今回紹介するのは、江戸川区・西葛西にある洋菓子屋の「パティスリールラピュタ」です。
テレビ番組にも登場したことがあるこちらのお店は、チーズケーキの種類が豊富です。
パティスリールラピュタとは?
パティスリールラピュタは西葛西駅から徒歩5分の洋菓子屋です。
駅の北西側、船堀街道沿いにあるお店で、1999年にオープンしました。
洋菓子屋としては珍しいチーズケーキが豊富な店
チョコレート系のケーキやモンブランなど、様々な生菓子、焼菓子を揃える総合的な洋菓子屋なのですが、なかでも豊富なのがチーズケーキです。
ベイクドチーズケーキとバスクチーズケーキ、レアチーズケーキの他、「ワインと楽しむ大人のためのチーズケーキ」というキャッチフレーズの、ゴルゴンゾーラやカマンベールを使ったチーズケーキがあります。
ちなみにケーキのラインナップはお店の公式サイトやInstagramで紹介されています。
1人前サイズのチーズケーキの種類は9種類ほどあります。またレアチーズケーキはデコレーションしたホールケーキもあります。
パティスリーと呼ばれるような洋菓子屋をこれまで100軒以上は訪問してきましたが、ここまでチーズケーキの種類が豊富な店は珍しいです。個人系の洋菓子屋ならチーズケーキは多くても3種類です。
しかしルラピュタは、レアやベイクドだけでなく、ゴルゴンゾーラやゴーダなどチーズの種類ごとにチーズケーキがあります。チーズケーキ専門店なのかと思うラインナップです。
シェフはチーズソムリエ
公式サイトによれば、ラピュタのシェフである河田さんはチーズの魅力にはまり、色々なチーズケーキを作るようになりました。チーズソムリエ(日本チーズアートフロマジェ協会(CAFAJ)認定 フロマジェ)の資格も保有しているそうです。
チーズを店内で熟成させ、その度合いによってチーズケーキを作りわけています。ラピュタでは、チーズのプロが作るチーズケーキが食べられるのです。
多数のメディアで紹介された実績も
それほど有名な店ではありませんが、「大人のチーズケーキ」は独創的なチーズケーキとして様々なメディアで紹介された実績があります。
過去にはテレビ番組の『アド街ック天国』や『ノンストップ』、製菓事業者向けの雑誌『カフェ・スイーツvol.201』など、多数のメディアで紹介されています。さらにいえば『おもたせしました。』という漫画でも紹介されているそうです。
まさかこんなに有名なお店だと知りませんでした。
そんなラピュタで、今回は東京フロマージュとバスクチーズケーキ、レアチーズを購入しました。
東京フロマージュ
まずは「東京フロマージュ」というベイクドチーズケーキから紹介します。
2種類のクリームチーズとたっぷりのカスタードを使ったチーズケーキです。公式サイトには一番の売れ筋だと紹介されていました。
「東京」を冠したチーズケーキですから、東京を代表するチーズケーキを目指しているということでしょう。個人的には東京代表するチーズケーキになれるくらいレベルが高いと思います。
3層構造になっていて、上がカスタードクリーム、中間がベイクドチーズケーキ、一番下にクッキー生地です。
カスタードを使ったチーズケーキは非常に珍しいです。合わないことはないと思うのですが、ほとんどみたことがありません。
そしてこれがとても美味しいです。
クリームチーズの美味しさをはっきり感じる
カスタードクリームのまろやかな甘味とクリームチーズの旨味。そしてクッキー生地のザクザク感がマッチしています。
何より目を見張るのが、クリームチーズそのものの美味しさを感じられることです。
チーズケーキも主な材料はクリームチーズですが、生クリームやサワークリームなど他の材料も多くなるため、意外とチーズの味はあまり感じられない場合があります。
しかしこの東京フロマージュは、しっかりクリームチーズの味を感じます。しかもそれが美味しいのです。まさに本当のチーズケーキ。チーズを知り尽くしているチーズのプロだからこそできる芸当です。
絶対に食べるべき一品です。
この東京フロマージュは、ホイールサイズであればオンラインショップで購入できるようです。4号で2400円です。
バスクチーズケーキ
続いてはバスクチーズケーキです。
バスクチーズケーキは2018年頃から日本で見られるようになったもので、スペインのバスク地方と呼ばれる地域で見られるベイクドチーズケーキです。最近は定着し、カフェや洋菓子屋などあらゆる場所で見られるようになりました。
参考:バスクチーズケーキとは何か? 歴史、名前の由来、ブームになった理由などを解説
クリームのような口どけと上品な風味に感動する
こちらはとろとろで、まずその質感に驚かされます。自立しているのに、口のなかにいれるとなかぜかクリームのように溶けていくのです。
また味が個性的です。
公式サイトの説明には何も書かれていませんが、クリームチーズや生クリーム、などの一般的な材料だけでは出せない、何かの風味があります。おそらく風味づけに何か使っているのでしょう。上品で個性的な風味があります。
正直、こんなバスクチーズケーキは初めてです。
最近はどこも同じようなバスクチーズケーキばかりで飽き飽きしていたのですが、ルラピュタのバスクチーズケーキを食べてハッとされました。「まだまだバスクチーズケーキは可能性がある」とそうな風に思わせてくれる、唯一無二性を感じるバスクチーズケーキでした。
決してインスタ映えするようなものではありませんが、そのなかには工夫と可能性が込められています。誰がも食べるべきバスクチーズケーキです。
レアチーズ
続いては「レアチーズ」という商品です。
ドーム状にすることで、他の華やかなケーキと並んでも疎遠にないように工夫しています。
ドームの中にはスポンジとレアチーズが層のように重なっており、口にいれた時にちょっとした感動が起こるような工夫もあります。
酸味が印象的です。西葛西という住宅地にあるケーキ屋だったので、子供でも食べやすいシンプルな味なのかと思っていましたが、意外にも乳製品の酸味をしっかり感じられる上品な味です。それほど甘いものは得意ではないという大人が好みそうです。
スポンジのふわふわした食感と、レアチーズのしっとりした食感がバランス良く溶け合って、咀嚼が気持ちいです。
丁寧な作りであることはもちろんのこと、シェフのこだわりをとてもよく感じられるレアチーズケーキです。
洋菓子屋のレアチーズケーキは面白い
レアチーズケーキは家で作れるようなシンプルなものでは特別感がありません。ゆえに洋菓子屋は層にしたりドーム状にしたり、工夫がみられます。
以下は他店のレアチーズケーキです。
ベイクドチーズケーキはシンプルなものが多いのですが、一方でレアチーズケーキはどこも装飾に力が入っています。この背景には、ベイクドチーズケーキに比べて加工がしやすいことがあるでしょう。
ちなみにこのようなドーム状のレアチーズケーキは、南千住の「メゾン・スヴニール」という店でもみたことがある。こちらはひよこ型でした。
ゴルゴンゾーラチーズケーキ
こちらは後日、オンラインショップで取り寄せたものです。店舗でも販売しているゴルゴンゾーラのチーズケーキです。
「イタリア産のゴルゴンゾーラを、クリームチーズと生クリーム、レモンを加えて丁寧に焼き上げました」とのこと。またゴルゴンゾーラは、ドルチェとピカンテの2種類を使用しています。
このゴルゴンゾーラのチーズケーキは、一般的なチーズケーキとは違い、それほど甘くはありません。オードブル用であり、またワインに合うように作られています。
ほんのり甘さがあるので、一応、デザートにも食べられますが、しっかりゴルゴンゾーラの風味があります。上品で深みのあるゴルゴンゾーラの風味と、サクサクのクッキー生地の食感がクセになります。
しっかりゴルゴンゾーラの風味があるので、苦手な人はおすすめできませんが、ゴルゴンゾーラの風味が好きな方、ワインに合うチーズケーキを探しているという方にはとてもおすすめできます。
詳細情報
値段 | 4号2,900円 5号4,400円 |
サイズ | 4号12cm 3人~4人前 5号4,400円 15cm 5~8人 |
カロリー | 100g 481kcal |
消費期限 | 冷凍(-18℃)保管約1カ月・解凍後4日以内 |
購入方法 | 店頭、または公式オンラインショップ |
ルラピュタの公式サイトや各種検索
- お店の公式サイト
- Googleマップ(地図だけなく、口コミやメニューが閲覧できます)
- お店のInstagram(商品のラインナップがわかります)
- 食べログ(商品のラインナップや口コミが閲覧できます)
- Instagramで「#パティスリールラピュタ」を検索
- Twitterで「パティスリールラピュタ」を検索
その他、当ブログの関連記事
その他、東京の美味しいチーズケーキは以下のページでまとめています。
東京のチーズケーキ専門店のまとめもあります。
コメント