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取り寄せ可能店

【Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)】のチーズケーキは味、香り、開発ストーリーまでも楽しめるチーズケーキだった

ミスターチーズケーキ (2)取り寄せ可能店

2019年、一番話題になったチーズケーキだといえるものとしてMr. CHEESECAKEがあります。

Mr. CHEESECAKEはクラウドファンディングを行い、大成功を納めました。その人気は、時が経っても衰えることを知らず、入手困難な状態が長いこと続いています。

その人気のチーズケーキについて、本記事では紹介します。 Mr. CHEESECAKEの人気の秘密なども紹介している、ぜひご一読いただければと思います。

※チーズケーキは公式サイトから購入可能

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Mr. CHEESECAKEのチーズケーキを食べて

まずはどんなチーズケーキなのかについて紹介します。

Mr. CHEESECAKE (2)

まず目をみはるのが高級感のある化粧箱です。Mr. CHEESECAKEは、紙袋か化粧箱かを選択できます。

化粧箱は、紙袋よりも1000円ほど高くなるのですが、高級感は倍増し、特別なものをもらったようなワクワク感があるので、プレゼントや手土産にするときには、化粧箱をおすすめしたいです。

チーズケーキとメッセージ

Mr. CHEESECAKE

箱をあけるとメッセージがあります。

チーズケーキ。
その言葉の奥には
母の愛と優しさが詰まっている。
牛乳から始まる小さな奇跡は
すべての人を幸せにする。
世界一じゃなく、
あなたの人生を最高に。
今日も小さな幸せを
届けられますように。

また同封されているメッセージカードにも、開発者の田村浩二さんの思いが綴られています。

Mr. CHEESECAKE

ラーメン屋の壁に書いてあるポエムのようなものを「ラーメンポエム」と呼ぶことがあるのですが(ラーメンと愛国)、それに近いものでしょうか。このようにメッセージカードが添えられるチーズケーキは、珍しいように思います。

他にも、従来のチーズケーキとは違う点があります。シェフである田村浩二さんが、Mr. CHEESECAKEが完成するまでのストーリーや開発秘話、さらにはそのチーズケーキのレシピもネットで発信しています。

田村浩二さんという人間、ストーリーまでもがチーズケーキとセットになって、コンテンツになっている。チーズケーキの魅力だけではなく、田村浩二さんの人間的魅力にひかれて、チーズケーキを買っている人もいるように思います。このような売り方をするチーズケーキは、他には存在しません。前代未聞の挑戦を行う、先駆的チーズケーキです。

「香り」が素晴らしく良いチーズケーキ

Mr. CHEESECAKE (7)

紙の包みをあけると、その瞬間にキャラメルのようなナッツのような、バニラのような香ばしくて上品な匂いがたちこめます。これまでたくさんのチーズケーキを食べてきたのですが、こんなに香りが良いチーズケーキは初めてです。

いったいなぜこんな独特な香りがするのでしょうか?

商品説明を見てみると、「バニラ」「レモン」「トンカ豆」といった材料を使っていることがわかります。おそらく、主にトンカ豆がこの素晴らしい香りを立たせているのだと思います。

ちなみに「香り」については、Mr. CHEESECAKEが特にこだわったポイントであると、シェフの田村さん自身が述べています。

香りには脳に直接訴えかける力があり、考えるよりも早く美味しさを感じさせます。記憶を呼び起こす”プルースト効果”というものもあり、過去の美味しかった記憶を香りで思い出し、その時の感覚が更に料理を美味しくさせたり、ノスタルジーな気持ちにもさせてくれます。香りは、料理における最重要ポイントだと思うのです。

Makuakeより

今までのチーズケーキにはない素晴らしく良い「香り」です。このようなチーズケーキは、これまでにみたことがありません。ぜひ堪能してほしいです。

みとれるほど美しい断面

Mr. CHEESECAKE (18)
Mr. CHEESECAKE (17)

切り分けてみると、その質感に驚かされます。クリームのようにトロトロなのです。

このトロトロの質感の秘密は商品説明に書かれています。

小麦粉を使わない製法で仕上げるギリギリの食感。湯煎焼きをする事で上はしっかりベイク、下はレアチーズケーキの様な滑らかさを表現。一つで二度おいしい食感です。

「上はしっかりベイク、下はレアチーズケーキの様な滑らかさを表現」

小麦粉を使わない製法で仕上げるギリギリの食感。しかも土台なし。自立しているのがやっとなのでしょう。しかしだからこそこの独特の質感を表現できているのです。

Mr. CHEESECAKE (16)

ちなみにこの質感は、「6th by ORIENTAL HOTEL」のバスクチーズケーキにも通じるものがあります。

6th by ORIENTAL HOTEL」のバスクチーズケーキ。中身がトロトロなので自立しません。

あっという間になくなる、儚い口どけ

Mr. CHEESECAKE (21)
Mr. CHEESECAKE (22)
Mr. CHEESECAKE (23)

上の部分は濃厚でコクがすごい。一方で、舌触りは驚くほど「しっとり」しており、ひとたび咀嚼すると「すっ」と消えてなくなります。

ちなみにMr. CHEESECAKEは口どけにもこだわっているといいます。口どけをよくするために、特に「乳化」の技術に注力しています。

田村浩二氏は自身のnote(ブログ)で以下のように書いています。

今までは香りの話にフォーカスきてきましたが、一番の差別化のポイントは乳化なのです。(中略)

たかがチーズケーキかもしれませんが、そこには僕がフランス料理を真剣に学んできた知識と技術が詰まっています。うわべだけでは絶対に真似できない技術があると自信を持って言えます。

フランス料理の技術力。note より

一般的なチーズケーキはつなぎとして小麦粉を使用して状態を安定させます。一方で口どけが悪くなってしまう場合があります。そこで田村さんは小麦粉ではなく、コーンスターチや卵黄、ホワイトチョコといった材料を、絶妙な分量とタイミングで配合し、乳化に注目しました。これにより、口溶けの良い生地に仕上げたのです。

シェフの田村さんは、星付きフレンチでシェフを務めた人でもあるのですが、このMr. CHEESECAKEは、一流フレンチの技術が詰まったチーズケーキだといえます。このチーズケーキがお取り寄せできるなんて、ものすごい時代です。

Mr. CHEESECAKE (24)

最後の一口が切なくなるほど美味しい

Mr. CHEESECAKE (1)

口にいれると、まず感じるのは「今まで食べたチーズケーキと違いすぎて情報の処理が追いつかない」ということです。どう表現したらいいのだろうというパニクってしまうのです。

ただ確実にいえるのは、めちゃくちゃ美味しいということ。

Mr. CHEESECAKE (19)

濃厚で重量感があるのですが、サワークリームやヨーグルトなどの酸味がいい具合にバランスを取っています。

さらにトンカ豆の香ばしい匂いが、口のなかから、喉の奥から込みあげてきて、飲み込んだ後も余韻を存分に楽しませてくれます。

Mr. CHEESECAKE (20)

またレモン系の酸味のアクセントの心地よさといったらありません。

その味の深さ、匂いの豊かさに、「もっと知りたい。もっと食べたい」「ずっと食べていたい」という感じで、どんどん食べ進めてしまうのです。

気がつけば最後の一口に。ああ、儚い。

Mr. CHEESECAKE (11)

Mr. CHEESECAKEは、「レストランデザートのような儚い食感」というキャッチコピーを使っていました。

まさらに「儚い」。美味しさのあまりどんどん食べ進めてしまい、気がつけば最後の一口になっているのです。

Mr. CHEESECAKE、それは未知の体験ができる素晴らしいチーズケーキです。それは間違いありません。そして美味しさのあまり、儚い思いをすることになる、切ないチーズケーキでもあります。

Mr. CHEESECAKE (2)

▼Mr. CHEESECAKE質感がわかる動画

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値段、日持ち、サイズ、購入方法など

Mr. CHEESECAKE (8)
公式サイト
値段3,456円
BOX付きは4,320円
サイズ約17cm / 約480g
メニュー名チーズケーキ
チーズケーキのジャンルベイクドチーズケーキ(湯煎焼きしているので、ニューヨークチーズケーキに近い)
カロリー記載なし
日持ち冷凍で3ヶ月くらい
(冷凍で送られてくる。解凍後は早めに食べる)

小麦粉を使わない製法で仕上げるギリギリの食感。

湯煎焼きをする事で上はしっかりベイク、下はレアチーズケーキの様な滑らかさを表現。一つで二度おいしい食感です。

公式サイトより

Mr. CHEESECAKEの購入方法

Mr. CHEESECAKEは公式サイトのみでの販売しています。※公式サイト

毎週日曜日と月曜日の毎朝10時に販売開始です。販売開始情報は、Mr. CHEESECAKEの公式サイトと、LINE@で発信されます。デパートでの催事も行っているそうですが、固定の店舗をもつ予定はなさそうです。

Mr. CHEESECAKEはレシピ本が発売されている

なんとMr. CHEESECAKEのレシピ本が発売されています。

Mr. CHEESECAKE

入手困難なチーズケーキのレシピを、堂々と本にして発売しているのです。なんという大胆さ。レシピのオープンソース化ともいえる、驚くべきことです。もう色々と次元が違います。

実際に読んでみたのですが、トンカ豆さえあれば、自宅でも作ることができそうです。

【考察】Mr. CHEESECAKEは何がすごいのか?

ここではMr. CHEESECAKEがなぜ、話題になったのかを考察していきます。

まず、Mr. CHEESECAKEがすごかった点は、実店舗を持たない取り寄せ限定のチーズケーキでありながら、多くの「コト」を提供しているからだと考察します。

食事は「コト消費」

「コト消費」「モノ消費」は、たとえば車のような物理的なものを購入することは「モノ消費」で、ドライブのような経験することを「コト消費」といいます。他にはCDを買うのは「モノ消費」、ライブ鑑賞は「コト消費」といった様にわけることができます。

食べ物は、実態があるという意味で「モノ消費」のように思えるのですが、一時的にしか所有できないという意味では「コト消費」的な側面が強くなります。

また料理以外の部分に多くの付加価値を置く、レストランやカフェでの食事は、より一層「コト消費」的な面があります。たとえば高級レストランで食事は、そこで提供される料理よりにも大きな価値がありますが、それと同じくらい店の雰囲気や空間に価値があります。

店の内装、家具、匂い、BGM、食器、カトラリー、スタッフの対応にいたるまで、お店の世界にどっぷり浸かり、それを五感で楽しめます。店での食事は旅行や音楽ライブなどと同じく、「コト消費」です。

多くの取り寄せグルメは消費できる「コト」の量が少ない

一方で取り寄せグルメではコトとモノ、どちらでしょうか。

現在、インターネットでは日本全国、海外からだって食べ物を取り寄せることができます。しかし取り寄せグルメを食べる場所はたいてい自宅です。この世でもっとも見慣れた空間、この世でもっとも使い慣れた食器と家具、もっとも嗅ぎ慣れた匂いのなかで、食べることになります。

どれだけ美味しいものであっても、消費できるコトの総量は、店での食事にかなわないように思います。取り寄せグルメは消費できるコトの量が少ないのです。

★店での食事
消費できるコトの量=多い

★取り寄せグルメ
消費できるコトの量=少ない

Mr. CHEESECAKEは実店舗を持たない取り寄せ限定のチーズケーキなので、本来ならば消費できるコトの量は少なのですが、Mr. CHEESECAKEはこれを乗り越えました。つまり、取り寄せでありながら多くの消費できる「コト」を内包しているのです。

Mr. CHEESECAKEは多くの「コト」を持っていた

Mr. CHEESECAKEが持っていた多くの「コト」。

具体的には、以下の6つです。

  1. WEBサイト
  2. 包装とメッセージカード
  3. 匂い・味
  4. 食感
  5. ネットでシェアした時や口コミした時に得られる優越体験
  6. 希少性

WEBサイト

Mr. CHEESECAKEという体験は、WEBサイトを開いた瞬間からはじまっています。

実際にサイトをみるとわかると思うのですが、とても洗練されています。やわらかい配色で、スクロールと同時にふわっと浮きだす写真と文字。最低限の文字と写真をあしらったシンプルなデザインで、その世界観が端的に表現されています。そして何より、そのチーズケーキが美味しいに違いないと、ひしひしと伝わります。

またMr. CHEESECAKEは、自社サイトのみで販売しています。楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなど、プラットフォーム側のデザインに侵食されてしまうことがありません。Mr. CHEESECAKEを購入するすべての人が、公式のWEBサイトを経由するのです。

即決した人も、一瞬ためらった人も、WEBサイトを見た人は一様にMr. CHEESECAKEの世界観を体感します。購入の前から1つの「コト」を消費しているのです。サイトの注文画面すら、消費できるコトになっているのです。

包装とメッセージカード

Mr. CHEESECAKEは細部にまで妥協がありません。ケーキを収納する容器にもこだわっています。

まず、以下の画像はオプションで注文できる化粧箱つきのMr. CHEESECAKEです。

また普通に注文した場合は、紙袋のような保冷バッグでチーズケーキが届きます。

化粧箱も保冷バッグタイプも、一言でいうならセンスがよく、これが家に届いたら普通にテンションが上がります。これもまた「コト消費」の1つです。

そして当然、捨てられるはずがありません。購入から1年以上が経過するのだが、筆者の家にはまだMr. CHEESECAKEの化粧箱があり、小物入れ兼インテリアとして活躍しています。モノ兼コト消費にもなっているのです。

さらにMr. CHEESECAKEには、箱のなかにも「コト」が隠されています。箱をあけると、神聖な紙に記載されたメッセージが出迎えてくれるのです。このポエムを素通りなんてできるはずがありません。どれだけ空腹であっても。否応なくMr. CHEESECAKEの世界観を浴びることになります。

Mr. CHEESECAKE (5)

これまでケーキの箱のなかにメッセカードを添付するお店はたくさんあったのですが、印象に残っているものは、正直ほとんどありません。つい見とれてしまったのは、Mr. CHEESECAKEだけです。Mr. CHEESECAKEは、包装や箱にも消費できるコトを詰め込んでいたのです。どこかapple製品のような洗練度を感じます。

香り・味

Mr. CHEESECAKE (11)

取り寄せグルメの最大の「コト」である味、香り。Mr. CHEESECAKEはこれについても圧倒的でした。

一般的にチーズケーキはあまり香りがしないのですが、Mr. CHEESECAKEは開けた瞬間から、香りに包まれます。味も衝撃的で、トンカ豆という聞き慣れない材料や、チーズケーキにホワイトチョコという独特のレシピは革新的で、これまでにない体験したことがない、感動的な味に仕上がっていました。Mr. CHEESECAKEは初めての体験をさせてくれます。まさに「コト消費」です。

食感

Mr. CHEESECAKE (23)

先に紹介した味と匂いについてもそうですが、食感についても他のチーズケーキの群を抜いていました。

Mr. CHEESECAKEは冷凍状態で届くのだが、3つの食べ方が提示しています。「冷凍」「半解凍」「全解凍」の3つです。バスクチーズケーキが登場して、冷凍のまま食べることを推奨する例が増えましたが、普通のチーズケーキで「冷凍で食べても美味しい」と提示する例はありませんでした。1つのチーズケーキで、3つの食感を体験可能という、3つの「コト」を消費できるようになっているのです。

ネットでシェアした時や口コミした時に得られる優越体験

話題の店やオシャレなお店、話題の料理の写真をSNSに投稿すれば、リアクションをたくさんもえる時代です。「いいね」がたくさんもらえることや、話題のお店の感想を友達に教えることができるは、人によっては優越的なもので、これのために話題のお店ばかりを狙う人もいます。

そしてこの優越体験も、店が提供している「コト」の1つです。

この優越体験を提供できるのは、話題の店か、話題の食べ物を提供する店に限られます。たとえば松屋の牛丼をSNSでシェアしても、優越体験ができるほどのリアクションは得られませんが、渋谷にオープンした話題の店をシェアすれば、優越体験ができる可能性は高くなります。

Mr. CHEESECAKEも十分すぎるほどの話題性を持っていました。Mr. CHEESECAKEはシェフの田村さんが自作したチーズケーキを、インスタグラムに投稿したところ、ぜひ食べてみたいという声が多かったことから商品化されたチーズケーキだそうです。

一般販売される前から話題性は十分にありました。一般販売された後は、さらにネットで話題になりました。Mr. CHEESECAKEを購入し、SNSでシェアすることで、優越体験ができるのは明らかであり、実際、多くの人がSNSでシェアしたのです。これもMr. CHEESECAKEが提供してくれる「コト」だといえます。

希少性

Mr. CHEESECAKEは一般販売された時に人気で、入手困難でした。この希少性が、1つの消費できる「コト」にもなっています。入手困難なチーズケーキを購入できた時の喜びは、他のチーズケーキの比になりません。購入できた喜び、そしてチーズケーキが届くまでの期待。これらはMr. CHEESECAKEが提供する「コト」となって、さらにMr. CHEESECAKEというコンテンツの価値を高めました。

終わりに

以上、ながながとMr. CHEESECAKEの魅力を紹介してきました。

Mr. CHEESECAKEがヒットして以降、Mr. CHEESECAKEを参考にしたと思われるチーズケーキが続出しました。チーズケーキの見た目や味だけでなく、パッケージデザインやWEBサイト、販売手法も似ているチーズケーキがたくさん現れました。Mr. CHEESECAKEは、チーズケーキを手掛ける多くのシェフに、多大な影響を与えたのです。私は作る側の人間ではありませんが、それでもMr. CHEESECAKEのインパクトはかなり大きいものでした。Mr. CHEESECAKEは確実にチーズケーキの歴史にその名を刻むことになります。少なくとも、私が編集するならMr. CHEESECAKEはマストでの記載したい出来事の1つです。

余談ですが、Mr. CHEESECAKEはコンビニのセブンイレブンとコラボして、期間限定でアイスクリームを販売しました。

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