練馬駅から徒歩7分ほどの場所に小さな洋菓子屋があります。「ラ・クロシェット」です。メディアに登場する有名店でもなく、パティシエの名前が表に出ているわけでもない、街の小さな洋菓子屋です。
ラ・クロシェットについて
食べログの情報によればオープン日は2003年となっています。もうすぐ20年のそれなりにキャリアが長い店です。
店頭には「フランス菓子」という表記がありますが、フランス語を使った読みにくい名前の商品はほとんどなく、ミルフィーユやプリン、シュークリーム、チーズケーキなど見慣れた洋菓子が多めです。また全体的に在庫は多くはなく、売れる分だけ製造するスタイルのようです。
Googleマップや他のグルメサイトの口コミではリーズナブルで美味しい店として、非常に評判が高い店です。練馬区には名店がたくさんあり、またクロシェットは駅から少し離れているため、あまり目立ちませんが、美味しいケーキを作る店として地元の人の胃袋をしっかり掴んでいるようです。
これまで色々な街の洋菓子屋を訪問してきましたが、こういった目立たないけど街の人からしっかり愛されているケーキ屋は、数多くあります。ネットや雑誌などのメディアではカリスマパティシエが在籍する店がピックアップされがちですが、こういったあまり目立たないケーキ屋が圧倒的に多く、日本の洋菓子屋の実態でもあるような気がします。こういった店にもしっかり目を向けていかなければと思った次第です。
さて、今回はチーズケーキとミルフィーユを購入しました。
焼きチーズ(チーズケーキ)
ラ・クロシェットで購入したチーズケーキがこちらです。
商品名は「焼きチーズ」です。タイプはスフレチーズケーキです。
「焼きチーズ」は、つまるところベイクドのチーズケーキですが、このチーズケーキは一般的なベイクドチーズケーキとは違いスフレ系です。ならば「スフレチーズケーキ」や「チーズスフレ」という商品名でもよかったのではないか、という疑問があります。あえて「焼きチーズ」という商品名にしているのは、おそらく何か特別な理由があるのでしょう。
口にいれると最初はふわっとした食感なのですが、咀嚼していくと溶けていき、カスタードクリームのようなとろっとした食感になります。レベルが高いスフレチーズケーキです。
また味は濃厚で、乳製品の旨味をしっかり感じられます。一見シンプルなよくあるチーズケーキですが、風味の豊かさと、チーズの濃く、風味の深みがあります。チーズ、他の乳製品など、材料の味の良さをとてもよく生かしているように思います。
ミルフィーユ
せっかくなのでもう一品、ということでミルフィーユをいただきました。
断面が表面に、生クリームと苺を添えた、昔懐かしい感じのミルフィーユです。
中身のクリームはカスタードクリームで、ベリー系のジャムも使用しています。
最近は断面は横にあり、カスタードクリームだけをサンドしたシンプルなミルフィーユが多いように感じます。また最近のは極めてサクサクなパイを使いますが、こちらのミルフィーユはしっとり系です。ちょうどみゆき館で食べたミルフィーユも似たようなミルフィーユでした。
銀座・みゆき館のミルフィーユ
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店の詳細情報
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