ローソンの冷凍食品の棚に置いてあるティラミス。これは2021年の4月27日から販売されている商品です。発売当初はかなり人気だったようで、「見つけたらラッキー」と紹介しているネット記事もありました。筆者が購入したのは、9月頃で、今は普通に買えるようです。
ティラミスは、マスカルポーネというフレッシュチーズを使ったケーキで、チーズを使ったスイーツという意味では、チーズケーキの一種といえます。実際、平成初期のレシピ本ではティラミスを「イタリアのチーズケーキ」と紹介している例もみかけるほどです。ティラミスはチーズケーキなのです。ゆえにこのブログでもティラミスを紹介しています。
さて、ローソンの冷凍ティラミスですが、縦長のパッケージで、三角のティラミスが2つ入っています。
このティラミは、出してすぐ食べればアイスティラミスとして、冷蔵庫で1時間~2時間の解凍することで、普通のティラミスとして食べることができます。
これまでコンビニやスーパーのアイスコーナーでは、ティラミス風のアイスクリームのようなものは存在していました。一方で、こちらのようにティラミスが冷凍の状態でコンビニで売られるのは、こちらが初なのではないかと思います。
自立したティラミスはコンビニでは珍しい
また自立したティラミスは、コンビニでは珍しいものです。
コンビニスイーツは、長距離の配送や、購入して持ち帰る際の振動・衝撃に耐えなければいけません。ケーキのなかでも特に柔らかいティラミスは、自立したタイプだと、輸送時の振動・衝撃に耐えることができず、形が崩れてしまう可能性があります。ゆえにコンビニのティラミスは、カップで売られるのが一般的です。自立したタイプのティラミスがコンビニの冷蔵棚に陳列されている例は、あまりみたことがないと思います。
しかしローソンは、冷凍することで自立したティラミスの配送問題を解決しました。もちろん、冷凍しなくても、自立したティラミスを配送する方法はいくらでもあったと思います。そもそもローソンが自立したティラミスを販売したかったのかどうかはわかりません。それでも結果的に、コンビニで自立したティラミスを買えるようになったことは事実であり、これは革新的なことだといえます。
そもそもコンビニが冷凍でスイーツを販売すること自体、やや革命的である気がします。冷凍でスイーツを販売する例は、洋菓子屋やスーパーは当たり前でしたが、コンビニがはじめたのは最近になってからです。これにより、冷凍に耐えうるスイーツは何でも販売できるようになりました。ローソンは、ティラミスだけでなく、カッサータやアップルパイ、フレンチトーストなど、冷凍スイーツを続々と販売しているようです。ローソンだけに限らず、セブンイレブンも現在では、スイーツや菓子パンを冷凍で販売しています。
筆者も、コンビニの冷凍スイーツをいくつか購入してみましたが、「どうして最近までなかったのか?」と疑問に思うくらい、美味しく、そして便利です。
冷凍でもティラミスの魅力をしっかり堪能できる
食べた感想について紹介します。
冷凍ティラミスといえば、以前サイゼリアが販売しており、人気商品の1つになっていました。現在はティラミスクラシコという冷蔵タイプのティラミスを販売しています。
このローソンのティラミスは、昔サイゼリアで食べたアイスティラミスを思い出させるものがありました。つまり、非常にクオリティが高いということ。
冷凍だからといって味や風味、食感が落ちているということはなく、濃厚で柔らかい甘みを感じられます。ティラミスの美味しさ、魅力をしっかり楽しめる一品です。
今回は冷凍の状態で食べましたが、解凍してから食べると、さらにマスカルポーネとコーヒーの風味を楽しめるのではないかと思います。
そして冷凍なので、賞味期限にシビアになる必要がないので買いだめもできます。発売当初、そして現在も人気商品だそうなのですが、それもうなづけます。