チーズケーキとは何か?5つの側面から考えるチーズケーキについて

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コンビニエンスストアの定番商品から、パティスリーのショーケースを彩る芸術品、家庭で手軽に作れるレシピまで、私たちの日常に深く根付いているチーズケーキは、まさに国民的スイーツといえます。

本記事では、チーズケーキの特徴について改めて考察します。既知の情報もあるかもしれませんが、新しいチーズケーキの側面をもしかしたら知ることができるかもしれません。

目次

チーズケーキの5つの主な特徴

まずチーズケーキの特徴を整理してみたいと思います。今回はひとまず材料、製法、味、食感、用途の5つの側面から考えてみました。

  1. 材料:チーズを使っている
  2. 製法:チーズを他の材料と混ぜている
  3. 味:甘味があり、チーズを含む乳製品の味を主に感じられる
  4. 食感:油脂感のあるふわふわ、しっとりとしている
  5. 用途:デザートやおやつなどの用途に食べられることを想定している

上記に当てはまらないチーズケーキが存在することもありますし、存在することには決して問題はありません。実際、そういったチーズケーキをこのブログでも度々紹介しています。それでは解説していきます。

【特徴1 材料】チーズケーキはチーズを使っている

まず1つめ、チーズケーキの最大の特徴は「チーズを使っていること」です。当たり前といえば当たり前でしょうか。ただし例外として、チーズを使っていない食べ物もチーズケーキと呼ばれることがあります。たとえばヴィーガンチーズケーキのような。

ヴィーガンチーズケーキはチーズケーキか? 

ヴィーガンチーズケーキのような、色も形も味もチーズケーキにそっくりなケーキがあります。これは厳密にはチーズケーキというよりは、チーズケーキの味に非常によく似たケーキというのが適切かもしれません。

ただし、最近のヴィーガンチーズケーキは、一般的なチーズケーキともはや見分けがつかないほど完成度が高いものとなっています。また一般的にはチーズケーキの一種として販売されているほか、食べる側もチーズケーキのような味、食感を期待して購入しています。ゆえにヴィーガンチーズケーキはチーズケーキのジャンルの一つとして考えてもいいのではないでしょうか。チーズを使わないチーズケーキを観察することは、チーズケーキを知るうえでも参考になる部分が多くあるはずです。

【特徴2 製法】チーズを他の材料に混ぜている

チーズケーキの2つ目の特徴は製法によるものです。ただしこれは焼くとか冷やすとか、そういったものではありません。チーズケーキの主要な特徴といえるのが、チーズを他の材料と混ぜていることです。

チーズケーキと呼ばれる食べ物は、クリームチーズを砂糖やサワークリーム、小麦粉、卵といったあらゆる材料を混ぜ合わせて、1つの生地、いわゆるアパレイユを作ります。逆に、何かしらのケーキの上に、チーズをトッピングしただけの食べ物は、基本的にチーズケーキと呼ばれることがありません。

「チーズを他の材料に混ぜて一体にすること」これはチーズケーキと、チーズを使っただけのケーキを分ける指標となります。

【特徴3 味】甘味があり、チーズを含む乳製品の味を主に感じられる

続いてチーズケーキの味の特徴です。主な特徴を挙げるなら以下のとおりです。

  • 甘味がある
  • 乳製品の味、風味が主体である

まず、基本的にチーズケーキはデザートやおやつなどとして提供される食べ物なので、甘味があります。もちろんなかには甘味をかなり抑え、お酒に合うように作っているものもありますが、その場合でも甘味がゼロというわけではありません。

甘味に加えて主体的なのが乳製品の味です。チーズケーキはチーズだけでなく、生クリームやサワークリーム、ヨーグルトなど様々な乳製品を混ぜます。一般的なチーズケーキの材料の割合でいえば、半分以上が乳製品でしょうか。そのためチーズケーキはほぼ「乳製品の味、風味」を感じることができます。

ここで「チーズの味」ではなく「乳製品の味」としているのは、チーズケーキのなかにはチーズの味がほぼ感じられないものもたくさんあるからです。前述のとおり、様々な乳製品を混ぜ合わせるためチーズの味が弱くなる場合もあります。またあえてチーズの味を弱くしている場合もあるでしょう。

チーズケーキは、チーズが苦手な人でも食べられる場合があるといわれますが、それは、チーズの味が弱いからなのでしょう。チーズケーキは厳密には「乳製品ケーキ」と呼ぶ方が適切かもしれません。

【特徴4 食感】油脂感のあるふわふわ、しっとりしとしている

続いて、チーズケーキの食感についても特徴を紹介します。チーズケーキといっても、レアチーズケーキやベイクドチーズケーキ、バスクチーズケーキなど様々で、それぞれ食感は違うのですが、大まかにいえば、次のパターンが存在します。

  1. 焼き菓子のような油脂感のあるふわふわした食感(ベイクドチーズケーキに見られる)
  2. ほろほろした、もろく崩れるような質感で、口のなかでしっとりする(ベイクドチーズケーキやニューヨークチーズケーキにみられる)
  3. ねっとり、むっちりした食感(ベイクドチーズケーキやニューヨークチーズケーキに特有)
  4. しっとりしており、なめらかにしたサワークリームのような食感(レアチーズケーキやバスクチーズケーキによくある)
  5. ぷるっ、つるっとしたプリンのような食感(レアチーズケーキによくある)
  6. 蒸しパンのような、ふわふわしっとりした食感(チーズ蒸しケーキや一部のチーズスフレにある)
  7. ふわふわかつ、しゅくしゅくと崩れるような食感(スフレチーズケーキによくある)

チーズケーキの食感は上記の7つのパターンに大別でき、これらの範囲を大きく外れるものは稀です。たとえばパンのように乾いたふわふわした食感、クッキーのようなザクザクとした硬い食感はほぼ存在しません。

【特徴5 用途】デザートやおやつなどの用途に食べられることを想定している

5つ目の特徴は、用途についてです。これはケーキと呼ばれる食べ物に共通していますが、チーズケーキはおやつやデザートなどの用途で食べられています。逆に、ランチやディナーの際に、ご飯のおかずとして出てきたり、パスタの付け合せになったり、コース料理の前菜として出てくることは基本的にありません。

ちなみにチーズテリーヌと呼ばれる食べ物が存在しますが、大きく2つのタイプが存在します。1つがデザートの用途を想定したチーズケーキの一種、もう1つは甘味がなく、オードブルや付け合せといった用途のものです。どちらもチーズを使ったテリーヌ風のものですが、後者のオードブルで出す用途のチーズテリーヌは、一般的にはチーズケーキの一種と呼ばれることはありません。

その他のチーズケーキの特徴

その他、これまで筆者が把握しているチーズケーキの主な特徴をまとめて紹介します。

あらゆる材料と相性が良い

果物や野菜、スパイス、味噌や醤油などの調味料、ワインや日本酒、コーヒーなどの嗜好品、さらには餅との組み合わせなど、チーズケーキはあらゆる食べ物との組み合わせ例が存在します。チーズケーキはあらゆる食べ物と相性が良いケーキです。

オールシーズンズコーヒー 池袋店、塩キャラメルチーズケーキ

お取り寄せのケーキの中では人気のあるケーキである

楽天市場で食べ物のチーズケーキを検索してみると1万6000件以上の商品が登録されていることがわかります。この件数は「ケーキ」のジャンルのなかでは最多(ケーキではないが、プリンはさらに多い)。通販のケーキのなかで販売者の数がひときわ多いのです。これは購入者数の多さも示唆しています。つまり他のケーキに比べて、通販で人気があるともいえます。

ホームメイドにおいて人気である

レシピサイトでチーズケーキを検索してみると、非常に多くのレシピが見つかります。試しに他のスイーツとレシピの件数を比較してみましたが、パウンドケーキに次いで、2番目に多い件数でした。

  • チーズケーキ 24,344件
  • チョコレートケーキ 19,346件
  • ショートケーキ 1,353件
  • ミルクレープ 964件
  • フルーツタルト 2,126件
  • プリン 23,768件
  • パウンドケーキ 24,558件

※クックパッドにて2025/06/06に、上記キーワードで検索してヒットした件数を記載

またチーズケーキは、チーズケーキ専門店のレシピが数多く存在します。お菓子のレシピはたくさん存在しますが、このような専門のレシピ本が存在するお菓子は多くはありません(プリン、パウンドケーキ、タルトは確認できました)。

このようにチーズケーキは、ホームメイドでも人気のあるケーキとなっています。

おわりに

以上、チーズケーキの特徴についてまとめることで、ひときわ人気のあるケーキであるチーズケーキとはいったいどんなケーキなのかについて、今一度、考えてみました。チーズケーキの特徴は、他にも様々な側面から考察できそうです。今後もさらにチーズケーキについて、色々な特徴を紹介できればと思います。

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