ファミリーマートより2021年1月19日から発売されている「濃い味チーズケーキ」。こちらは菓子パンコーナーで見つけた商品なので、一般的な要冷蔵のチーズケーキとは少しタイプが違う。
製造を担当したのは敷島製パンのパスコ。菓子パンメーカーが製造した、生粋の菓子パン系チーズケーキである。
公式サイトの商品説明には、「クリームチーズの濃厚な味わいと卵黄のコク味でベイクドチーズケーキのような味わいを表現した、冬季限定の蒸しケーキです。」と説明されている。
一応、クリームチーズを使用しているので、チーズケーキといえなくはないが、サイトでは「蒸しケーキです」と説明されている。
チーズ系の蒸しケーキは他のコンビニでも
チーズを使った蒸しケーキで思い出すのは、やはり山崎製パンの北海道チーズ蒸しケーキだろう。
こちらはチーズを使った蒸しパンの元祖であり、ロングセラーの菓子パンだ。
また北海道チーズ蒸しケーキは、セブンイレブンからも独自のものが発売されている。山崎製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」とまったく同じ「北海道チーズ蒸しケーキ」という商品名である。一方セブンイレブンのものは、フジパンが製造を担当している。
またローソンでは「ブランのチーズ蒸しケーキ」という、ブランを使い糖質を抑えたことをアピールしたチーズ蒸しケーキが発売されている。こちらは山崎製パンが製造を担当していた。
そしてファミリーマートの「濃い味チーズケーキ」である。前述のとおりこちらも蒸しパンタイプで、製造はパスコ。
セブンイレブン(フジパン)、ローソン(ヤマザキ)、そしてファミリーマート(パスコ)。これで3社、チーズ蒸しケーキが出揃った。
コンビニチーズ蒸しパン戦争の勃発である。
また表面上は大手コンビニ3社の争いであるが、その裏には大手パンメーカー3社の争いも見てとれる。ファミマのチーズ蒸しパンは冬限定なので、3社の食べ比べができるのは冬だけである。
ちなみに筆者はファミリーマートの濃い味チーズケーキを推す。
蒸しパン系チーズケーキのなかでは随一の美味しさ
表面はとても美しい。質感としては蒸しパンである。しかし食べた感じは、一般的な蒸しパンほどフワフワではなく、どちらかといえばしっとりしている。
先に紹介した山崎製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」を、もう少し硬めにして、少し酸味を加えた感じだろうか。
またクリームチーズ特有の乳味も感じられる。
筆者はこれまでいろいろな蒸しパン系のチーズケーキを食べてきたのだが、今回の濃い味チーズケーキがもっともチーズケーキらしさがあるように感じた。これは美味しい。スイーツの口コミサイト「もぐナビ」でも、高評価を得ているようであった。
パッケージに「冬限定」と書いてあるので、そのうち販売しなくなると思うが、定番で発売してほしい。そう思えるくらい美味しい商品であった。ただしカロリーは442kcalで高い。
ちなみにこの濃い味チーズケーキは、レンチンして温めても美味しいらしい。30秒ほど温めるとフワフワでスフレチーズケーキのようになるという。以下のページに写真が掲載されているが確かに美味しそうだ。
逆に筆者は冷蔵庫で冷やして食べたのだが、これはこれで美味しかった。
山崎製パンの北海道チーズ蒸しケーキがいろいろとアレンジされているように、この、濃い味チーズケーキもいろいろなアレンジが可能なのではないだろうか。それを試す意味でも、定番で売ってほしいものだ。
値段、カロリー、商品説明など
値段 | 128円 |
カロリー | 442kcal |
クリームチーズの濃厚な味わいと卵黄のコク味で「ベイクドチーズケーキ」のような味わいを表現した、冬季限定の蒸しケーキです。
商品説明
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