本記事はアンナミラーズで買った、レアチーズケーキとニューヨークチーズケーキの2つを紹介します。
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- Googleマップ(高輪店)
- 食べログ
- ※アンナミラーズ高輪店は2022年8月31日(水)に閉店するとのこと。詳細はこちら
アンナミラーズ(Anna Miller’s)について(店内の様子、メニューなど)
アンナミラーズ(Anna Miller’s)は、1973年にハワイとアメリカ西海岸で、ペンシルベニア・ダッチスタイルの家庭料理を出すレストランとして創業しました。
ペンシルベニア・ダッチスタイルとは、17世紀から18世紀にかけて、ドイツ語圏から、アメリカ・ペンシルベニアに移民してきた人たちの料理スタイルだそうです。ダッチ(Dutch)は本来「オランダの」という意味の単語ですが、古くはドイツ人を指していたそうです。
色々とややこしいが簡単にいえば、アンナミラーズはドイツ系移民の家庭料理を出すお店です。ちなみに店名の「アンナミラーズ」は創業者のスタンレーミラーの祖母、「アンナミラー」に由来しています。
日本に上陸したのは1973年で、1号店は青山だった(青山店は現在閉店)。井村屋製菓(現・井村屋グループ)が、アンナミラーズとライセンス契約を結んだ事により誕生しました。有名なあの制服は創業当時から変わっていません。
現在は高輪店(品川駅が最寄)の1店舗のみ
日本に上陸したアンナミラーズは、順調に店舗数を増やし、最盛期は首都圏を中心に20店舗ありました。
しかしバブルの崩壊や続く不況で、1990年頃に行った値上げ戦略が失敗したことなどが原因で、続々と店舗が閉店。現在日本にあるアンナミラーズは、品川駅前の高輪店の1店舗だけになってしまいました。つまり高輪店が閉店してしまうとアンナミラーズは日本から消えてしまうのです。
余談ではあるが同じくアメリカからやってきたレストランである「Hooters(フーターズ)」も続々と閉店し、現在は1店舗のみになりました。
食事もできる
アンナミラーズは前述の通りドイツ系移民の家庭料理レストランです。だからケーキだけでなく、食事系のメニューがあり、ランチにもディナーにも利用できます。メニューは多くはありませんが、サーロインステーキやサンドイッチなどがあります。
ケーキのラインナップ
食事メニューよりもケーキのラインナップのほうが断然多いです。11種類のパイ、2種類のチーズケーキ、3種類のハウピアパイ(ハワイのパイ)があり、季節限定メニューも多数あります。またホールケーキの注文もできる(アンナミラーズのケーキ一覧)。
もはやケーキの種類のほうが断然多く、レストランというよりは食事もできるケーキ屋という感じになっています。ちなみに今回は2種類のチーズケーキと、チョコレートケーキを注文しました。
アンナミラーズのダブルチョコレート(630円)
チーズケーキの感想は後述しますが、今回食べた3つのケーキはどれも控えめな味でした。アップルパイやチェリーパイの口コミをみると「激甘だった」という意見もあったので、チーズケーキも主張が強いのかと思っていました。
しかし筆者が注文した3つのケーキに関しては、どれも甘さ控えめで食べやすく、最後の一口まで飽きることがない、素直に美味しいと思えるケーキでした。ケーキは600円前後なので決して安いとはいえません。有名パティスリーのケーキと同じくらいの値段なのでなんともいえませんが。
重厚感のあるケーキ箱
テイクアウトして一番驚いたのが、ケーキの箱です。アンナミラーズの箱は一般的なケーキ屋とはぜんぜん違う、丈夫な箱で渡してくれます。大きさとしてはスニーカーの箱と同じくらいでしょうか。
3つのケーキを注文しただけなのに、この大きさの箱をもらえます。しかも中のケーキは、上記の写真のように専用の型で固定されています。いろいろなケーキ屋を巡ってきましたが、このパターンは初めてです。一般的なケーキ屋は小さな箱に、丸めた型紙を使ったり、ケーキをうまく収納したりして、ケーキを固定させています。
箱の中でケーキが動かないように、あの手この手で隙間を埋める。まさに箱のなかに広がるアート空間であり素晴らしいものです。一方で、アンナミラーズのようにデカイ箱で、専用の型で固定してしまうパターンには驚いてしまいました。
【食べた感想】レアチーズケーキ(600円)
ここからアンナミラーズのチーズケーキについて紹介していきます。まずはレアチーズから。
土台にはパイ生地を使用しており、表面にはホイップクリームがトッピングされています。また生地の部分はトロトロになっており、トロッとした舌触りを想起させるものがあります。
食べた感想ですが、前述の通り意外と控えめな味で、甘さで口の中を制圧するのではなく、クリームチーズや生クリームの風味をしっかり堪能させてくれます。
ほどよい酸味があって味のバランスが良いです。同じくアメリカからやってきたレストランのフーターズやTGIフライデーズなどは、わかりやすい味のチーズケーキでした。具体的には、酸味はなく、甘くさの主張が目立つ味でした。
一方でアンナミラーズは、単調ではなく深みもあります。だから食べていて、ぜんぜん飽きません。ガッツリ食事をした後でもスルッと胃袋に収まってしまいます。
また土台のクッキー生地(パイ生地)も申し分ないサクサク感です。さすがパイを何種類も販売しているお店だけあります。パイ生地のクオリティはとても高いです。
アメリカ系のレストランなので正直あまり期待はしていませんでした。しかし思いの外クオリティが高くてびっくりしました。600円というのは高いように感じますが、まあいいかと思えるほど美味しいレアチーズケーキでした。
【食べた感想】チーズケーキ ニューヨークスタイル(630円)
続いてはニューヨークスタイルのチーズケーキ。ちなみにこちらはアンナミラーズのケーキを代理販売している「CONCENT」という通販サイトでも購入できます。
商品説明によるとこちらはアンナミラーズ伝統のチーズケーキだそうで、ニューヨークスタイルという記載があります。ニューヨークチーズケーキのことだと思います。
ニューヨークチーズケーキとはベイクドチーズケーキの一種で、一般的な特徴はサワークリームを使用し、湯煎焼き(オーブンの天板に水を張った状態で焼く)していること(ニューヨークチーズケーキとは?)。
アンナミラーズのチーズケーキの外見は、いかにもニューヨークチーズケーキという感じです。というのも表面は白に近いクリーム色の、均一な焼き色になっているからです。
たとえばニューヨークからやってきて日本でチーズケーキを販売している「パパジョンズ」やニューヨークでチーズケーキの修行した「松之助NY」などのチーズケーキは、どれも表面がきれいです。
また土台にはグラハムクラッカーを使用しているのも、ニューヨークチーズケーキではよくあるパターンです。
アメリカか上陸した他のレストランのチーズケーキ
ちなみにアメリカから上陸した他のレストランのチーズケーキがこちら。
サイズはカリフォルニアピザキッチン(アメリカで250店舗以上)が一番大きいです。表面の美しさは、アンナミラーズ、もしくはサラベスが一番ではないでしょうか。
ねっとり食べごたえがあるチーズケーキ
質感はとてもねっとりしていて食べごたえがあります。また味も濃厚で風味も素晴らしくいいです。
「アンナミラーズのケーキは甘い」という話をきいていましたので、チーズケーキも激甘なのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。どちらかといえば甘さ控えめで、ほどよい酸味を感じられる食べやすいチーズケーキでした。
予想をはるかに上回る美味しさでした。
値段、カロリー、商品説明など
値段 | 630円 |
アンナミラーズの伝統のチーズケーキをご自宅でお召し上がりいただけます。クリームチーズを44%使用し、滑らかな口当たりとチーズの香りにこだわったニューヨークスタイルチーズケーキです。アンナミラーズのチーズケーキはアメリカのレシピで作られています。 グラハムクラッカーは少しシナモンを入れて仕上げてあります。
各種リンク(公式サイトやお店のSNSなど)
- 公式サイト
- Googleマップ(高輪店)
- 食べログ
- Retty
- アンナミラーズのケーキが購入できる通販サイト
- 営業時間:10時00分~20時00分(土日は9時~)
- 住所:〒108-0074 東京都港区高輪4丁目10−18 ウィング高輪 WEST 2F
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