小樽駅から10分ほどの場所に、古い倉庫を再利用した「小樽運河プラザ」という場所があります。この場所には、小樽、及び北海道のお土産を扱うギフトショップや観光案内所、市民ホールがあるのですが、喫茶店もあります。
「喫茶一番庫」というお店です。
お店は運河プラザの中にあります。観光案内所が設けている休憩スペースと喫茶店の飲食スペースがごっちゃになっています。
ちなみに喫茶店のテーブルのすぐそばには、小樽出身のアーティストであるサカナクションの山口一郎さんに関する資料があります。新聞のインタビュー記事や私物などが展示されています。こちらも見どころです。
#運河プラザ には小樽出身のアーティスト #山口一郎 さんの原点をうかがわせる貴重な資料が収められています📚
— 小樽市観光物産プラザ(運河プラザ) (@otaru_base) October 29, 2021
ギターや写真、中には幼稚園の通園バッグといったものまで✨
必見ですよ📷#サカナクション pic.twitter.com/9RxR4nYX88
クリームソーダやぜんざいもある喫茶店
さて喫茶店一番庫ですが、観光案内所が手掛ける適当な感じのカフェなのかと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。街の喫茶店がそのまま併設されています。
メニューはシンプルですが、ドリンクメニュー以外にもぜんざいやクリームソーダがあります。カフェというよりは喫茶店です。
シンプルだが個性光るレアチーズケーキ
そしてチーズケーキがこちらです。
スクエアタイプのチーズケーキです。大手メーカーが販売している業務用ケーキではなくしっかり手作りしています。土台には別で作ったクッキーが添えられています。
タイプとしてはレアチーズケーキですが、ツルッとした見た目がやや独特です。
味は個性的です。そのへんレシピ本にあるようなオーソドックスなチーズケーキではなく、他では食べたいことがない、食感、味です。
まず食感は、クリームチーズそのもののような、しっとりした質感ですが、よくあるような泡立てたふわふわの系のではありません。だからといってツルッとした感じでもありません。クリームチーズそのもののようなねっとりした質感なのです。
味は、すっきりしていて控えめです。レアチーズケーキによくありがちな、柑橘系果物の酸味やサワークリーム、ヨーグルトなどの乳製品の酸味はほとんどありません。ゼロではありませんがかなり弱めです。
ミルク感のような、クリーム感のような乳製品の風味やまろやかさが感じられます。かなり独特な味ですが、酸味がなく乳製品の柔らかさ、風味を感じられて率直に美味しいです。
店主に話を聞いてみたところ、こちらのチーズケーキは、渡欧経験があり現在洋菓子屋を手掛けている店主の兄弟から教えてもらったレシピを使っているそうです。もうかなり昔から使っているレシピだそうです。個性的かつ、美味しいわけです。