今回は北海道で牧場を営み、乳製品メーカーとしても有名な町村農場のチーズケーキを紹介します。さすが牧場を営んでいるだけあり、チーズケーキの種類が豊富です。今回は実際に食べた「カマンベールチーズケーキ」「ヨーグルトレアチーズ」「生チーズケーキ」を紹介します。
チーズケーキと町村農場について紹介していきます。
【実食レポ】カマンベールチーズケーキ
ここからは町村農場の直営店で食べたチーズケーキを紹介します。
前述のとおり、今回は「カマンベールチーズケーキ」と「生チーズケーキ」の2種類を食べました。まずは「カマンベールチーズケーキ」から。
こちらはカットケーキでサイズは小さい(ホールの販売もしている)。カマンベールチーズケーキという商品名だが質感としてはスフレタイプのチーズケーキです。また土台にはクッキー生地があるのですが、スフレチーズケーキの土台にクッキー生地というのは少しめずらしいです。
ちなみにカマンベールチーズはスーパーでもよくみかけるチーズの1つです。白カビをつかって熟成させるタイプのもので、独特の風味があります。
以下はスーパーでよくみかけるカマンベールチーズの、明治十勝カマンベール。
カマンベールチーズはチーズケーキにもよく使用されます。特にカフェやバル、ダイニングレストランなど、チーズの扱いになれているお店が、チーズの知識を生かしてカマンベールチーズを使ったチーズケーキをつくっている印象です。パティスリーではあまりみたことがありません。
以下のチーズケーキは、これまでこのブログで紹介したカマンベールチーズを使用したチーズケーキだ(白カビタイプのチーズを使ったチーズケーキ)。
カマンベールの風味がいいアクセントになっている
ふわっとした質感かと思っていましたが、意外とねっとりした感じもありました。味にかんしては、カマンベールチーズの風味がほどよくて、全体的に深みのある味わいになっていて美味しい。
以前タント・マリーというフランス菓子屋のカマンベールチーズケーキを食べましたが、こちらはかなりのクセが強かったです。
筆者はこのタント・マリーのチーズケーキがとても好きで、おすすめの1つでもあるのですが、いかんせんカマンベールの風味が強く、口コミは賛否両論という様子でした。
一方で町村農場のカマンベールチーズケーキは、カマンベールの存在感はほどよいです。これくらいだったらカマンベールの風味が苦手な人でも、美味しくいただけるのではないでしょうか。
スフレのふわとろ食感とカマンベールの刺激。この2つ一緒に楽しめる数少ないチーズケーキです。
値段、カロリーなど
値段 | 1カット400円 1ホール1800円 |
カロリー | 1カット298kcal 1 ホール1792kcal |
購入方法 | 町村農場の直営店 今回は丸の内店で購入 |
【実食レポ】ヨーグルトレアチーズ
こちらはカップタイプのチーズケーキ。名前はヨーグルトレアチーズケーキで、味はだいぶ独特なものになっています。
レアチーズといえば、ムースのようなふわっとした質感や、クリームのようにしっとりしたものが一般的ですが、こちらはややねっとりした感じがあって、レアチーズにもかかわらず非常に食べごたえがあります。
そして味が独特。チーズケーキというよりは、ヨーグルトに近いです。クリームチーズよりもヨーグルトの分量のほうが多いようで、だからなのかヨーグルトの味をやや強く感じます。
レアチーズとしては非常に独特な味、食感、風味で、初めての体験ができました。そして何よりも美味しい。
【実食レポ】生チーズケーキ
続いては町村農場の「生チーズケーキ」。
見た目は完全にプリンです。
他のお客さんが次々にこの「生チーズケーキ」を注文していたので人気商品なのでしょう。実際に食べてみて思いましたが、たしかにこのチーズケーキは他にはない独特の食感で、人気なのも納得できます。
プリンとスフレの中間くらいの、初めて体験する食感
中身は半熟スフレのような質感です。別の言い方をするなら、カスタードクリームとスフレの中間くらいの質感、もしくはプリンとスフレの中間くらいの質感でしょうか。もしくはトロトロのフレンチトーストにも近いかもしれません。
「しっとり」ともいえますし、「ふわっ」ともいえますし、「とろとろしている」とも表現できるような、とにかくなんとも形容しがたい質感、食感なのです。
こんな食感のチーズケーキを食べるのは初めてです。
味も良いです。なんというか風味、旨み、コクがすごいのです。
クリームチーズ、生クリーム、そして卵。すべて材料の風味の良さ、旨みが際立っています。さすが、値段が高いだけある(1個600円)。おそらく材料にかなりこだわっているのでしょう。
正直、めちゃくちゃ美味しかった。口に入れた瞬間、「あ、美味しい!」とびびっと感じる美味しさだ。さすが人気商品。これはぜひ一度に食べてほしいです。
値段、カロリー
値段 | 600円 |
カロリー | 327kcal |
購入方法 | 町村農場の直営店 テイクアウトも可能 |
町村農場について
冒頭で紹介したとおり、今回は町村農場が運営しているカフェ併設の店を利用しました。
町村農場は北海道の江別市にある農場で、主に酪農と乳製品の製造を行っています。今回利用した町村農場の直営店では、町村農場で採れたミルクを使い製造した乳製品と、その乳製品を使ってつくったスイーツを販売しています。
ちなみに直営店は東京の丸の内や銀座の他に横浜、大阪、そして北海道の札幌にある(町村農場の店舗一覧)。
商品ラインナップ
牛乳やバター、クリームチーズといった乳製品を筆頭に、クッキーやプリン、ソフトクリームなどのスイーツがあります。また丸の内店では見かけませんでしたが、公式サイトによるとシュークリームやドーナツも販売しているらしい(町村農場のお店の公式サイト)。
ちなみに、チーズや牛乳、ヨーグルト、バターなどの乳製品は、公式サイトからも購入できるようになっている(公式オンラインストア)。
その他、筆者はみたことがないがコンビニでは町村農場のスープが売っているらしいです。
トーヨーコーポレーション「町村農場 とうもろこしのポタージュ」「町村農場 じゃがいものポタージュ」が12月8日(火)より一部コンビニ等で発売🥣💛 pic.twitter.com/EmYocL97cj
— もぐナビ (@mognavi) December 3, 2020
チーズケーキの種類が豊富
何より特筆すべきは、そのチーズケーキの種類の豊富さです。
今回は「カマンベールチーズケーキ」と「生チーズケーキ」の2種類しか食べていないのですが、他にも「特性チーズケーキ」や「ダブルフロマージュ」といったチーズケーキがありました。もしかしたら他の店舗にいけば、もっとチーズケーキがあるかもしれません。
町村農場とはどんな牧場なのか?
それにしても町村農場とはいったいどんな農場なのか、調べてみたらとても歴史がありました。
町村農場が創業したのはなんと1917年。今から100年以上も前の大正時代です。創業者は「牛づくりの神様」とも呼ばれる町村敬貴さんです。
日本が本格的に酪農を行うのは明治時代になってからであり、町村敬貴氏が酪農に取り組もうと思ったときもまだ日本には酪農のノウハウがそれほどなかったようです。
札幌の農学校を卒業した町村氏は、本格的に酪農のノウハウを学ぶために渡米。ウィスコンシン州の小さな農場で10年間、農業に従事しました。
帰国すると、1917年には北海道の石狩市で町村農場をオープン。1927年には北海道の江別市に農場を移転し、その農場は現在にいたるまで存続しています。
公式サイトやお店のSNSなど
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