大手ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」のチーズケーキ。
「ハンバーガーチェーンのチーズケーキとは?」と思うかもしれないが、最近は大手ハンバーガーチェーンでスイーツを販売する店は多くある。
たとえばモスバーガー、フレッシュネスハンバーガー、ジャーナルスタンダードのJSバーガーなど。またチーズケーキはないが、マクドナルドも最近はスイーツを販売している。
各社、電源やWifiを用意したり、コーヒーやカフェオレなどのカフェメニューを充実させたり工夫をしている。これまでハンバーガーやフライドポテトなど、食事を楽しだけの場所だったハンバーガー屋が、カフェとしても使えるようになってきているのだ。
しかもこれは大手チェーンだけに限らず中小のハンバーガー屋にもみられる特徴で、カフェメニューが充実している店も多くみかける。
ハンバーガー屋がカフェ化している。これは職場でも家でもない第三の場所、いわゆる「サードプレイス」を求める人が増えていることが背景にあるだろう。
ロッテリアも多分にもれずカフェ化してきている。最近はコーヒーやカフェラテなどのドリンクメニューと、一部の店舗だけではあるが、スイーツメニューを充実させている。
ここではそんなロッテリアのNYチーズケーキ(ニューヨークチーズケーキ)を紹介していく。
【実食】ロッテリアのNYチーズケーキ
このチーズケーキは新宿西口にある店舗で食べたものだ。
ちなみに以前はレアチーズを販売していた(後述)。チーズケーキがなくなった時期もあったのだが、ニューヨークチーズケーキになって復活した。
値段は380円。サイズはそほれど大きくない。
ハンバーガーが200円、300円で買えるファーストフード店で380円の商品というのはちょっと高いようにも感じる。しかし他のカフェやケーキ屋に比べるとそれほど高いわけではない。スタバやエクセルシオールなどでチーズケーキを注文すると450円くらいする(チェーンカフェのチーズケーキまとめ)。
シンプルなNYチーズケーキで、NYチーズケーキらしい全体がクリーム色のきれいなケーキになっている。
ちなみにニューヨークチーズケーキはベイクドチーズケーキの一種であり、普通のベイクドチーズケーキとの違いはほとんどない。製法の違いが言及される場合もあるが、そういった製法などに関係なく、作り手がニューヨークチーズケーキといったらそれはニューヨークチーズケーキになる。厳密な定義はなく、呼びたい人がそう呼んでいるのにすぎない。(参考:ニューヨークチーズケーキとは何か? 特徴や語源について)
ねっとり食感のチーズケーキ
食感はとてもねっとり。「これぞNYチーズケーキ!」というくらいねっとりしており、舌に絡みつく感じがたまらない。
飲み込んだ後もだいぶ口の中に残るので、ドリンク(この時はホットコーヒー)が非常によく合う。
味はどちらかといえばしょっぱめ。塩気が強いチーズケーキだ。やはりハンバーガー店なので、わかりやすい濃い味付けになっているかもしれない。人によっては「くどい」と感じてしまうかもしれない。
ただ個人的な感想としては、このねっとり感と、塩気の強さと甘さのコントラストは、嫌いではない。コーヒーとの相性が良くなっているので。
チーズケーキとしての目新しさや、特別感はないかもしれない。それでもチーズケーキとしての魅力や醍醐味はしっかり備えている。チーズケーキ欲を十分に満たせるチーズケーキだといえるだろう。
ロッテリアのレアチーズケーキ(販売終了)
こちらは以前食べたレアチーズケーキ。
真っ白なレアチーズケーキはどこかで見たような感じ。このシンプルに2層タイプ。カフェ・ド・クリエ、カフェレストのチーズケーキと似ている。
カフェレストのチーズケーキ。ロッテリアのチーズケーキと似ている。
思っていた以上に濃厚であり、口入れた瞬間にチーズケーキの甘み、コクが舌にしっかり伝わってくる。
とろけていくと同時に乳酸的な、ヨーグルト的な酸味とレモン系の酸味がふわっと口の中に立ち込め後味は非常に爽やかだ。濃厚なのに後味はあ爽やかという、バランスが取れたチーズケーキだといえる。
ロッテリアは2013年にもチーズケーキを販売していた
ロッテリアは2013年にもチーズケーキのようなものを販売していたようだ。(詳細)
「フローズンスティックケーキ」というアイスタイプのケーキのようで、チーズケーキの他にもショコラやストロベリー、マンゴーといったフレーバーがあった。とても美味しそうなのだが、販売を止めてしまったようだ。
カフェ需要が高まっている今にリバイバルしたら意外と売れるのではないだろうか。
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