大阪の上本町にある洋菓子屋「なかたに亭」で、人気商品であるチーズケーキをいただきました。
「なかたに亭」は大阪のチーズケーキを調べると高確率でヒットするお店です。
「なかたに亭」というちょっと渋い店名ですが、外観と内装は今風のパティスリーといった感じです(外観や内装はGoogleマップから確認できます。気になる方はこちらからぜひ)。
さて、なかたに亭の人気商品であるチーズケーキがこちらです。
手のひらに収まるくらいのサイズで、トッピングやクッキー生地はありません。中になにか入っているわけでもありません。単一の生地の非常にシンプルなベイクドチーズケーキです。ちなみにとなりのケーキはアヴリルというケーキです。
公式サイトの説明では「濃厚なクリームチーズを贅沢に使い、低温の湯煎でしっとりと焼きました シンプルですが深みのあるチーズケーキです」となっています(公式サイト)。
その説明のとおり、シンプルでありながら非常に深みのある味のチーズケーキです。
質感はけっこうむっちりしています。最近はやりのとろとろ系、半熟系、口溶け系とは違い、昔からある素朴なチーズケーキを思わせる食感です。
味の印象はやや濃厚といった感じなのですが、何より印象的なのが、そのシンプルながら洗練された味です。
柑橘系の酸味はなく、サワークリームの風味もそれほどなく、あるのはクリームチーズのまろやかな風味と塩味、生クリームの豊かで濃厚な風味などです。この2つの乳製品の味、風味がとても印象的なのです。
使っている乳製品が高級なものなのか、あるいは乳製品に以外に何か隠し味があるのか。それとも製法に秘密があるのか。素人の私は、食べただけではわかりませんがとにかく、
「シンプルなチーズケーキなのにここまで味わい深くなるのか…」
とふと考えこんでしまうような、そんな体験をされるのです。余計な味付けをせず、チーズケーキ本来の魅力である乳製品の美味しさを、これでもかというほどに追求しているのでしょう。
このようなシンプルなチーズケーキは、シンプルであるがゆえにシェフの舌と腕が試されます。またこのタイプのチーズケーキは現在のはやりではありません。そのようなチーズケーキで勝負するのはとても難易度が高いことです。それを成し遂げる「なかたに亭」という店は、全国でも類を見ない至高の店であるといえるのではないでしょうか。
店舗の公式サイトや地図などは以下からお調べいただけます。
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