「KOMEDA IS(コメダ・イズ)」は、名古屋発のチェーンカフェであるコメダ珈琲店が手掛けているカフェで、すべてのメニューがプラントベース(植物由来)の材料から作った、いわゆるプラントベースフードです。つまり、肉や乳製品、卵といった動物由来の材料を一切使っていないメニューだけのカフェなのです。
そんなKOMEDA ISにあるメニューの1つが、「コメパンケーキ(もっちりsioメープル)」を今回は頂いてきました。
外見は普通のパンケーキ
外見は普通のパンケーキであるが、このパンケーキは、本来パンケーキに必須である卵や牛乳を使用していません。トッピングのバターのようなものと、ホイップクリームのようなものにもプラントベースの材料です。
小麦粉、米粉、ライスジュレで作ったパンケーキ
公式サイトの説明よると「ライスジュレ」という米と水で作った高い保水性を持つ材料と、小麦粉、米粉で作っているそうです。バターのようなものはおそらくマーガリンのようなものだと思われます。ホイップクリームも、植物性の材料を使っているのでしょう。
またパンケーキには塩が振ってあります。普通のパンケーキに塩を振ることはないのですが、おそらく、塩があるほうが、味がはっきりするのでしょう。
質感は、普通のパンケーキよりも硬めです。
食感はもそもそしています。
やはり普通のパンケーキに比べると、しっとり感やふわふわ感は劣ります。過去に流行ったスフレパンケーキのような、ふわふわした感じはありません。それでもパンケーキとしては十分に食べられる食感と味です。いうなれば、「家で作る美味しいパンケーキ」という感じでしょうか。
十分にパンケーキの代替品になりえる
卵や牛乳を使っていないパンケーキを食べたのは初めてでしたが、想像以上のクオリティでした。味気ないのかと思っていましたが、クリームやマーガリンなどのトッピングがなくも食べられそうなほどしっかりした味であり、普通のパンケーキの代替品に、十分になりえます。
銀座という場所だからなのか、それとも先進的な食べ物だからなのか、パンケーキは1080円というかなりお値段です。まったくといって気軽に食べられるようなものではありません。
他のプラントベースフードもそうですが、まだまだ値段が高いものばかりで、一部の経済的に余裕がある人を対象にしているようです。
製造コストが高いのか、それとも余裕がある人をターゲットにしているのか、あるいはその両方なのかわかりませんが、普通のパンケーキと同じと変わらない値段で食べられるようになれば、プラントベースパンケーキを選ぶ人は十分に増えるはず。安く販売できるようになったら、ぜひ普通のコメダの店舗でも販売してもらいたいものです。
KOMEDA ISのSOYハムカツホットサンド
ちなみにKOMEDA ISには、他にも色々なプラントベースフードがあります。以下の写真は「SOYハムカツホットサンド」というメニューです。
他にもハンバーガーやシロノワールもある。
2021年7月現在、KOMEDA IS(コメダイズ) は銀座の1店舗しかありません。日本はまだまだプラントベースフード、ヴィーガンフードを置いている店が少ないのが現状です。選択肢は多いほうがいいので、できればもっとも店舗が増えることを願っています。そしてもう少し値段を抑えてほしいものです。
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