東京・神田【神田 近江屋洋菓子店(おうみやようがしてん)】で購入した2つのチーズケーキとお店の紹介

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「神田 近江屋洋菓子店(おうみやようがしてん)」は、神田淡路町にある老舗の洋菓子屋である。

本記事ではこちらで購入した2つのチーズケーキを紹介する。

目次

神田 近江屋洋菓子店(おうみやようがしてん)とは?

近江屋洋菓子店は、淡路町駅から徒歩2分、秋葉原や神田駅からも数分でいける場所にある。

住所は千代田区神田淡路町。

このあたりは老舗のそば屋や中華料理屋、和菓子屋はみかけるのだが、洋菓子屋はほとんどみかけない。地価が高く、個人が店を出せるような場所ではないのだろう。ゆえに近江屋洋菓子店は、このあたりでは貴重な洋菓子店である。

訪問時は感染症対策のためテイクアウトのみだったが、普段は店内の喫茶スペースが利用できるようだ。

ちなみに銀座には「銀座 近江屋洋菓子店」というお店があるが、こちらは神田の店とは関係ないようである。双方の公式サイトをみたが、銀座と神田の関係性はまったく記載されていなかった。両者はたまたま同じ名前の洋菓子屋になったということだろう。もしくは不和なのか。

まとめると銀座の近江屋洋菓子店と、神田の近江屋洋菓子店は関係ないということである。今回訪問した「神田 近江屋洋菓子店」はチェーン展開していない。

生菓子、焼き菓子、ウエディングケーキまで(商品ラインナップについて)

今回はチーズケーキだけしか購入していないが、他にもショートケーキ、モンブラン、ロールケーキなどのメジャーなケーキ。そしてサバランや抹茶のムース。

バームクーヘンやアップルパイといった焼き菓子も販売している。またウエディングケーキや引き出物用のケーキなども受け付けている。

ケーキのラインナップについてはお店の公式サイトや食べログ、各種SNSなので確認できるので、気になる方はチェックしてほしい。

神田 近江屋洋菓子店の歴史

「近江屋洋菓子店」という渋い名前、そして神田淡路町という老舗がたくさんある土地に立地していることからなんとなく察しがつくかもしれないが、近江屋洋菓子店はけっこうな老舗だ。

創業したのはなんと明治17年(1884年)。創業当時は炭屋であったが、後にパンの販売を開始。また2代目の菊太郎は、日本郵船が明治26年(1893年)に運行を始めた外国航路を利用し渡米し、渡米先のミルクホール(牛乳を提供することを目的とした飲食店)で、カステラパンのようなケーキの製造方法を習得した。

帰国した2代目菊太郎は、近江屋でロックケーキと名付けた菓子を販売。このときはまだ洋菓子店ではなく、麺麭店だったという(めんぽう、パンのこと)。

戦後になるとパンよりも洋菓子を多くあつかうようになり、パン屋から洋菓子屋に切り替えた。洋菓子屋になったのは戦後からということになるが、それでも明治17年から続く由緒ある店である。

現在神田淡路町にある建物は、昭和41年(1966年)に建て替えたものだ。建物のデザインはここ20年、30年にオープンしたケーキ屋とはまったく違う。一見しただけで古い建物であることわかるが、シックで気品があってかっこいい建物だ。ケーキ屋とは思えない。

趣のある建物なので、ぜひ一度訪問してほしい。

※参考:近江屋洋菓子店の歴史(公式サイト)

神田 近江屋洋菓子店のチーズケーキについて

さてここからチーズケーキを紹介する。今回は、「ベイクドチーズケーキ」と「チーズケーキ」という2つのチーズケーキを購入した。

神田 近江屋洋菓子店、箱の写真

厳密にはどちらもベイクドチーズケーキなのであるが、若干タイプが違う。

ベイクドチーズケーキ(500円)

まずこちらは「ベイクドチーズケーキ」という名前で販売されていたチーズケーキ。

どっしり重量感がある。何より厚めのタルト生地が印象的だ。

力強い外見を裏切らない、どっしりした食べごたえのあるチーズケーキだ。

おそらくだがクリームチーズだけでなく、他の固めのチーズを使っていると思われる。調べてみたところお店のSNSにて、クリームチーズの他にグリエールチーズを使っていると書いてあった。

グリエールチーズは牛乳から作るハードタイプのチーズで、ナッツのようなコクを感じることもあるという。たしかに、クリームチーズケーキだけでは演出できないような独特な風味があった。

そして厚みのあるタルト生地は、クッキーを食べているかのようにサクサクで、クッキーとチーズケーキを一緒に食べているようだ。

それほどサイズは大きくはないが、濃厚なチーズケーキとタルト生地が合わさり、けっこうボリューム感がある。1つでしっかり満足できるチーズケーキだ。

チーズケーキ(350円)

続いては「チーズケーキ」という名前で売られていたチーズケーキ。こちらは先のベイクドチーズケーキよりも150円安い。

オーソドックスなチーズケーキとは少しタイプが違っており、上下にスポンジ系の生地、そして中心にレアチーズクリームという作りだ。

このようなレアチーズをスポンジ生地でサンドするチーズケーキは初めて見る。

ちなみに上下のスポンジ生地は、表面がパサ、内部はふわっとしていて、単なるスポンジ生地ではなく、ダコワーズに近い質感をしている。

中央の白い部分は、ぷるっとした質感のレアチーズ。チーズの味よりは、乳味を感じられる。

全体的に軽い口当たりでとても食べやすい。どっしりしたケーキが苦手な方にはこちらをおすすめしたい。

それにしても老舗でありながら、ちょっと変わったチーズケーキを置いている。

レアチーズケーキもある

筆者が訪問したときはなかったが、普段はレアチーズケーキもあるそうだ。つまりチーズケーキは3種類。チーズケーキ好きとしては嬉しいお店である。

公式サイトやお店のSNS、口コミ検索など

※口コミやケーキのラインナップのチェックはこちら

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