が少し多い。苺ではなく、シャインマスカットを使ったショートケーキもある。

他にも不二家にはショートケーキのような、苺、スポンジ、生クリームの組み合わせのケーキが多い。たとえば「国産苺のロールケーキ」や「国産苺のプリンショート」などがある。

不二家のショートケーキの写真 (1)

ケーキ屋のショートケーキは久しぶりであり、普段は食べないので他店との比較はできないが、普通に美味しいケーキであった。

それにしても、一昔前に比べると、生クリームが軽くて食べやすくなっているのではないかと思う。最後の一口まで、くどさを感じることはなかったし、途中で胸焼けすることもなかった。食べやすく美味しいショートケーキである。

不二家のショートケーキの写真 (5)

【実食レポ】不二家のチョコ生ケーキ(350円)

もう1つ購入したのが、「チョコ生ケーキ」という商品だ。

不二家のチョコ生ケーキの写真 (2)

不二家のチョコ生ケーキの写真 (3)

チョコレート系のケーキといっても色々あるが、今回購入したのは、チョコレートのスポンジ生地と、チョコレートのホイップクリームを使ったケーキである。またチョコチップも入っている。

味も食感も全体的に優しく、とても食べやすいチョコレートケーキだ。大人も子供も美味しくいただけるのではないかと思う。

不二家のその他のケーキ

今回はチーズケーキだけでなく、ショートケーキとチョコ生ケーキも購入した。

不二家 中野店の写真 (7)

他にも不二家には、モンブランやミルクレープ、抹茶ケーキ、サバラン、シュークリームなどケーキや、チーズケーキについては今回紹介した2つだけでなく、スフレチーズケーキもある。

同じくチェーンのケーキ屋であるコージーコーナーにまったく引けを取らないラインナップである。

コージーコーナーのチーズケーキ

ラインナップは公式サイトに掲載されている(不二家のケーキ一覧)。

不二家とは? 歴史や不二家が日本洋菓子界に与えた影響特徴など

不二家 中野店の写真 (3)

今回訪問したケーキ屋の不二家は、株式会社不二家が運営するお店である。ペコちゃんでおなじみの会社だ。

ご存知のとおり不二家はケーキ屋だけでなく、お菓子や清涼飲料水の製造・販売も行っている。ペコちゃんキャンディやネクターなどが有名だ。またコンビニやスーパーを対象にしたケーキやお菓子の製造・販売もしており、このブログでも度々紹介してきた。

不二家のケーキ屋は全国に約800店

不二家のケーキ屋は、日本全国に800以上の店舗を出店しており、異論のない日本を代表するケーキ屋の1つだ。

ちなみに競合としてすぐに思い浮かぶコージーコーナーの店舗数は約400店。シャトレーゼは約500店である。洋菓子屋としては不二家が断トツかと思いきやそうではなく、チョコレートやプリンで有名なモロゾフは、全国になんと1200店を出店している。思い出してみるとたしかにモロゾフはあちこちでみかける。(モロゾフのチーズケーキはこちら

モロゾフがデパートやショッピングモール、駅ビルなどの商業施設に出店しているのに対して、不二家は街の商店街に多い印象である。筆者が育った大田区の小さな駅にも喫茶スペースを併設した不二家があった。

察するに、モロゾフは手土産や差し入れ、プレゼントなどフォーマルな場を想定した商品ラインナップと立地であるのに対して、不二家は家庭での祝い事や少人数でプチ贅沢をしたいときを想定した商品ラインナップと立地なのだろう。クリスマスにショートケーキを買う習慣を根付かせたのは不二家であるといわれているのだが、そのことからも不二家が家庭向けのケーキを販売していることがうかがえる。

現在ではコンビニやスーパーで美味しいスイーツを手軽に買えるが、コンビニやスーパーのスイーツが充実していなかった時代は、不二家のような街のケーキ屋の存在が必要だったのだろう。

不二家の歴史

不二家が創業したのは1910年、明治43年である。創業者である藤井林右衛門は、当時ハイカラな街として知られていた横浜に店をオープンした。

横浜にオープンした不二家は狭い店舗でありながら、喫茶スペースを設けてコーヒーや紅茶を提供した。またこの頃の洋菓子といえば焼いた菓子が主流だったのだが、当時としては珍しいシュークリームやデコレーションケーキなどを販売し注目を集めたという。創業した年の1910年にはすでにクリスマスケーキを販売しており、日本初のクリスマスケーキは不二家であるという説もある。また1922年には日本で初めてショートケーキを販売した。

ちなみに不二家という屋号は、2つとないと意味の「不二」、そして日本を代表する山である「富士山」にかけて命名したものである。

1912年には創業者である藤井林右衛門は渡米。この渡米の経験もあってか、他の菓子屋がフランスのパティスリーにならうなか、不二家はアメリカ系のケーキ屋に進化していった。いうなれば大量生産、多店舗展開である。

そんな不二家であるが、関東大震災や大戦でいくつかの店舗を消失している。それでもめげずに営業を続け、1950年に代表キャラクターであるペコちゃんを制定。

1973年にはサーティワンアイスクリームで知られるバスキンロビンス社と提携し、日本でサーティワンアイスクリームを展開。

1982年にはフランスの老舗「ダロワイヨ」とライセンス契約を結び、日本に本場フランスのケーキの味を導入した。2007年には日本の大手製パン業者、山崎製パンと業務提携を果たした。

ケーキといえばショートケーキ。日本人の多くが愛し、ケーキの定番となっているショートケーキを販売したのは、不二家である。クリスマスにケーキを買う習慣を根付かせたのも不二家だ。もちろんそれで失われた日本特有の文化もあるだろう。細かい批判をいくらでもいえる。それでも不二家が、日本の洋菓子界にもたらした影響は、計り知れないほど大きいものであることは、異論ないだろう。

不二家の存在について「ブールミッシュ」の創業者である吉田菊次郎は、自身の著書のなかで以下のように記している。

ファミリー・レストランで ハッピータイムを、サーティーワンで選べる立食アイスクリームの楽しさを教えて くれた。加えてその後、提携したパリの銘店ダロワイヨーの美味で、お菓子の真髄 をわれわれに示してもくれている。不二家、それはまぎれもない近代日本の甘き宣教師、そしてそのすべてが林右衛門氏名付けるところの”不二家”の屋号に帰結する・・・・・・そんな気がしてならない。

我が国の甘き世界に計り知れない貢献を果たした甘き血潮は、この後も耐えることなく受け継がれ広く語り継がれていくことであろう。

お菓子を彩る偉人列伝 吉田菊次郎

※参考

公式サイトやお店のSNS、口コミ検索など

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