8号(24cm)の大きなホールケーキと、オシャレな内装が印象的で、休日には行列をつくる店舗もある人気の喫茶店「HARBS(ハーブス)」。
本記事ではこの「HARBS(ハーブス)」で食べられる2つのチーズケーキを紹介する。
アイリッシュクリームチーズケーキ(730円)
さて、本題のHARBS(ハーブス)のチーズケーキについて。まずはウイスキーを使用しているという、アイリッシュクリームチーズケーキから紹介する。



チーズタルトの上にクリームが乗っている。またチーズタルトの部分は3層構造になっている。
ウィスキーの上品な風味に包まれる
口に入れると色々な味、風味、舌触りが同時に訪れる。いろいろな味や風味があるので、最初は何がなんだかわからないが、とりあえず上品なケーキであることがわかる。
上品さを演出していたのは上に乗ったクリームで、ウィスキーを混ぜたものである。
ねっとり感も楽しめる


クリームの下の層は、ねっとりした食感で、コクのあるチーズの風味と程よい甘み、程よい塩味があって、とても美味しい。
パンチのあるチーズケーキ

上品さがある一方で、濃厚さやボリューム感もあるので、1つ食べればしっかり満足できるケーキになっている。
「ちょっと重たいかも」と感じてしまうかもしれないが、「今日は思い切り甘いものが食べたいんだ!!」という日におすすめである。
値段
値段 | 1カット ¥730/1ホール ¥7,300 |
メニュー名 | アイリッシュクリームチーズケーキ |
チーズケーキのジャンル | ベイクドチーズタルト |
カロリー | 記載なし |
コクのあるチーズタルトの上にアイリッシュウィスキーを効かせたクリームをトッピングしました
店舗メニューより
レアチーズケーキ(720円)
こちらはハーブスのレアチーズケーキ。




お店側の商品説明は以下の通り。
ナチュラルチーズをたっぷり使用し、チーズクリームとチーズムースの2層に仕上げました
チーズクリームとチーズムースの2層のレアチーズケーキということ。また側面にはナッツがトッピングされており、土台にはスポンジ生地がある。ハーブスの他のケーキに比べるとシンプルであるが、レアチーズケーキとしては、申し分ない手間のかかりようである。

上はホイップさせたフワフワした食感があるレアチーズであり、下はもう少し弾力があって、ぷるっとした質感のレアチーズだ。
厚みがあるので、どっしりしているのかと思いきや、全体的に主張が控えめで、優しい味わいなので重たく感じることはない。あっというまに食べてしまった。しっかり満足感があるか、重たくはない。そんなちょうどいいボリューム感のチーズケーキである。レベルが高い。



ミルクレープ


HARBS(ハーブス)とは?(お店の特徴や歴史、ケーキの種類について)

まずは「HARBS(ハーブス)」はどんなお店なのかについて、簡単に説明できればと思う。
HARBS(ハーブス)は現在、関東に14店舗、関西に12店舗、名古屋に7店舗、海外に2店舗の計35店を出店している喫茶店である。
店舗のほとんどが、デパートや駅ビルなどの商業施設に入居しており、また大半の店舗では喫茶スペースがある。人気のケーキはもちろんのことパスタやサラダなどの軽食もいただける店舗も。ちなみにコーヒーというよりは紅茶が充実している喫茶店でもある。
日本の会社が運営
HARBS(ハーブス)は、日本ばなれしたそのデカいケーキゆえに、外資系のお店のようにも思えるが、実は日本企業が運営している。
運営しているのは株式会社重光という、日本らしい名前の日本企業だ。前身は1976年に名古屋にオープンした喫茶メルローズ(池下店)である。
同社は1979年には、株式会社重光を設立。HARBS(ハーブス)の1号店が誕生したのは1981年、名古屋の栄。また東京にオープンしたのは2005年の六本木ヒルズ店である。
今ではケーキ屋としても知られているが、もともとは喫茶店で、ケーキはその付け合せとして提供していたものらしい。
ハーブスの創業の話については、以下の本で知ることができる。
ちなみにHARBS(ハーブス)の系列店にはイタリアンバルをイメージしたカフェの「Antico caffe al avas(アンティコカフェアルアビス)」がある。店舗数は少ないが、特徴的な内装が人気で、一定のファンがいるとも聞く。

HARBS(ハーブス)は、紅茶の種類が多く、低めのソファ席で統一された、フルサービス(注文を取りに来てくれるタイプのお店)のお店であり、そのコンセプトは、くつろげる喫茶店という感じだ。
対して、アンティコカフェアルアビスは、イタリアンバル風の内装で、背が高いカウンター席がほとんど。セフルサービスタイプのカフェであり、ドリンクはコーヒーがメインである。こちらはいかにもカフェという感じである。
HARBS(ハーブス)は、アフタヌーンティーやコメダ珈琲店、ルノアールといった喫茶店タイプ。対してアンティコカフェアルアビスはスタバやエクセルシオールカフェといったカフェタイプのお店になっており、業態を分けている。
ケーキについて


この記事で紹介しているチーズケーキ以外にも、HARBS(ハーブス)には色々なケーキがある。店舗や季節によってラインナップが異なる。
ケーキの種類は公式サイトからも確認できる。その他、Instagramで検索すると実際の写真も見られる(Instagramで「#ハーブス」を検索する)。
また以下のサイトではハーブスの人気ケーキがまとめられている。

ケーキのサイズは8号(24cm)
HARBS(ハーブス)のケーキの最大の特徴といえば、そのサイズの大きさだろう。サイズは8号(24cm)。
8号は10人~12人サイズといわれており、店舗で注文する場合は、この8号を10等分にカットしたサイズが提供される。
ちなみにコージーコーナーや不二家で購入できるホールのケーキが5号(15cm)か、6号(18cm)なので、8号というのはかなりの大きさだ。またHARBS(ハーブス)のケーキは直径が大きいだけでなく、厚みもあるので、なおさらインパクトがある。
8号でケーキを作る理由は、公式サイトによると「1個食べて、心まで満たせるケーキとはどんなものか」という問いかけからだそうだ。
ケーキは現在も手作り
HARBS(ハーブス)のケーキは、極力、添加物を使用せず、基本的に手作りだという。また冷凍保存することはせず、自社工場で毎日製造し、新鮮な状態なケーキを提供している。
注文を受けてからカットしているそうで、それゆえお店の冷蔵ケースには途中までカットされたホールケーキがいつも並んでいる。
ハーブスのケーキづくりのこだわりについては、公式サイトで確認できる(ハーブスのコンセプト)。
ちなみにハーブスのケーキは1カットのテイクアウトも、ホールケーキのテイクアウトも可能である。食べ切れる気はしないが、一度ホールケーキを注文してみたいものだ。
また余談ではあるが、HARBS(ハーブス)の公式サイトのFAQ(よくある質問)のページがユニークであった。
そこには「昔と比べてケーキのサイズはかわっていますか?」「ケーキをカットするスタッフは限定されていますか?」といった、他店の公式サイトにはないようなFAQがあった。ハーブスのコンセプトが非常によくわかるFAQになっているので、時間がある方はぜひみてほしい(ハーブスのFAQ)。
ハーブスの公式サイトなど
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