バウムクーヘンと焼き菓子の店で知られる洋菓子屋です。特にバウムクーヘンが有名ですが、2023年の3月下旬にオンラインストアで、バームクーヘンと同じドイツ発祥のスイーツである”アイアシェッケ”の販売を始めました。
アイアシェッケとは?
アイアシェッケはドイツのドレスデン地方発祥のチーズケーキといわれています。
チーズケーキといっても一般的なチーズケーキとは構成が大きく違っています。3、4層構造になっており、またカスタードを固めた生地を使っています。単一層、あるいはクッキー生地を入れた2層の一般的なチーズケーキには見られない特徴があります。
日本では販売している店は多くはありません。ぱっと思いつくのは滋賀と大阪に店舗を持つW.ボレロ(ドゥブルベ・ボレロ)のアイアシェッケくらいです。それ以外ではなかなかみかけません。アイアシェッケを参考にしているであろう構成がよく似たチーズケーキはよく見ますが。
さて、そんなマイナーなドイツ菓子であるアイアシェッケをクラブハリエが販売しました。いったいどのようなアイアシェッケに仕上がっているのでしょうか。
クラブハリエのアイアシェッケ
クラブハリエらしい高級感のある化粧箱に納められています。
表面にはアイアシェッケの特徴であるまだら模様が描かれています。
土台のサブレ生地にはクラブハリエのバウムクーヘンを使用しているとのこと。本体(真ん中の白い部分)はラムレーズンとスライスアーモンドが入ったクリームチーズの層で、バターとカスタードクリームの生地が表面に、一番上はそぼろ状のクッキー生地です。
全部で4層のチーズケーキです。
上から1層目(表面):そぼろ状のクッキーをまぶした層
上から2層目:バターとカスタードクリームの生地
上から3層目:ラムレーズンとスライスアーモンドが入ったチーズケーキ
上から4層目:サブレ生地(バームクーヘン使用)
食べた感想ですが、まず食感が楽しいです。土台のサクサクやクリームチーズの中にはいったスライスアーモンドのサクサク、表面にザクザクした食感、レーズンのぷるっとした食感にクリームチーズ、バターをまぜたカスタードクリームのしっとりした食感などがあります。多彩な柔らかい食感と多彩な硬い食感に、思わず「楽しい!」とつぶやいてしまいます。
味も豊かで多彩です。カスタードクリームとクリームチーズ、バターなどの旨味が凝縮されており、口に入れた途端その旨味が口の中に充満します。
「ああ、いつまでも食べていたい」
そんなふうに思ってしまいます。
アイアシェッケの特徴であるカスタードとチーズクリームのコントラストを存分に楽しめる仕上がりです。
値段、購入方法、お店の公式サイトなど
購入日 | 2023年3月下旬 |
食べた日 | 2023年4月上旬 |
販売店 | たねやクラブハリエ |
購入方法 | クラブハリエの公式オンラインストアから購入可能 ※1日50個限定とのこと ※公式オンラインストア |
値段 | 2160円(2023年4月時点) |
箱サイズ | 7.1×16.9×5.2cm |
日持ち | 3日(発送日から消費期限までのおおよそ日数) ※公式サイトより引用(2023年4月時点) |
Wボレロのアイアシェッケとルーツが同じか?
簡単にW.ボレロ(ドゥブルベ・ボレロ)のアイアシェッケとの関係について述べたいと思います。
以前、W.ボレロ(ドゥブルベ・ボレロ)が販売しているアイアシェッケを食べたのですが、クラブハリエのアイアシェッケのものと非常に似ていました。外見も構造もほぼ同じです。
調べてみると、実はどちらのアイアシェッケも「レザンジュ」という店の三輪壽人男氏にルーツがあるようです。
まずクラブハリエの公式サイトには、今回はアイアシェッケは「グランシェフ山本隆夫が修行時代に師事した三輪壽人男(すみお)シェフから教わったレシピをもとに」再現した、との記載があります(https://shop.taneya.co.jp/c/248/sort/category_priority/disp/20/category_show/0)。
またW・ボレロのシェフである渡邊雄二も前述の三輪壽人男氏のもとで修行した経験があります。つまり、W・ボレロとクラブハリエのアイアシェッケは、どちらも三輪壽人男氏に伝授されたレシピの可能性があるのです。ゆえに非常に似ているのかもしれません。
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