青森県の県庁所在地が置かれている青森市。その名を冠している駅、青森駅の目の前にはA-Factoryというショッピングセンターがあります。
A-Factory(エーファクトリー)は青森の海の一望できる場所にあります。青森県産のシードルやりんごジュース、食べ物を楽しめる場所として2010年にオープンしました。JR東日本青森商業開発が手掛けています。
建物は工房を彷彿とさせるユニークな外観。実際にシードルの工房も併設されており、店内には大きなタンクがあります。
店内の1階には青森県のお土産が並んでいます。有名なスイーツ系のお土産から、他では買えなさそうな雑貨、珍しい食べ物まで、幅広く販売しています。青森土産はここで完結するといえるほどです。他にも、セルフ式の飲食店があり、ちょっとしたフードコートのようになっています。
2階にはカフェレストランがあり、こちらが今回紹介するGaletteria Da Sasino(ガレッテリア ダ・サスィーノ)です。
シードルやガレット、チーズケーキが楽しめるカフェレストラン
Galetteria Da Sasinoは、青森県の名産品であるシードルのほか、ガレットを使った料理やスイーツが楽しめます。今回はランチの時間に訪問し、ガレットとバスクチーズケーキをいただきました。
ガレットは、そば粉を使ったクレープのような生地を使った料理として一般的に知られています。ただしガレットは、本来は平たく焼いた料理の総称です。たとえばガレット・ブルトンヌやガレット・デ・ロワなども平たく焼いた円形の食べ物であり、”ガレット”というワードがついています。
ガレットはサラダやハム、チーズなどをのせるのが一般的で、デザートではなく、ランチやディナーの付け合せとして食べるのが一般的ですが、こちらではデザートのガレットもありました。
バスクチーズケーキ
デザートはガレットだけではなく、チーズケーキもあります。バスクチーズケーキです。
バスクチーズケーキはいくつか種類があります。今回はプレーンをいただきましたが、他にもチョコレートや抹茶があります。ホールサイズの販売もしています。
弘前では、名産品であるりんごを使ったチーズケーキを販売する店が多くあります。一方でこちらのバスクチーズケーキにりんごは使われていません。
外側は生地が固まっており、中心部分はクリームのようにとろっとしていることが、断面から分かると思います。まさにバスクチーズケーキという感じです。
このバスクチーズケーキはクリームチーズだけではなく、パルミジャーノレジャーノを使っているそうです。そのためかクリームチーズや生クリーム、卵だけでは出せない、やや深みのある風味を感じます。
食感についても満足のいくもので、半熟のようなトロトロした舌ざわりと、ややふわっとした焼き菓子のような食感など、2つの食感を楽しむことができました。