セブンイレブンから3月2日に発売された「バニラ香るチーズテリーヌ」。
チーズテリーヌは2019年頃からネットや本でその名前がついたレシピが紹介されたり、一部の洋菓子屋が販売したりしていた。局所的にみられるチーズテリーヌであったが、2020年にとあるスイーツタレントが、「チーズテリーヌ」と名付けた商品をプロデュース、販売するとともに、SNSやテレビ番組、雑誌などその商品をPRしていた。
これによってチーズテリーヌという名前がネットやテレビにおいて、徐々に露出するようになり、チーズテリーヌという名前の商品が増えているように。そして2020年10月30日には、ついにコンビニのローソンが「麗溶チーズテリーヌ(うるどけチーズテリーヌ)」という、「チーズテリーヌ」というワードを入れた商品を発売。
続くようにして2021年2月5日にファミリーマートが「チーズテリーヌ バニラソース仕立て」を、そして2021年3月2日にセブンイレブンが「バニラ香るチーズテリーヌ」を発売した。
ちなみにチーズテリーヌに厳密な定義はない。今のところチーズテリーヌという名で発売される商品は、どれも四角い型を使い、従来のベイクドチーズケーキよりも、しっとりさせているなどの特徴がある。
しかし例外もたくさんあって、一概にこれがチーズテリーヌであるということはいえない。
作り手が思い思いのチーズテリーヌが作っており、チーズテリーヌが話題になっているというより、「チーズテリーヌ」という名前が話題になっているといえる状況だ。2019年頃に盛り上がったバスクチーズケーキほどの盛り上がりはないようであるが。
セブンのチーズテリーヌは、ローソンとファミマの中間的な質感
さてセブンイレブンのチーズテリーヌであるが、四角い紙のカップに入ったタイプである。
他のコンビニと比べてみると、ファミリーマートは完全にカップで、そしてローソンは長方形で自立するタイプである。ローソンのものは洋菓子屋が販売する、パウンドケーキ型で作ったチーズテリーヌに似せたタイプだ。
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ファミリーマート -
ローソン
セブンイレブンは、厳密にいえばローソンともファミリーマートとも違う。一見カップであるが、このカップは解体することができ、自立もする。
ファミリーマートにチーズテリーヌはまったく自立しそうになかった。一方でローソンのチーズテリーヌは完全に自立した。セブンイレブンはその中間であるといえる。
余談であるがこの解体的できる容器は、以前セブンイレブンが「生食感フィナンシェ」という商品を販売したときにも使っていたものである。
セブンのチーズテリーヌはバニラの印象強め
さてその味であるが、「バニラ香る」と商品名についているように、バニラの風味をとても感じられる。その他、クリームチーズ、生クリームの風味も豊かである。
スイーツの口コミサイトであるもぐナビでは、「チーズの風味はそれほど強くなく、バニラアイスのようだ。」といった趣旨の口コミもあった。これは確かに納得できる。
ちなみにファミリーマートもバニラの風味を強調させたチーズテリーヌを販売していた。
ファミリーマートのチーズテリーヌ。「バニラソース仕立て」が副題である。
比較してみると、セブンイレブンのほうがバニラに風味が強い。一方で、どちらもチーズケーキなのか、バニラアイスなのか、はたまたバニラプリンなのか、よくわからないような印象である。どれも美味しいが。
ねっとり感を楽しめるスイーツ
適度なしっとり感もありつつ、チーズケーキ特有のねっとり感もしっかり楽しめる。
それにしても食べてみると、カップの容器を採用している意味がわかる。カップでなければいけないであろう、自立するか、しないかくらいの絶妙な質感になっているのだ。ギリギリの質感を攻めている。
また微妙に「ジャリ」という、粗い砂糖を噛んだときに感じるような食感があった。これは悪いものではなく、いいアクセントになっている。
どこかで食べたような、既視感のスイーツであるが、ねっとりした食感とバニラの風味、乳製品の豊かな風味を心ゆくまで楽しめる、美味しいスイーツであった。
値段や商品説明など
- カロリー:249kal
- 値段:238円
- 製造者:デリカシェフ
なめらかな食感とクリーミーでコクのある味わいのベイクドチーズケーキです。クリームチーズ,牛乳,クリーム等を使用しオーブンでじっくりと焼き上げました
公式サイト商品説明より
公式サイト、口コミ検索など
- セブンイレブンの公式サイト
- オムニセブン(通販サイト)、チーズテリーヌのページ
- Twitterで口コミを検索する
- もぐナビの口コミ(こちらのほうが正直な口コミが多い)