チーズケーキの種類が豊富なスーパーとして定評がある成城石井から2020年の10月頃に新しく発売された、ちょっとめずらしいチーズケーキがある。
それが今回紹介する「シナモン香るチーズケーキ」だ。
実はこのチーズケーキ、ベイクドチーズケーキなのにレアチーズケーキのように白いのだ。
成城石井ではめずらしい1人前のチーズケーキ
まず記載しておきたいのは、成城石井において、こちらのような1人前のチーズケーキはあまり多くはないということだ。
成城石井のチーズケーキといえば、プレミアムチーズケーキのような長方形のものか、生プレミアムチーズケーキのようにカップに入ったもの、もしくはカットケーキが2つセットになったものが主流であった(成城石井のチーズケーキ一覧)。
しかし2019年に発売されたバスクチーズケーキは、それまでになかった手のひらに乗るくらいの、1人で食べるのにちょうどいいくらいのサイズだっだ。
このサイズのチーズケーキは、バスクチーズケーキだけかと思っていたが、今回の「シナモン香るチーズケーキ」は、このサイズを踏襲する形になった。
このサイズで、バスクチーズケーキではない、いわゆる一般的なベイクドチーズケーキを販売するのは、非常にめずらしいのではないかと思う。少なくともここ2、3年では初めてだ。
一方でこのサイズで売ってくれるのは、個人的にはありがたいことでもある。というのも長方形のプレミアムチーズケーキやカットケーキは、ボリュームがあり購入を躊躇してしまうことがあるからだ。
今回のような手の平に乗るくらいのサイズのチーズケーキであれば手軽に購入できる。値段は399円なので、値段を考えると気軽さはないが。
白いベイクドチーズケーキ
もう1つの特徴は白いということだ。
白いのでレアチーズケーキにみえるが、質感は完全にベイクドチーズケーキである。
おそらく卵黄を使わず卵白だけを使って作っているのだろう。
こういった卵白だけを使った白いベイクドチーズケーキは、あるレシピ本では「ベイクドレアチーズケーキ」として紹介されていた。もちろん「ベイクドレアチーズケーキ」という名前は、そのレシピ本が勝手に命名していただけなのだが、おそらく同じような作り方をしているのだろう。
ちなみに他のカフェでも白いベイクドチーズケーキを見かけることがある。たとえば以下のような。
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café 1886 at Bosch -
桜丘カフェ -
Maison YWE
どれも普通のベイクドチーズケーキに比べて、やわらかくしっとりした口当たりのチーズケーキだった。
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厚いクッキー生地
その他、特徴的なのはクッキー生地の厚みだろう。ところによってはチーズケーキの3分の1がクッキー生地になっている。ここまでクッキー生地の割合が多いのは非常にめずらしい。
そしてクッキー生地が放つシナモンとバターの香ばしい匂いは空腹を加速させる。
ベイクドなのにムースのようにやわらかい
食べた感想について。
これまで食べてきた白いベイクドチーズケーキと同様、ふわふわでやわらかい口当たりだ。ムースにも近いかもしれない。
よくあるねっとり、むっちりしたチーズケーキとは少し違うので、それを想像して食べると少し物足りないと感じるかもしれない。
一方で、コクがあるので、食べごたえは感じられる。
ザクザク感を存分に楽しめる
印象的なのはやはりクッキー生地だろうか。厚みがありが、また1つ1つの粒子がかためなので、ザクザクした食感を存分に楽しめる。クッキーをバリバリ食べているような感じだ。
チーズケーキはふわふわ。下のクッキー生地はザクザク。ふわふわとザクザクの緩急ある食感、歯ざわり、音を楽しめるチーズケーキなのだ。
そして「シナモン香るチーズケーキ」という商品名によってアピールしているだけあり、シナモンの風味がいい。
濃厚で食べごたえもあるのに、シナモンの香りのせいかどんどん食べすすめてしまうのだ。
1個399円というのは、街のケーキ屋と同じくらいの値段だ。決して気軽に買えるものではない。
それでも値段だけの価値はあったのではないかと思う。やはり成城石井だ。クオリティは安定している。
成城石井の公式サイトなど
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余談ではあるが成城石井のモンブランプリンも美味しかった。こちらもぜひ。
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