パティシエとして世界的に有名なフランスのパティシエ、ピエール・エルメ氏が手掛ける店「ピエール・エルメ・パリ（Pierre Hermé Paris）」。日本にもいくつか店舗があり、その1つが新宿伊勢丹にあります（ピエール・エルメ公式サイト）。
フランス発祥のパティスリーなので、オーソドックスなチーズケーキは置いていないと思っていましたが、意外にもありました。それがチーズケーキイスパハンです。
アート作品のようなチーズケーキ
照明の関係で若干で色が暗くなっていますが、それにしても華やかです。真っ赤なジュレに、ローズを添えており、またそのローズには水玉がのっています。
さらにケーキの背面には、不思議な形に整形されたホワイトチョコレートが添えてあります。葉っぱかなにかをモチーフにしているのかわかりませんが、カットタイプのケーキで、このような添え物があるのは見たことがありません。
とにかく他店では見たことがないような華やかでおしゃれなチーズケーキです。ピエール・エルメ氏は「パティスリー界のピカソ」と形容されることがあります。最初このケーキを見たときは、これがパティシエ界のピカソの作るケーキか…と驚いたものです。実際にピエール・エルメさんがプロデュースしたものかどうかはわかりませんが、地味になりがちなチーズケーキを、ここまで華やかにするそのデザインセンスには、感嘆するばかりです。
ちなみに以前、同じくフランス発のパティスリーである「サダハルアオキ」のチーズケーキをいただきましたが、こちらも非常に華やかでした。ケーキの表面を舞台とし、その上に作品を作っていくような、そんなアート性を感じるチーズケーキでした。
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ピエール・エルメのチーズケーキも、同じようにアートのような、作品のような、創作性を感じます。
動画も撮影しているので、お時間がある方はぜひご覧になってみてください。
ローズを使ったチーズケーキ
ピエール・エルメのチーズケーキは、店舗の商品説明によれば、フランボワーズ風味のビスキュイ、ローズ風味のベイクドチーズケーキ、ローズ風味のチーズムース、ライチ入りのフランボワーズのコンポート、これらを使用しているそうです。
ローズを使ったチーズケーキをこのブログで紹介するのは初めてです。やはりフランス発のパティスリーだからなのか、日本のパティスリーでは使わないような材料を使っています。
ちなみに商品名は「チーズケーキ イスパハン」です。あまり聞き慣れない「イスパハン」というワードが入っていますが、「イスパハン」とはバラの品種の1つです。13世紀に西アジアからヨーロッパに導入されたバラで、その鮮やかな色で人気があります。
またピエール・エルメには「イスパハン」という名前の菓子があります。これはピエール・エルメ氏が考案したもので、店を代表する商品になっています。「イスパハン」というワードが入ったこのチーズケーキは、ピエール・エルメらしさを存分に表現しているといえいます。
※ピエール・エルメのイスパハンはこちら wikipedia ピエール・エルメ
ローズの上品な風味が印象的
見た目だけでなく、味や風味もこれまでにないものを感じます。ローズを使ったチーズケーキは初めてだったのですが、ローズの風味の上品さに驚きました。こんなチーズケーキは初めてです。
全体的な質感についても、驚くほどしっとりしています。１カット864円という、相場からすればやや高めの値段ですが、まったく後悔することはない、心底食べて良かったと思えるチーズケーキです。こういったチーズケーキこそ、一度食べてほしいです。
ちなみにこのチーズケーキイスパハンは、ホールサイズも販売しています。店頭受け取り予約が必要ですが、かなり豪華なケーキです。
詳細情報
- お店の公式サイト
- 店舗一覧
- お店のInstagram（商品のラインナップがわかります）
- 公式Twitter
ピエールエルメは現在日本に13店舗あります（店舗一覧）。日本に一号店をオープンしたのは2005年です。青山でした。本場フランスの菓子が買える数少ない店です。店舗は多くはありませんが、ぜひ一度、本場の味を体感してみてください。
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同じくフランス発のパティスリー「サダハルアオキ」のチーズケーキはこちら。
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