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【ブールミッシュ(BOUL’MICH)】バスク風チーズケーキとレアチーズ|老舗の食べごたえあるレアチーズケーキに注目

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ブールミッシュ チーズケーキ

デパ地下や駅ビルを中心にお店を展開する有名洋菓子店「ブールミッシュ(BOUL’MICH)」。日本を代表する菓子職人である吉田菊次郎氏が1973年に創業した洋菓子屋で、現在は全国に100近い店舗を出店している人気店だ。

今回はそんなブールミッシュの「バスク風チーズケーキ」と「レアチーズ」の2つのチーズケーキを紹介する。

ブールミッシュ
目次

レアチーズ

まずはレアチーズケーキから。

ブールミッシュ レアチーズ
ブールミッシュ レアチーズ
ブールミッシュ レアチーズ
ブールミッシュ レアチーズ
ブールミッシュ レアチーズ

商品名は「レアチーズ」だが、レアチーズとベイクドチーズを重ねたチーズケーキだ。写真だとわかりにくいが、クリーム色をした層(下)がベイクドチーズになっている。

また表面にはホイップクリームとブルーベリーのトッピングがある。

硬めで食べごたえがあるレアチーズケーキ

このチーズケーキにはかなり驚かされた。というのも想像していたレアチーズケーキとはだいぶ違っていたからだ。もちろんいい意味で。

ブールミッシュ レアチーズ

結論を先にいうと、レアチーズであるににもかかわらず、硬めのねっとりしたチーズケーキだったのだ。クリームチーズそのものに近いくらいの。

ブールミッシュ レアチーズ

洋菓子屋のレアチーズケーキは、ムースのようにとてもやわらかくてしっとりしていて、ふわっとしたし質感のものが多い。ベイクドチーズケーキであっても例外ではない。

そして今回もそういった質感であることを想定していたのだが、全然違っていた。白い部分のレアチーズも、クリーム色のベイクドチーズの部分はどちらもねっとりしている。レアもベイクドもどちらもねっとり硬めなのである。

たとえるなら、硬めのクリームチーズ、もしくは常温に戻したバターだろうか。それくらい硬めのねっとりしたチーズケーキであり、とても食べごたえがあり、筆者好みのチーズケーキであった。

ブールミッシュ レアチーズ

硬めのチーズケーキは老舗の洋菓子屋にみられる

ブールミッシュのような硬めのチーズケーキは、実は老舗の洋菓子屋でみかける。

たとえば、1964年からチーズケーキを販売している「Top’s(トップス)」、明治時代からすでにある「資生堂パーラー」、1978年創業のチーズケーキの名店「しろたえ」など、昔からある洋菓子屋はなぜか硬めのチーズケーキだ。

もちろん例外はあるが、ここ10年、20年でオープンした店では硬いチーズケーキはみないような気がする。

最近はバスク風チーズケーキやチーズテリーヌ、ムース系のチーズケーキなど、柔らかいチーズケーキが流行っており、どこもやわらかいチーズケーキばかりだ。

だからなのか、昔からお店の、昔から変わらないチーズケーキを販売するお店にしか、硬めのチーズケーキはないのかもしれない。

値段、商品説明、日持ち

値段520円
カロリー記載なし
日持ち当日中
購入方法店舗

バスク風チーズケーキ(西武池袋店限定)

ブールミッシュ バスク風チーズケーキ
ブールミッシュ バスク風チーズケーキ

カップタイプのバスク風チーズケーキで、値段は400円。デパートの洋菓子屋のケーキとしては高くも安くもない値段だ。

ちなみにバスク風チーズケーキとはスペインとフランスにまたがるバスク地方という地域の、とあるバルで提供されていたチーズケーキを模倣したもので、2018年頃から日本でブームになった(参考:バスクチーズケーキとは?)。

2020年現在、ブームはだいぶ落ち着いたが、ブームのせいで実態がともなっていない「なっちゃってバスク風チーズケーキ」、いうなれば「バスク風チーズケーキ風チーズケーキ」が巷にあふれるようになった。名前はバスク風チーズケーキだが、その実態は普通のベイクチーズケーキと何らかわらないものだったり、普通のチーズケーキの劣化版ということすらあった。

美味しいバスク風チーズケーキ

一方でブールミッシュは違う。決してなんちゃってバスク風チーズケーキではない。筆者は本場のバスクチーズケーキを食べたことがないので、これが本物かどうかはわからないが、とにかくチーズケーキとして美味しかった。

ブールミッシュ バスク風チーズケーキ
ブールミッシュ バスク風チーズケーキ

クリーミーでしっとりした口当たりから繰り出される濃厚で、リッチな風味。材料にも製法にもこだわったであろう、食感も味も素晴らしく良いバスク風チーズケーキなのだ。

ブールミッシュ バスク風チーズケーキ

さすが老舗の人気洋菓子店というべきか。バスク風チーズケーキブームの初期にみられた、バスク地方のクリーミーで濃厚なバスクチーズケーキを再現している。

本家バスクチーズケーキへのリスペクトもあるだろうし、また単に流行にのったのではない、こだわりとプライドがつまったバスク風チーズケーキなのではないかと思う。

久しぶりに美味しいバスク風チーズケーキを食べたような気がする。

値段、購入方法など

値段400円
カロリー記載なし
日持ち当日中
購入方法西武百貨店池袋店限定。また期間限定である可能性も。

ブールミッシュ(BOUL’MICH)について(お店の歴史など)

ブールミッシュ

冒頭でも少し紹介したように、「ブールミッシュ(BOUL’MICH)」は1973年に吉田菊次郎が創業した西洋菓子屋だ。フランス菓子を基調とした創作菓子のお店ではあるが、フランス菓子の草分け的存在としても知られている。

本店は銀座にあり、その他は百貨店、駅ビルを中心に100近いお店を全国に展開している。銀座店にはカフェスペースがあるが、他は基本的に対面販売のお店となっている。

今回紹介したチーズケーキ以外にも様々な生菓子、焼き菓子を販売しており、そのラインナップは公式サイトや公式インスタグラムアカウントで確認できる。

シブーストが人気

特に有名かつ人気なのはシブーストだ。

店頭では、シブーストをホールで販売しており、シブーストをホールで販売しているお店は他にみたことがない。

創業者の吉田菊次郎氏はシブーストを広めた人物

シブーストは19世紀フランスで、シブースト氏が開発したケーキだ。

ブールミッシュの創業者である吉田菊次郎は、パリで修行中にモトドールという、純良材料のみをつかってつくるお菓子屋の会に参加していた。

ある日のテーマが「失われた古き好きお菓子の発掘」だったそうで、そこで吉田氏はフランスの古い文献から「クレーム・シブースト」のレシピを発掘し、それを再現。周りのパティエに絶賛されたそうだ。

吉田氏が再現するまで、おそらくシブーストはレシピのなかだけに存在する菓子だったのだろう。本場フランスでも。それを吉田氏が丁寧な仕事で再現した。日本にもシブーストの美味しさを届けている。現在では、フランスでも日本でも一般的な菓子になっているという。
(※参考:19世紀にフランスで誕生した味を再現したブールミッシュ・吉田シェフの「シブースト」

その功績が認められたためなのかどうかわからないが、吉田氏は、2004年にフランス政府より農事功労章 (Ordre du Mérite agricole) シュヴァリエを贈られている。

他にも2004年には現代の名工に選出され、2007年には日本食生活文化賞において金賞を受賞している。

吉田菊次郎氏は、日本における西洋菓子に関する数々の著書を出版しており、西洋菓子文化の啓蒙にも積極的だ。筆者も吉田氏の著書にはとてもお世話になっている。

特筆すべき点は他にもたくさんあるが、とにかく個人的にはレアチーズを一度食べてほしい。他店とは少し違う、食べごたえのあるチーズケーキなので。

ブールミッシュの各種リンク(公式サイトなど)

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