あらゆる路線が交差する品川駅は、東京の一大乗り換え駅の1つであり、また新幹線の発着駅であることから、駅構内は売店が充実しています。洋菓子屋を販売する店もたくさんあるのですが、その中に和菓子屋と洋菓子屋を融合させたような気品のある店を見つけました。
それが「和楽紅屋」です。しかもこのお店トンカ豆を使ったチーズケーキを販売していました。
トンカ豆を使ったチーズケーキ「紅屋の極チーズ」について
こちらがそのチーズケーキです。名前は「紅屋の極チーズ」です。1人前サイズです。
バスクチーズケーキのような見た目ですが、バスクチーズケーキとして販売されていたわけではありません。
また和楽紅屋はオンライストアで大きいサイズのバスクチーズケーキを販売しており、見た目はこのチーズケーキに似ていますが、別物のようです。この紅屋の極チーズはおそらく店舗でのみ販売しているものです。
値段は450円で、洋菓子屋のチーズケーキとしては一般的な価格です。
冒頭で紹介したとおり、このチーズケーキはトンカ豆を使っています。
トンカ豆はクマルと呼ばれる植物の種で、甘い香りがあることから菓子の香り付けに使われることがあります。個人的な感想としてはバニラよりももう少しスパイスっぽい香りがあるように思います。
ちなみにトンカ豆はミスターチーズケーキが材料として使ったことで、その存在が知られるようになりました(ミスターチーズケーキの詳細)。ミスターチーズケーキがヒットした直後はトンカ豆を使う店がいくつかあったのですが、現在はあまり見られません。
そんなトンカ豆を使った紅屋の極チーズですが、トンカ豆の風味がとてもよく活かされているように思います。
全体的にはバスクチーズケーキのように濃厚で、クリームチーズと生クリームの旨味をしっかり感じられます。そこにアクセントとしてトンカ豆の甘い香りが抜けていき、クセになる味わいを演出しています。
中身は非常にとろとろで食感も良いです。しっとりして口溶けも良く、味、香りも良い非の打ち所がないチーズケーキです。
和楽紅屋はモンサンクレールの辻口シェフが手掛ける和スイーツの店
ちなみにこのチーズケーキを販売している和楽紅屋は、自由が丘のモンサンクレールのオーナーシェフ、辻口博啓さんが手掛けています。和楽紅屋は、辻口シェフの実家が運営していた和菓子屋「紅谷(べにや)」を復活させる形で立ち上げたブランドで、パティシエが作る和スイーツがコンセプトです。チーズケーキの他にも、和の材料を使ったラスクやバターサンドなどを販売しています。
現在店舗は、高島屋二子玉川、渋谷ヒカリエ、エキュート品川、エキュート東京の4ヶ所にあります。店舗によって若干メニューが違うようです。今回紹介したチーズケーキはエキュート品川で購入しました。
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