今回紹介するのは「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」という名前のチーズケーキです。名店「トシヨロイヅカ」がオンラインショップで販売している商品です。
- お店の公式サイト
- 大丸松坂屋のオンラインストア(こちらでも購入可能)
※お店のチーズケーキやその他のスイーツは以下のページで紹介しています
それでは「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」を紹介します。
「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」はシンプルなスフレチーズケーキです。
それにしてもいったいなぜ「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」という不思議な商品名なのでしょうか。
なぜ「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」なのか
「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」という商品名は、関西の製菓業界で偉大なシェフとして慕われ、「おやじ」の愛称で呼ばれていた安井寿一シェフに由来しているそうです。
安井寿一シェフは多くの弟子を輩出し、洋菓子業界に多大な影響を与えた人物です。現在一般的に見られるスフレチーズケーキは、安井寿一シェフが1969年に考案したものだとされています。(「バスク」で人気再燃 チーズケーキと五輪に深い縁?)
トシ・ヨロイヅカの公式サイトによれば、鎧塚シェフが洋菓子の世界に飛び込んだ当時(おそらく80年代後半)は、「関西の主だったホテルのほとんどのシェフが安井門下生で占められ、安井先生の弟子でないと関西ではシェフになれないとさえ言われていた時代」だったそうです。(トシ・ヨロイヅカ - 親父のチーズケーキと呼ばせて下さい)
安井寿一シェフは、洋菓子の世界に関わりがない私ですら知っている偉大な人物です。そんな安井シェフは、門下生から「安井のおやじ」と尊敬を込めて呼ばれていました。そしてチーズケーキのレシピを門下生に託していたのです。
鎧塚シェフが洋菓子の世界に入った同時期に、安井シェフは他界されましたが、氏が残したチーズケーキを、鎧塚シェフ含む関西のパティシエは毎日焼いていたといいます。
この「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」は巨匠、安井寿一さんが残したチーズケーキのレシピを参考にして開発したものであり、「おやじ」と呼ばれた安井シェフに万感の敬意を込めてこの名前になっています。
前述のとおり、安井シェフは現在みられるスフレチーズケーキを開発した人物だとされています。そのレシピを再現した「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」は元祖に限りなく近いスフレチーズケーキであるといえます。
安井シェフのチーズケーキを復活させてくれた鎧塚シェフには感謝しかありません。
クッキー生地にレーズンのスフレチーズケーキ
このスフレチーズケーキは、他のスフレにはない大きな特徴があります。それが土台にクッキー生地を使っていることです。
スフレチーズケーキは土台にクッキー生地を使わないのが一般的です。これまで色々なスフレチーズケーキを食べましたが、クッキー生地があったのはこちらだけです。
またクッキー生地の上にはレーズンが入っています。
レーズンが入ったスフレチーズケーキといえば、大阪で人気の「りくろーおじさん」を思い出します。
「親父のチーズケーキと呼ばせて下さい」が参考にしている安井シェフのスフレチーズケーキは69年には存在しており、70年代には関西では広くみられたと考えられます。
りくろーおじさんがチーズケーキを販売しはじめたのは80年代です。
おそらく安井シェフのチーズケーキがレーズンを使っており、これがスフレチーズケーキスタンダードとして関西に定着していたのでしょう。りくろーおじさんも、そんな安井シェフのスフレチーズケーキを参考にして開発したのではないでしょうか。
極上のスフレチーズケーキ
それでは食べた感想をお伝えします。端的にいって、これまで食べたスフレチーズケーキのなかで最上級クラスです。
ふわふわでやわらかい口あたりで、この食感だけでもすでに幸せです。また薄めのクッキー生地のサクッという食感が、より一層口のなかを盛り上げます。
コンビニと比べるとのは大変失礼かもしれませんが、やはりコンビニのスフレチーズケーキとは段違いです。「これが本物のスフレチーズケーキか」と思うくらいに。
味、風味も素晴らしいです。
軽やかさもありながら、チーズの乳味、コクのようなものをしっかり感じられて満足感もあります。
またレーズンの風味もいいアクセントになっており、その酸味、甘みが乳製品の美味しさを引き立てます。
さすが偉大なシェフが残したレシピです。美味しいスフレチーズケーキを求めるなら、絶対に一度は食べるべきだといえます。
詳細情報(値段、カロリー、購入方法など)
値段 2550円(別途送料) サイズ 15cmほど カロリー 909kcal 日持ち 解凍後は1日 購入方法 公式オンラインショップから取り寄せ可能 備考
公式サイトとその他、購入できるサイト
- 公式オンラインショップ
- お店のInstagram
- 大丸松坂屋のオンラインストア(こちらでも購入可能)
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