舟和の「芋ようかん」と「あんこ玉」を初めて食べたのは小学生のときでした。
おじいちゃんが買ってきてくれた舟和の「芋ようかん」と「あんこ玉」は、何ともいえない美味しさで、夢中になって食べたものです。
そんな舟和。成人してからほとんど縁がなかったのですが、チーズケーキがあるとの情報を聞きつけ、久しぶりに舟和へ。
懐かしの「芋ようかん」「あんこ玉」と並んで、そのレアチーズケーキはありました。
「お芋のレアチーズケーキ」です。
今回訪問したのは、舟和が運営する「ふなわかふぇ」というイートインスペースを備えたカフェです。「ふなわかふぇ」は、3店舗ありますが、「お芋のレアチーズケーキ」を販売しているのは、自由が丘店と浅草店だけのようです。ちなみに店頭販売のみの舟和では、レアチーズケーキは販売してないようです。
※公式サイト
- 舟和(公式サイト)
※食べログ
「ふなわかふぇ」のお芋のレアチーズケーキとはどんなチーズケーキなのか?
円柱。
某プッシュボタンのような形で、わくわくしてしまいます。
ちなみに添えられているせんべいは、舟和で販売されている「黄金色の芋金貨」という、芋ようかんの味を再現したせんべいです。
このレアチーズケーキだけで、舟和のせんべいも同時に楽しめるお得なスイーツです。
質感の違う2つのレアチーズケーキが重なった2層のレアチーズケーキ
口に入れると爽やかな酸味が口一杯に広がっていきます。
サワークリームのような爽やかさと、そしてミルクのようなまろやで柔らかい口当たりも。
これだけでも十分に美味しいレアチーズケーキなのですが、食べ進めていくとあることに気がつきます。
なんとこのレアチーズケーキ、2層になっているのです。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、質感の違う2つのレアチーズケーキが重なっているのです。
上の層は、先の解説のように、酸味とマイルドな甘さがバランスのいい味わい。
下の層はレアチーズケーキにお芋の風味を混ぜたもので、
チーズの柔らかい甘さのなかに、ふわっと芋ようかんのほくっとした甘みがあります。
吹き抜けていくお芋の風味は格別。
上の層はクリームのようなふわふわした食感でしたが、こちらの下の層は、少しねっとりした濃厚な口当たりがあります。
こんなレアチーズケーキ初めて! 待ち受ける芋ようかんのサプライズ
さらに奥まで食べ進めていくと、新たなサプライズがあります。
なんと、舟和の芋ようかんが入っているのです!!
メニューの説明は、「芋ようかんが入っています」なんて記載は一切ありません。
それにメニュー名はシンプルに「お芋のレアチーズケーキ」なので、単に芋ペーストを練り込んだチーズケーキだと思っていました。
しかし違ったのです。
さすが日本を代表する和菓子屋の舟和。
レアチーズケーキに芋ようかんを入れるという、舟和のファンが卒倒するようなサプライズを仕込んできたのです。
もう見つけたときは、感激でした。
一人だったのですが、歓喜の声を上げてしまいそうでした。
もちろんレアチーズケーキと芋ようかんの相性は完璧。
マイルドな芋ようかんに、マイルドなレアチーズケーキ。
ふかふかの布団にふかふかの枕。
すべてがふかふかで揃えられたベッド。
その上に思い切りダイブするような、そんな瞬間です。
「嗚呼、幸せ」
レアチーズケーキの食感をさらに引き立てるザクザクのクッキー生地
サプライズはまだ終わりません。
下のクッキー生地にも工夫があって、食感はこれまでにないほどザクザク。
歯ごたえ抜群。
さらにクッキー生地からはナッツの風味も感じられます。
ザクザクした食感とナッツの風味が非常にいいアクセントになっており、レアチーズの味を一層引き立てているのです。
舟和のレアチーズケーキと黄金色の芋金貨とのコラボも最高
備え付けのせんべいを忘れてはいけません。
前述の通り舟和で販売されている「黄金色の芋金貨」というせんべいが一緒に食べられます。
せんべいといってもガリしているわけではなく、薄いクッキーのようなサクサクした食感です。
舟和も芋ようかんの味を再現したこのせんべい。
チーズケーキにせんべいをディップして食べると、それはもう最高。
レアチーズケーキのふわふわな食感のなかに映えるサクサクした食感。
レアチーズケーキのほどよい酸味に映える芋ようかんせんべいの甘み。
何とも表現しがたい食感、口当たり、味のコラボなのですが、だからこそ奥が深く、楽しい。
こんなにたくさんの味、食感を一度に楽しめるレアチーズケーキは初めてです。
さすが日本を代表する和菓子屋です。
一度は食べてほしい、美味しいレアチーズケーキ
レアチーズケーキといえば、レモンの酸味が目立つ大人の味わいのものが多かったりします。
たとえば、「しろたえ」「Tops(トップス)」など、有名どころのレアチーズケーキは酸味をはっきさせている印象です。
もちろん美味しいのですが、個人的には「クセが強いかな」と感じることも。
一方、「ふなわかふぇ」のレアチーズケーキは優しい甘みが目立つ味わいで、クセがありません。
口当たりも非常にまろやか。濃厚でねっとり、という感じではなく、クリームのようにやわらかくまろやかさなのです。
また二層のレアチーズケーキだったり、なかから芋ようかんが登場したり、せんべいと一緒に食べたり。
食べていて全く飽きないレアチーズケーキです。
一度は食べてみてほしいチーズケーキです。
「お芋のレアチーズケーキ」の詳細
商品名 | お芋のレアチーズケーキ |
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タイプ | レアチーズケーキ |
値段 | 600円 ドリンクセットは800円 |
カロリー | 記載なし |
「ふなわかふぇ」について
「ふなわかふぇ」は、自由が丘、浅草、高田馬場店では、レアチーズは販売していないようです。
今回は自由が丘店を訪問しました。
コーヒー、お茶とともに、舟和の芋ようかんやあんこ玉、レアチーズを食べられます。
その他、自由が丘であればチーズケーキを食べられるお店がたくさんあります。
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