今回紹介するのはローソンから2020年12月8日に発売された「生フロランタン チーズケーキ」というスイーツだ。
フロランタンという焼菓子とチーズケーキを融合させたスイーツであり、チーズケーキとはいえないかもしれない。チーズケーキというワードが商品名に含まれているし、またフロランタンがとても好きなので紹介することにした。
フロランタンとは?
今回のスイーツは「生フロランタン」という商品名である。つまり「フロランタン」の生状態のスイーツということだ。
まず「フロランタン」とはなんだろう。
「フロランタン」はフランス菓子の1つで、クッキー生地に、キャラメルでコーティングしたナッツをのせて焼き上げたお菓子のことだ。
ザクザクした食感とキャラメルのねばっとした食感、そしてバターとナッツの風味を存分に楽しめるが特徴で、パティスリーではもちろんのこと、コンビニの焼菓子コーナー(フィナンシェやバウムクーヘンがある場所)でもよく見かける。筆者も一時期ドハマリして毎朝フロランタンを食べていたこともある。
フロランタンはフランス菓子とされているが、イタリアから伝わった菓子だという説がある。「フロランタン」は「フィレンツェの」という意味で、イタリアのフィレンツェで生まれたカトリーヌ・ド・メディシスという王族の女性が、フランスのアンリ2世のもとに嫁ぐ際に伝わった菓子といわれている。
一方で、イタリアとは何の関係もないという説もみかけた。※Wikipedia-フロランタン
フロランタンの生バージョンスイーツではあるが…
「生フロランタン チーズケーキ」は、伝統フランス菓子であるフロランタンを、日本のお家芸である”生化”させたスイーツだ。
ただし、その実態はレアチーズをフロランタンで挟んだだけのスイーツであり、「焼いていないフロランタン」というわけではない。
それでもチーズケーキをフロランタンで挟んだ新しいスイーツを送り出したローソンは、「さすが!」といわざるをえない。進化する気配がなかったフロランタンに目をつけ、チーズケーキと融合させることで、新しいスイーツを完成させてしまったのだから。さすが、新しいスイーツに挑戦しまくるローソンだ。
ちなみにチーズケーキをサンドしているからなのか、本スイーツは冷蔵棚に陳列されていた(一般的なフロランタンは常温で棚に陳列されている)。
味も食感もとてもいいフロランタン
食べた感想は、とても満足だ。美味しいし、食感も素晴らしくいい。
食べ慣れたフロランタンといばそれまでなのだが、キャラメル、バター、ナッツの風味とともにそのザクザクした食感を存分に楽しめる美味しいフロランタンだ。そこに酸味をきかせたねっとりしたレアチーズが融合する。その感じはとても楽しいし、何よりおいしい。
フロランタンを作るのはそれほど難しくないらしいので、この生フロランタンチーズケーキをきっかけにして、フロランタンのアレンジメニューが増えていくのではないだろうか。
それにしても日本人はとにかく生が好きだ。生が好きというよりは、「生」と命名するのが好きなだけといえるかもしれないのだが、いずれにしても生チョコ、生キャラメル、生食パン、生チーズケーキ、生カステラ、そして生フロランタンといったように、「生」と言えそうなものはとにかく生にしてしまえという気概がみられる。
値段、カロリー、商品説明など
値段 | 194円 |
カロリー | 222kcal |
製造者・販売者 | ル・フレンド |
焼き菓子の定番「フロランタン」の生タイプ。スライスアーモンドに生キャラメルをかけ、低温で香ばしく仕上げたフロランタンに、しっとり口どけのよいレアチーズを組み合わせました。
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