【アジキユウジ】を訪問!チーズケーキやシャインマスカットのタルトを実食レビュー|横浜北山田の何を食べても美味しい名店のケーキを紹介

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YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真

横浜市北山田にある名店「SWEETS garden YUJI AJIKI(スイーツガーデンアジキユウジ)」。パティスリーを特集した本で何度も紹介され、グルメサイトのアワードに毎年のように選出され、「神奈川県No.1」という意見もあるほど超人気店です。

今回はこちらのチーズを使ったケーキ4種と、焼き菓子を紹介します。

目次

YUJI AJIKIとは

まずYUJI AJIKIについて簡単に紹介します。

YUJI AJIKI(表記は「SWEETS garden YUJI AJIKI」)は神奈川県横浜市都筑区の北山田にある洋菓子屋です。最寄り駅は横浜市営地下鉄グリーンラインの北山田駅です。

北山田駅

駅の改札をでて、地上に出てから静かな駅前の街をほんの少し歩くと「SWEETS garden YUJI AJIKI」があります。

お店はマンションの1階にあります。

あらゆるメディアで紹介される有名店

YUJI AJIKIは数々の雑誌や本で紹介されている有名店であり、またグルメサイト「食べログ」が実施しているグルメアワードの2017年から2021年まで毎年選出されている他、同じく食べログの百名店にも2017年から2020年まで毎年選出されています。

また2017年に柴田書店から出版された『トーキョー・パティスリー・ガイド: スイーツマニア・プロ必見の102店』にも紹介されています。同書には「味に新しい発見があるだけでなく、見た目にも楽しく、個性的なケーキをつくる」と紹介されています。

このようにYUJI AJIKIは、洋菓子屋を紹介するメディアに頻繁に登場する有名店であり、美味しい洋菓子を求めると必ずどこかで巡り合う店の1つです。

そんなYUJI AJIKIのシェフを務めるのが安食雄二さんです。

安食シェフはホテルでの勤務経験から渡仏経験、コンクールでの受賞歴、モンサンクレールのオープンにスーシェフなど、特筆すべき経歴は列挙するとキリがないほど(シェフのプロフィールは公式サイトで紹介されています)。Wikipediaにページがあるほどの人物です。

安食シェフが自身の店をオープンしたのは2010年です。コンセプトは「一流の町のケーキ屋さん」です。焼き菓子からプチガトー、ホールケーキなどそのラインナップはとても豊富です。

料理専門の出版社である柴田書店から本も出ています。

店のスタッフにはジャパンケーキショーで賞をとっているシェフも数名在籍しており、シェフの育成にも力を入れています。洋菓子業界の現在だけでなく、未来まで支えている店でもあります。

平日も人で賑わう人気店

今回筆者は平日の昼過ぎに訪問しました。

YUJI AJIKI

並んではいませんでしたが、ひっきりなしに人が扉をくぐります。そして、夕方なのに新たなケーキが続々と補充されます。こういった様子からも人気店であることがひしひしと伝わってきました。渋谷駅から電車で約40分の都心部からはやや離れた場所にもかかわらずです。

実力があれば、どんな場所にあっても人が訪れることを実感させてくれました。

そんなYUJI AJIKIで今回は4つのケーキと3つの焼き菓子を購入しました。

YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真
YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真
フロマージュクリュ
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真

プランタン

YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真

シャインマスカットとレアチーズのタルト

YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真

「安食のデザートパック チーズケーキ」と焼き菓子3種

順に紹介していきます。

シャインマスカットとレアチーズのタルト

まずは「シャインマスカットとレアチーズのタルト」です。11月頃に購入した商品で、季節限定です。

YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真
YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真
YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真

タルトにレアチーズクリームをのせ、その上にシャインマスカットをたっぷりのせたケーキです。

シャインマスカットは皮まで甘く、みずみずしい果肉の食感と、ほどよい甘味があります。これだけでも十分に幸せです。

レアチーズクリームは、おそらくカスタードクリームも混ざっているのかまろやかなコクがあります。抜群の舌ざわりで、これだけでもやはりとんでもなく美味しい。

YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真
YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真
YUJI AJIKIの「シャインマスカットとレアチーズのタルト」の写真

タルトはよく見るサクサクのものではなく、表面はサクサクで、中はフィナンシェのようにふわふわしています。バター感はあるのに口どけがよく、また咀嚼したときに鼻に抜ける風味も上品です。何か崇高な焼菓子を食べているかのような美味しさで、タルト生地だけでもめちゃくちゃ美味しい。

このタルトとチーズクリームが抜群の相性です。さらにクリームのコクとシャインマスカットのみずみずしさが絶妙に口のなかで混ざり合い、極上の体験を口の中にもたらしてくれます。

何かすごいものを食べたような、そんな食後感があります。最初にこれを食べたのですが「これがYUJI AJIKIなのか……」と、そのすごさに感嘆したものです。

フロマージュクリュ(ジェノワーズとクッキー生地のレアチーズ)

続いてはフロマージュクリュです。

YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真
YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真
YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真
YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真

フロマージュクリュは、パティスリーの焼いていないタイプのチーズケーキによく使われる商品名です。「フロマージュ」はチーズを意味し「クリュ」には「生の」といった意味があります。

YUJII AJIKIのフロマージュクリュは、デンマーク産とフランス産のクリームチーズをブレンドしたレアチーズケーキです。シェフのスペシャリテだそうです。クッキー生地とジェノワーズ、チーズクリームを重ねたシンプルな構成ながら上品さを感じる一品です。

概ねチーズケーキは、ジェノワーズかクッキー生地のどちらを敷くのですがこちらは両方があります。

YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真
YUJI AJIKIの「フロマージュクリュ」の写真

チーズクリームだけで食べても十分に美味しい。

しっかりコクがあり、またクリーミーさとまろやかさがあります。コクがあるにまったく重さはなく、このチーズクリームだけを食べていてもまったく飽きないのです。脳裏にガツンとその印象を刻み込む、強烈な(味が強いという意味ではなく印象深いという意味で)味わいです。

下のジェノワーズはスフレのようなふわふわした食感です。土台のクッキー生地はザクザクでバターの豊かな香りと、何かの洋酒だと思いますが、上品の風味が鼻を抜けていく感じがあって、心地よい印象です。

チーズクリームだけを堪能しても美味しいのですが、スポンジとクッキー生地が合わさると色々な食感、風味が融合し、別の味わいが生まれます。単にレアチーズとスポンジとクッキー生地を合わせたわけではなく、味、風味、食感を緻密に計算して作られたであろう、崇高なものを感じるチーズケーキです。本当にレベルが高い。

プランタン

続いては「プランタン」というケーキです。こちらはレアチーズクリームとベリーをのせたアーモンドタルトです。

YUJI AJIKIの「プランタン」の写真
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真

一見どんなケーキなのかさっぱりわかりません。まず値札の説明書きには「レアチーズクリームとベリーをのせたアーモンドタルト」と記載されています。

さらに詳しく解説すると、表面の羽はホワイトチョコレートです。その下がレアチーズクリーム。中間にはラズベリーとブルーベリーがあります。中央にはシロップと酒につけたイチゴ。土台の赤いのはタルト生地です。

YUJII AJIKIのショコラ、チーズムース、コンポート、タルトなどなどあらゆるものを一口のなかで楽しめる究極の一品であるといえます。

YUJI AJIKIの「プランタン」の写真
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真
YUJI AJIKIの「プランタン」の写真

かなり手の込んだ超絶技巧的なケーキです。これが690円なのですが、この技巧を凝らしたケーキがこの値段なのは、安すぎはしないかと思ってしまいます。それくらい技術や味の組み合わせが考えられた一品です。

食べた感想ですが、レアチーズクリームはしっかり酸味があり、かなり強い味です。これはおそらくベリーの甘味、タルト生地のバターの風味との調和を考えてのことだと思います。

タルト生地や内部の果物を一緒に食べると、この味の強いレアチーズクリームは不思議と調和し、新しい味が生まれます。まろやかさも上品さも、刺激もある、多面的な味です。見た目だけなく、味や風味も感動させてくれる芸術的一品でした。

安食のデザートパックシリーズ・チーズケーキ

これは焼き菓子コーナーに常温で置いてあった商品です。

YUJI AJIKIの「安食のデザートパック チーズケーキ」の写真

カップタイプなので運びやすく、また密閉されているので2週間ほど日持ちするようになっています。ギフトにピッタリなチーズケーキです。

そしてこのチーズケーキ、めちゃくちゃ美味しいです。冗談抜きで、感動するほど美味しいので絶対に食べていただきたい。

まず箱を解体すると、カラメルクラッシュが同封されています。

YUJI AJIKIの「安食のデザートパック チーズケーキ」の写真
YUJI AJIKIの「安食のデザートパック チーズケーキ」の写真

蓋をとると、なにやらプリンのようなツルッとしたものが入っています。

最初はぜひ、そのまま食べてください。

とろけるようなやわらかい舌ざわりで、その中からまろやかなコクが爆発的に広がります。濃厚なプリンにも近いものがありますが、だからといってチーズプリンではなく、しっかりチーズケーキです。サワークリームやクリームチーズなどの乳製品のコクや酸味などをしっかり堪能できます。

少し食べたら、同封のカラメルクラッシュをのせてください。

YUJI AJIKIの「安食のデザートパック チーズケーキ」の写真

今度は濃厚なチーズケーキにカラメルのほろ苦みさと、ザクザクした食感が加わります。苦味と食感のアクセントによって、さらに魅惑のチーズケーキが完成します。

このような日持ちするチーズケーキだったのでそれほど期待していなかったのですが、一口食べた瞬間、驚きました。「なんだこれ! めちゃくちゃ美味しいぞ!」といった感じで。1週間程度は日持ちするので、ぜひこちらも購入してみてください。

その他、焼き菓子

他にも焼き菓子をいくつか購入しました。

マドレーヌ、フィナンシェ、パンドジェーヌアマンドの3種類。

YUJI AJIKI

どれもお世辞抜きで、びっくりするほど美味しかったです。

これまで色々な洋菓子屋のフィナンシェとマドレーヌを食べてきたのですが、YUJII AJIKIのマドレーヌとフィナンシェは特に印象に残っています。

一口食べた瞬間「何これ?美味しい!」という感じで目が覚めるような感覚になりました。空腹時に食べたわけではないのですが、あっとする美味しさだったのです。

YUJI AJIKIの焼き菓子の写真
YUJI AJIKIの焼き菓子の写真

かなりおすすめです。胃袋に余裕があればぜひ自分用に購入してみてください。

YUJI AJIKIの詳細情報

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