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東京・上井草【菓子屋カランドリエ】ダブルチーズケーキとパルミエシュー|華やかな2層のチーズケーキとモチモチサクサクのシュークリームについて

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今回紹介するのは西武新宿線・上井草駅から徒歩2分の場所にある菓子屋カランドリエです。

こちらでダブルチーズケーキという2層のチーズケーキとパルミエシューというパイシューを購入しました。

カランドリエのダブルチーズケーキ

カランドリエにはバスクチーズケーキもあったのですが、今回はダブルチーズケーキという少しひねりのあるチーズケーキを食べることに。

ショートケーキを彷彿とさせるチーズケーキ

上井草「カランドリエ」 のダブルチーズケーキ (8)

上井草「カランドリエ」 のダブルチーズケーキ (4)

表面には生クリームと苺、その下にレアチーズクリーム、さらにその下にベイクドチーズ、土台はクッキー生地という多重構造のチーズケーキです。カップに入ったケーキではありますが、苺と白いクリームのコントラストのケーキで、ショートケーキをイメージさせるものがあります。

ちなみにショートケーキのようなチーズケーキはたびたび見かけるものです。これまでもいくつかショートケーキに似たチーズケーキを食べてきました。以下の写真はすべてのチーズケーキなのですが、ショートケーキといわれても見分けが付きません。

これらのチーズケーキは、チーズケーキでありながらショートケーキのような特別感があるケーキに仕上げるために、ショートケーキと同じような装飾にしているのでしょう。その他、白いチーズケーキに何かトッピングしようとした時、もっとも合う色が赤で、結果的にショートケーキのようになっているということもあると思います。つまりショートケーキを目指したチーズケーキの場合と、結果的にショートケーキのようになってしまった場合のいずれかであると考えています。

いずれにしても、真っ白でシンプルなチーズケーキよりも、このように果物があったり、赤い色が入っていたりするほうが、特別感はあります。このような装飾なら誕生日やその他の記念日、手土産にも選ぶことができます。

カランドリエのダブルチーズケーキでいえば、さらに食用花のトッピングがあり、カップタイプなので持ち運びにも適しており、贈り物にぴったりです。

上井草「カランドリエ」 のダブルチーズケーキ (8)

誰もが美味しいと思える食べやすいチーズケーキ

上井草「カランドリエ」 のダブルチーズケーキ (8)

上井草「カランドリエ」 のダブルチーズケーキ (8)

食べた印象は、食べやすくて多くの人に愛されそうなチーズケーキです。

癖のある味や風味はなく、ほどよい甘さとコクを素直に楽しめます。食感はしっとり、ねっとり、サクサクなど期待どおりの食感を感じることができ、ちょうどいい甘さで、コクもあって、非常に食べやすい。

カランドリエは大人も子供もお年寄りも、どんな年齢も方も利用しやすい店を目指しているといいます。洋酒や臭みのあるチーズといったクセのある材料を使ったチーズケーキや、ガッツリ濃厚なチーズケーキなど、食べる人を選ぶチーズケーキが流行っている昨今ですが、その一方でカランドリエのチーズケーキは甘さも酸味もコクもほどよく、クセがない食べやすい味になっています。それは多くの人に食べてもらいたいという店の思いがあるからなのでしょう。

パルミエシュー(カランドリエのシュークリーム)

カランドリエのシュークリームはパルミエシューという名前で、いわゆるパイシューなのですが、独特な形状をしています。

シュー生地は少し厚みがって、どこかパンケーキのような甘い風味があります。ふわふわした中に、ややモチモチとした質感があるシュー生地は、これだけ食べてもクセになるような美味しさがあります。

上井草「カランドリエ」 のパルミエシュー (5)

カスタードはとても美味しそうなクリーム色をしており、コクがあってまろやかです。ぎっしり詰まったカスタード生地は、シュー生地と非常にマッチしており、美味しいのはもちろんのこと、食べごたえがあり、1つ食べればしっかり満足できます。

カランドリエについて、お店の特徴など

最後にカランドリエがどんなお店なのかについて簡単に紹介します。

カランドリエは西武新宿線・上井草駅から徒歩2分ほどの場所にあります。

上井草「カランドリエ」 (6)
上井草駅前にある商店街

上井草はエリアとしては杉並区になります。サンライズがあることから、アニメ好きには有名な街なのですが、一般的にややマイナーな街です。一方で西荻窪や阿佐ヶ谷などの中央線エリアとは、永福や浜田山、久我山のような京王井の頭線エリアともまた違う、肩肘張らない庶民的な雰囲気があり、個人的にはかなり好きな街でもあります。

さて、そんな上井草にあるカランドリエでは、定番の焼き菓子や果物を使ったドリンク類があるほか、生菓子はプチガトーからホールケーキなど、一通りの洋菓子を販売しています。

生菓子はショートケーキやモンブラン、ロールケーキ、チーズケーキなど馴染みのあるものが並んでおり、商品名も発音が難しいフランス語は使用していません。

他方、庶民的な雰囲気のある洋菓子屋でありながら、どれも装飾に凝っており、馴染みにあるケーキでも映える外見になっています。先に紹介したダブルチーズケーキそうですし、質素になりがちなバスクチーズケーキにもちょっとしたトッピングを加えて特別感をもたせていました。ケーキに刺さっている店名が書いてある札に使われているフォントもいい感じです。

ホールケーキも常時販売しているようで、私が訪問した時はちょうどホールのショートケーキを買っていく人がいました。予約なしでもホールケーキを注文できる店の様子です。そして街の人に利用されている様子を垣間見ることができました。

陳列の仕方が特徴的でした。多くの洋菓子屋ではショーケースにケーキの在庫を全部並べますが、カランドリエはシュークリームとロールケーキ以外のケーキは、1種につき1つだけ陳列されています。ちょうど食品サンプルを陳列するかのような感じでしょうか。

1種のケーキにつき1個だけ陳列することでショーケースという空間を存分に装飾でき、店の世界観を体現できます。ご覧のとおり人形や果物が置かれ、ショーケースがにぎやかになっています。「こういう使い方もありなのか」と膝を打ちました。

シェフについて

カランドリエでシェフを務めるのは指田洋史さんという方。パティシエとして15年ほど、都内5店舗を渡り歩き、その後パティシエ塾という学校で経営ノウハウについて学び、さらにその後に一店舗で修行を積んだ後、カランドリエを創業しました(参考:宣伝のコツは”地域を巻き込むこと” 繁盛洋菓子店のオーナーに聞く、驚きの集客方法とは)。

ネットのインタビュー記事によると、「一番こだわったのが、子供でも男性でも年配の方でも、だれでも入りやすいお店にすることです。店名はややこしいフランス語にせずに、頭に『菓子屋』とつけ、馴染みやすいようネコのキャラクターも作りました。」とのことです。

またオープン当初は新聞に折り込みチラシの広告を出したそうなのですが、「〇〇店で修行」といったような経歴ではなく、「○○町出身」「○○中学出身」といった経歴を書いたそうです。これはカランドリエが地域密着にしたかったという思いがあったからだそうです。店のコンセプトだけでなく、シェフの人柄も伝わってくるエピソードです。

ちなみにカランドリエはカレンダーを意味しているそうです。毎日食べても美味しいケーキ、という思いを込めてこの店名にしたといいます。

本記事で紹介した以外にも、美味しそうなケーキがたくさんあるので、ぜひ訪問してみてください。

公式サイトやお店のSNSなど

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