岡谷市北区、路面電車の大雲寺前駅からすぐ近くの繁華街のなかに「ケーキハウス・フクヤ(CAKEHOUSE FUKUYA)」というケーキ屋があります。
お店の数歩先には夜のお店が入ったビルや居酒屋などがあります。
公式サイトによれば創業は1947年(昭和22年)です。戦後間もない、まだまだ物資が乏しい時代から営業している歴史のあるお店です。社名が福屋ベーカリーとなっているので、おそらく元はベーカリーとして創業しているのでしょう。
その商品は、ショートケーキ、モンブラン、シュークリーム、チーズケーキ、ミルフィーユ、フルーツタルト、さらには杏仁豆腐やコーヒーゼリーなど、昔ながらの洋菓子屋らしいものが並びます。フランス語を使った小難しいケーキはありません。他にもバウムクーヘンやフィナンシェ、マドレーヌなどの焼き菓子を揃えており、総合洋菓子屋といった雰囲気です。
ちなみに、土地柄なのか夜の11時まで営業しています。近所のお店の方などが記念日のケーキや差し入れに買っていくのでしょう。
今回はこちらで2つのケーキを購入しました。1つはチーズケーキです。もう1つは栗ブリュレという珍しい商品です。どちらもかなりのクオリティです。
【ベイクドチーズ】シンプルにチーズケーキの美味しさを楽しめる
まずこちらは「ベイクドチーズ」という商品です。
底と側面にタルト生地があるタイプです。店の値札には「タルトです」との記載がありました。値段は420円です。
トッピングや飾りはない非常にシンプルなチーズケーキです。味もシンプルにチーズケーキの美味しさを追求しています。クリームチーズを主体にした乳製品の風味の心地よさを存分に堪能できます。本体のねっとりした食感はホロホロしたタルト生地とうまい具合に調和しています。味も食感も申し分ありません。
こちらのチーズタルト以外にも、スフレタイプのチーズケーキもありました。こちらも美味しいことは間違いないでしょう。
【栗ブリュレ】
先のチーズケーキとはうって変わって、華やかな商品です。
表面に栗が添えられており、その下にはモンブランを彷彿とさせる栗のムースがあります。一見、カップにはいったモンブランですが、実際に食べてみるとモンブランとはまた違うものであることがわかります。
栗のムースの下には生クリームやカスタードクリーム、栗のクリームなどが入っています。栗や生クリーム、カスタードクリームなどいろいろな味が楽しめて、口のなかが一切飽きることがありません。最初の一口から最後の一口まで夢中になって食べてしまいました。季節限定の可能性がありますが、見つけたらぜひ食べてほしいです。