小樽駅を出てすぐ、ドン・キホーテやスーパーの長崎屋などが入っている小樽駅前第二ビルという商業ビルがあります。小樽の観光地として定番の運河の周辺やガラス細工屋、スイーツショップが並ぶエリアとは違い、地元の人で賑わう場所です。
今回紹介するモリモト(morimoto)はそんな場所にある洋菓子屋です。観光地にはないバースデーようのホールケーキを販売しています。
北海道にのみ出店するチェーンの菓子屋
モリモトは北海道に24店を出店する、いわゆるローカルチェーンで、北海道外には出店していません。商品の一部はオンラインストアでも販売していますが、冷蔵のケーキは北海道の店舗でしか買えません。
富良野の洋菓子ブランドである新谷の系列店舗でもあります。新谷は富良野雪溶けチーズケーキという人気のチーズケーキを販売しており、以前当ブログでも紹介しました。チーズケーキが好きな方なら、パッケージを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
新谷は2008年にもりもとに事業譲渡、グループ会社になっています。
今回は、モリモトで3つの商品を購入しました。1つはもちろんチーズケーキです。他はハスカップを使った半生菓子とブッセです。
余市産ブルーベリーのクランブルチーズケーキ
余市のブルーベリーを使った季節のチーズケーキです。
余市市は小樽から車で30分ほどの自然豊かな都市です。北海道有数の果物の産地であり、またぶどうの産地でもあることからワインの製造も盛んです。またSAGRAという有名なオーベルジュがあることでも知られています。
モリモトのチーズケーキは、そんな余市のブルーベリーを使っています。
地方では、地元の食材を洋菓子に使うのは普通のことです。しかし私が住む東京ではそういったことはまずありません。東京はあらゆる食べ物が集まる場所ではありますが、地元の食べ物がほとんどない(なくはないですが)場所です。地方に出かけると東京の食べ物の地元性のなさを思い知らされます。
チーズケーキはベイクドチーズケーキで、ねっとりした食べごたえのある質感です。そしてブルーベリーの果肉の食感と甘酸っぱさがいいアクセントになっています。派手さはないものの、しっかり美味しいチーズケーキです。
雪鶴
モリモトの看板商品のようです。「雪鶴」はいわゆるブッセです。亀屋万年堂のナボナに近い菓子です。中にはクリームが入っています。このクリームは、バタークリーム、ハスカップ、ショコラの3種類があります。今回はバタークリームを購入しました。
北のちいさなケーキ ハスカップジュエリー
こちらはモリモトの人気商品「北のちいさなケーキ ハスカップジュエリー」です。サイズは「白い恋人」と同じくらいです。要冷蔵ですが、消費期限は数日あります。
小さいケーキというだけあり、クッキーではなく、ケーキに近いふわふわした食感です。完全にスポンジではありませんが、クッキーともまた違う、独特な食感です。
周囲チョコレートでコーティングしているのも印象的です。また中にハスカップのジュレが入っています。力強いハスカップの風味と甘みを楽しめます。バターの豊かな風味とハスカップの味、チョコレートなど、色々な味を一口で楽しめます。
要冷蔵ではありますが、見つけたらぜひ食べてほしいお菓子です。
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