大阪、日本を代表する「りくろーおじさん」のチーズケーキ。
チーズケーキが好きな人、スイーツが好きな人であれば、りくろーおじさんを知らない人はいないはず。
そんなりくろーおじさんのチーズケーキをながながとした文章で紹介します。
【実食】りくろーおじさんの焼き立てチーズケーキ
購入したのが12月のクリスマス前ということもあり、箱はクリスマス仕様です。
そしてこちらがりくろーおじさんのチーズケーキ。
表面の焼印のりくろーおじさんも、クリスマス前ということでサンタコス。
ちなみに「りくろーおじさん」という名前は、創業者である西村陸郎(にしむらりくろう)に由来しているそうです。
つまり、りくろう、という方がいて、その人が作ったお店ということで、りくろーおじさんという名前がついているんですね。
※参考:りくろーおじさん公式サイト
これが16cmで725円です。
いい感じのカフェだと、1カットのチーズケーキが800円だったりしますが、16cmのホールが700円というのは、とんでもないコスパ!
タイプとしてスフレチーズケーキ。
そのまま食べてももちろんおいしいのですが、レンジで温めてから食べると出来たてのような味わいになるとか。
ちなみに底にはレーズンが入っています。
冷やした状態で実食
まずは冷やした状態で食べることにします。
まず感じるのはふわふわ。
ふわふわでありながらある程度、密度があって、クリームチーズ感も感じられます。
意外と甘さ控えめで、やさしい口当たり。そっとなでるような、そんなやさしさです。
そしてレーズン。
これがなかなかいいアクセントになっています。
このレーズンはりくろーおじさんのオリジナルの配合で作っているものらしく、レーズン独特のエグみや渋味がほとんどありません。
筆者はレーズンはそんなに得意ではないのですが、りくろーおじさんのレーズンはさっぱりしていてとても食べやすいので、まったく気になりませんでした。
そんなレーズンの甘さと「ぷちっ」とした食感はいいアクセントになっています。
りくろーおじさんは温めるとさらに美味しい
続いては温めて食べます。
外見からは、違いはわかりませんね。
ちなみにケーキを温めて食べるなんてめずらしい。なかなかお目にかかれません。
温めるとかなりプルプルした状態になります。
また温めると、バターのいい香りがたって食欲が爆発します。
それでは一口。
とってもまろやかで、クリーミーで、幸せな気分になります。
スポンジっぽいスフレが急にカスタードクリームのようにクリーミーでふるふるな食感になるのです。
さらに口のなかでは、もっと卵のまろやかさ、甘さが際立っておいしさが倍増します。
これはおいしい。めちゃくちゃおいしい!
冷やしたままで食べても十分におしいのですが、個人的には温めて食べるのがおすすめです。
温めると食べたときの幸福感が倍増。やはり人間は温かものが好きなのです。ついついそんなふうに思ってしまうような、ぬくもりのある味わいです。
2020年7月追記、りくろーおじさんはやっぱり美味しい
2020年7月にりくろーおじさんのチーズケーキをギフトでおくってもらったので、あらためて食べることができました。
今回は宅配ということで、冷やした状態です。
ちなみに今回はアップルパイもいただきました。
あらためて食べてみましたが、やはりおいしい。
最初にりくろーおじさんを食べてから、また食べるまでいろいろなチーズケーキを食べてきました。それでもりくろーおじさんはおいしいとい。自信をもってそういえます。
スフレなので、他店のチーズケーキ感が強い、ねっとり・しっとりしたチーズケーキとは違います。そういったチーズケーキが好きな人や、そういったチーズケーキになれている方にとって、りくろーおじさんのチーズケーキは満足できないかもしれません。
そうかもしれませんが、りくろーおじさんのチーズケーキは、これでこれで美味しい。
ふわふわでやわらかい舌ざわり。咀嚼と同時にひろがるやさしい甘みとチーズの風味。
りくろーおじさんの顔のようにやさしいチーズケーキであり、これはこれで完成しているのです。
このほっこりするようなチーズケーキが、ホールで1000円を切るのですから、これは評価せざるを得ない。
好き嫌いはわかれるかもしれません。それでもぼくは、どれだけ高級で濃厚なチーズケーキに食べなれてしまっても、りくろーおじさんをしっかり評価できる人間でありたいと思います。
値段、購入方法、日持ちなど
値段 | 725円 |
メニュー名 | 焼き立てチーズケーキ |
チーズケーキのジャンル | スフレチーズケーキ |
カロリー | 記載なし |
製造者 | リクロー株式会社 |
日持ち・消費期限 | 要冷蔵で販売日含めて3日 |
保存方法 | 要冷蔵 |
購入方法 | 店舗、もしくはネットで購入可能 公式オンラインストア 楽天市場(りくろーおじさん直営) |
りくろーおじさんとは?(歴史やお店の様子など)
「りくろーおじさん」とはなにか?
りくろーおじさんとは、大阪に10の店舗をもつ洋菓子屋で、焼き立てチーズケーキは大阪を代表するスイーツの1つになっています。
しかもその人気は海外にもおよんでいて、りくろーおじさんのチーズケーキは、「ジャパニーズチーズケーキ」と呼ばれれることも。日本のチーズケーキの代名詞ともいえる存在になっているのです。
1956年、西村陸郎(にしむらりくろう)さんが創業
りくろーおじさんは意外にも老舗。なんと創業は1956年。
西村陸郎(にしむら りくろう)さんが後の「りくろーおじさん」である千鳥屋をオープン。しかしまだそのころはお菓子の小売店だったそうで、焼き立てチーズケーキは販売していなかったようです。
そして1984年に現在の看板商品である焼き立てチーズケーキの販売を開始。当時はまだめずらしかった焼きたてのホクホクのチーズケーキが食べられるということで、お店には人が殺到したそうです。
この話は、食文化を研究している畑中 三応子氏の著書、『ファッションフード、あります。( 筑摩書房)』でも紹介されています。りくろーおじさんのチーズケーキが、フード界に少なからず影響を与えていることがわかります。
なんば本店にはイートインスペースがある
なんば本店には喫茶スペースがあります。
チーズケーキのイートインもできるそうなのですが、ホールサイズのみとのこと。海外の方は、ホールサイズのチーズケーキを店内で食べていました。
チーズケーキ以外にもいろいろな洋菓子がある
せっかくイートインスペースがあるということで、りくろーおじさんの「サクパイ」というスイーツを頂きました。
カスタードクリームがパイ生地に挟まれているよくあるスイーツ。
チーズを使っているわけではありません。濃厚なカスタードクリームとさっくさくのパイ生地が非常にマッチしたおいしいお菓子です。
また以下の写真は別日に取り寄せた焼き菓子です。
バタークッキーやマドレーヌ、パイなどがあります。
アップルパイも
こちらも別日に取り寄せたアップルパイです。
ネットで取り寄せると冷やした状態で届きます。これをトースターであたためるとできたてのような状態になります。
バターの香りがして空腹が加速することは間違いありません。
普段アップルパイは食べることがないので、他店との比較はできませんが、サクサクで、バターの風味とりんごの風味が絶妙にマッチしているアップルパイです。
さすが人気店です。アップルパイにも妥協がありません。
他にもプリンやブッセなどのお菓子があります。りくろーおじさんにおいて、焼き立てチーズケーキは一部にすぎないのです。
厨房の様子を見学できる店舗も
なんば本店も、大丸梅田店も厨房がガラス張りになっているので、作っている様子を見学できます。
タイミングが良ければ、よく動画になっているプルプルした様子もみることができます。
チーズケーキ製造の様子は、Youtubeでもたくさん紹介されています。以下は朝日新聞が投稿している動画。
りくろーおじさんのチーズケーキは通販でも買える
りくろーおじさんのチーズケーキはネットで購入できます。購入は公式オンラインショップからできます。
取りよせの場合は、冷蔵で届きます。値段は同じですが送料がかかります。
また消費期限は、発送日含む3日間(到着日を含め2日)だそうです。この辺の詳細は、公式サイトに記載されているので、チェックしていただければと思います。
りくろーおじさんの公式サイトなど
「りくろーおじさん」の公式サイトや各種リンク
りくろーおじさんの店舗は 現在店舗は10店。
住之江公園、JR天王寺駅、なんば、大丸心斎橋、大丸梅田、京阪百貨店京橋、北区長柄店、新大阪駅中央口、エキマルシェ新大阪、彩都の森店にあります。
今回は、大丸梅田店となんば本店を見学しましたが、どちらも並んでいました。
また、実際に食べていないチーズケーキも含めていますが、こちらでは大阪駅・梅田駅で買えるチーズケーキをまとめています。大阪でチーズケーキ選びに悩んだ際はぜひ、ご活用いただければと思います。
その他、美味しいスフレチーズケーキはこちら。
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