渋谷にあるローステッドコーヒーというカフェで珍しいチーズケーキを見つけました。「NYスフレチーズケーキ」というチーズケーキです。
一般的にはNYチーズケーキ(ニューヨークチーズケーキ)はベイクドチーズケーキの一種です。明確な定義はありませんが、一般的には材料にサワークリームを使い、低温で湯煎焼き(蒸気を発生させながらオーブンで焼く)にするなどの特徴があります。ねっとりした質感と一体感のある生地のしっとりした舌触りが特徴です。
▶ニューヨークチーズケーキとは何か? ニューヨークチーズケーキの特徴を解説
対してスフレチーズケーキは、オーブンで焼くという工程があるのでベイクドチーズケーキの一種といえますが、一般的なベイクドチーズケーキとは大きく違う点があります。メレンゲを混ぜてチーズケーキの本体に気泡を作ることです。また小麦粉の量もやや多めにすることで、カステラのようなふわふわした食感の「スフレチーズケーキ」ができます。
NYチーズケーキとスフレチーズケーキは質感が大きく異なります。その2つを合わせたNYスフレチーズケーキです。このようなチーズケーキは他ではみたことがありません。いったいどういうチーズケーキなのでしょうか。
NYチーズケーキ感もスフレ感もある、新しい食感のチーズケーキ
土台にはブラッククッキーを使用しています。断面から若干の気泡が見て取れます。スフレチーズケーキほどではありませんが、スフレチーズケーキの要素を持っているといえるでしょう。
一方で実際の食感は、スフレチーズケーキのようなふわふわしたものではありません。スフレよりもだいぶしっとりした舌触りです。かといってニューヨークチーズケーキのようなねっとりと舌に絡みつくような食感でもありません。どちらかといえばレアチーズケーキに近いかもしれません。あるいはシブーストの上のクリームのような、そんな不思議な質感です。
ニューヨークチーズケーキは、濃厚な一方でやや重たい印象があります。一方のスフレチーズケーキは、軽い一方でやや物足りなさを感じてしまう場合があります。このNYスフレチーズケーキは、その中間といった感じでしょうか。それなりに濃厚さもありながら、食感は軽やか。スフレとニューヨークのいいとこ取りをしたようなチーズケーキです。
また新しいジャンルのチーズケーキが登場するのかもしれません。
Roasted COFFEE LABORATORYはベイクルーズが手掛けるブランドです。渋谷神南にあるセルフスタイルのカフェです。店内にはコーヒーを焙煎する巨大なマシーンがありまさにラボのようになっています。運営企業であるベイクルーズは他にもJ.S. BURGERS CAFE、FLIPPER’S、BOUL’ANGEなどの人気のブランドを手掛けています。
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