テレビ番組にも時々出演する有名シェフ鎧塚俊彦さんが、オーナーをつとめる「トシ・ヨロイヅカ」。
今回はこちらで食べた「ケーゼ」というチーズケーキを紹介します。スフレタイプのチーズケーキなのですが、これまで食べたスフレのなかでも抜群の美味しさでした。
その他、本記事ではお店の様子についても紹介します。
- トシ・ヨロイヅカの公式サイト
- お店のInstagram
- 「トシ・ヨロイヅカ」をGoogleで検索(店舗の地図などがわかります)
※お店の様子やチーズケーキの様子をざっとまとめた動画も
ケーゼ(チーズケーキ)
こちらがトシ・ヨロイヅカのケーゼです。ケーゼは、ドイツ語でチーズを意味する言葉です。
タイプとしてスフレチーズケーキです。
本場スイスのチーズケーキを食べたことがないのでわかりませんが、実は都立家政にあるスイス・ドイツ菓子屋の「こしもと」のチーズケーキもスフレタイプでした。
都立家政(中野区)にあるスイス・ドイツ菓子屋「こしもと」のスフレスイス。スフレタイプのチーズケーキになっています。
スイス系のチーズケーキはスフレタイプなのでしょうか。一般的にはスフレチーズケーキは日本発のチーズケーキといわれていますが、スイスでもこういったケーキがあるのでしょうか。
口当たりの良さが半端ない
食べてまず感じたのは、口当たりのよさです。
とてもぷるぷるしてトロトロで、スフレというより半熟カステラ、もしくはめちゃくちゃ柔らかい高級食パン、もしくはふるふるのフレンチトーストのような柔らかさで、チーズケーキなのにとろけます。
人気のパティスリーやケーキ屋など、名店といわれるお店のチーズケーキはほんとうに口当たりがいい。味や風味、見た目だけでなく、口に入れたときの物理的な感覚にも注意を払ってケーキを設計しているのでしょう。
スフレなのに濃厚
味ももちろんいいです。甘みと謙虚な酸味と、かなりコクがあって、濃厚さを感じられます。スフレチーズケーキは、牛乳を使うレシピが一般的で自作する場合は、ここまで濃厚なチーズケーキは作れません。
またお店のチーズスフレでも、あまり濃厚さを感じられないものがほとんどでスフレタイプのチーズケーキは濃厚さと無縁なのかと思っていました。
しかしこのケーゼは違います。スフレなのにとても濃厚でリッチな風味を楽しめるのです。さすが有名店だけあります。ぜひ一度このチーズケーキをみなさんにも楽しんでほしいです。
トシ・ヨロイヅカとは?(店内の様子、メニューなど)
前述のとおり「トシ・ヨロイヅカ(Toshi Yoroizuka)」とは、「鎧塚俊彦」がシェフをつとめるお店です。
鎧塚俊彦氏は、以前はテレビ番組に出演したり、タレント結婚を発表したりと世間でも話題になったこともあり、また現在で情報番組の料理コーナーに出演することがあるので、ご存知の方も多いでしょう。
シェフとしての経歴もすごく、名門の辻製菓専門学校を卒業後、スイス、オーストリア、フランス、ベルギーなど各地の名店で勤務した後、自身のお店を開いています。また最近では農業にも取り組み、材料を自分の手で生産しています。
トシ・ヨロイヅカは4店舗
トシ・ヨロイヅカは東京を中心に4店舗ありますが、各店コンセプトが違います。
京橋と東京ミッドタウンにある店舗は喫茶スペースを備えた洋菓子屋です。
八幡山にはアトリエ、恵比寿はショコラティエ。そして小田原には牧場を兼ねたレストランがあります。
小田原は「一夜城ヨロイヅカファーム」というお店で、ここではお店で使うための食材を栽培しています。一部のメニューはこのファームで採れた食材をすでに使っているようです。食材へのこだわりの強さがうかがえます。
どこでどうやって生産されたかわからない食材を仕入れるよりも、自分で生産してしまったほうが、シェフも食べる側も双方安心できます。また小田原という近場で生産したものを使うほうが環境にもやさしいでしょう。そういった意味で、自社農場をつくって食材にこだわるというスタンスは素晴らしいことです。
東京店について(京橋駅から1分)
今回は京橋駅から徒歩1分の東京店を利用したので簡単に紹介していきます。
東京店は京橋駅からほど近い「京橋エドグラン」というビルの1階に入っています。
イートインスペースも併設しており、1階はセフル式のカフェ、2階はレストランになっています。
1階ではショーケースからケーキを選んで、イートインかテイクアウトを選ぶという仕組みです。有名店のケーキをその場で手軽に食べられるのは非常にありがたい。
人通りが多い場所だけあって、ケーキの種類は豊富です。馴染みあるショートケーキやチーズを使ったケーキ、サンマルクやロールケーキの他、聞き慣れない名前の洋菓子もあります。
フランボワーズを使った「アンニャ」や、チョコレート系の「ジャン・ピエール」プリンにフルートをトッピングした「ル・ソレイユ」など、一流シェフの洋菓子屋ならではのケーキがあります。
以下の写真はトシ・ヨロイヅカの看板商品であるピュイダムールと、葛を使った葛桜です。季節によってガラッとメニューが違います。
フランス、ドイツなど欧州各地のケーキ・菓子が楽しめるお店
今回はトシ・ヨロイヅカで「ケーゼ」というチーズケーキを注文しました。「ケーゼ(Käse)」とはドイツ語で「チーズ」を意味します。
シェフの鎧塚俊彦氏は、30歳で渡欧したとき、スイスの「ツッカーベッカライ エルマティンガー」というお店で修行しています。この店では、自身の名前が冠した「トシ・マンデル・クローネ」という商品を発売して人気を獲得しました。
スイスはドイツと隣接した国であり、4つの公用語をもつ国です。なかでもドイツ語の使用割合は60%ともっとも多く、スイスで修行していたときはドイツ語を使用していたのかもしれません。その名残でケーキの名前にドイツ語を使用しているのでしょう。
ちなみにトシ・ヨロイヅカには、「リッシュフロマージュ」というフランス語の名前のケーキもあります。
ドイツ語の名前のケーキがある一方で、フランス語の名前をケーキがあるというのは、つまり「トシ・ヨロイヅカ」は国籍を限定したケーキ屋ではということです。
鎧塚シェフが欧州各地で学んだ知識をベースにして作られたケーキが並ぶ、ボーダーレス的なケーキ屋だといえます。「トシ・ヨロイヅカ」にいけば、欧州各地のケーキが楽しめるともいえるのでしょう。
ちなみに「タルトフロマージュ」というホールサイズのチーズケーキがあります。こちらはネットで取り寄せ可能です。
クロックムッシュなどのランチメニューも
また、ランチメニュータイムにいけクロックムッシュやフレンチトーストが食べられます。
京橋にある一流の洋菓子屋のフレンチトーストやクロックムッシュが1000円ちょっとで食べられるのはお得です。
今回はクロックムッシュを注文しましたが、忘れられないおいしさでした。
お店の詳細やお店の公式サイトなど
ちなみにトシ・ヨロイヅカの一部の商品は、ネットで取り寄せもできます。
※公式オンラインショップ
その他おすすめページ
他にも当ブログではいろいろなケーキ屋のチーズケーキを紹介しているので、ぜひご覧いただければと思います。
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