レアチーズケーキ、ベイクドチーズケーキ、2層のチーズケーキ。
チーズケーキを出す多くのお店は、ある程度ジャンルに従ってチーズケーキを作ります。
一方で、レアやベイクドといった型にはまらない独自のチーズケーキを開発し、提供するお店も。
そういった、どのジャンルにも分類できないような、前例のないチーズケーキを食べたときの衝撃と興奮は、脳みその奥深くに刻み込まれものです。
今回紹介する珈琲館のチーズケーキも、私の脳みそ大きな爪痕を残したチーズケーキの1つです。
【珈琲館】の珈琲館チーズケーキを食べて(感想)
ベイクドチーズケーキなのか、レアチーズケーキなのかな全くわかりませんが、見た感じレアチーズケーキっぽさがあります。
白くツルンとした表面は、なでたくなるほど滑らかで、崩してしまうのがもったいないと思えるほど。
トッピングはなく、クッキー生地とチーズケーキというシンプルな2層構造です。
白いケーキなので、「レアチーズケーキなのかな?」と思ってしまいますが、レアチーズケーキなどという記載は、メニューには一切ありません。
単に「珈琲館チーズケーキ」と書いてあるだけ。
エッジの効いたシナモンの甘み冴えるチーズケーキ
まずは1口。
印象的なのは、下に敷いてあるクッキー層のシナモンの風味。
甘いクリームチーズの風味。
ほどよく甘く、ほどよく酸味がある。わずかにねっとりしたチーズの食感に、すっと注ぎ込む謙虚なレモンの酸味。
そこに「すっ」と入ってくるシナモンのエッジの効いた甘み。
クッキー生地にシナモンを使用するのはよくあることです。
しかし多くの場合、シナモンはかなり控え目。
一方で、珈琲館チーズケーキはしっかりシナモンの風味が入り込みます。
その存在感はかなりのもの。
しかしシナモンが強すぎるということはなく、チーズケーキ全体を飾り上げるのに非常に良い役割をしています。
いわば盛り上げ役。
バラエティー番組でたとえるなら、ゲストの女優を引き立てるために用意されたひな壇の有名な芸人さん。
存在感は強いが、それが主役ではない。存在感は強いが、主役の邪魔をしていない。
珈琲館チーズケーキのクッキー生地は、まさにそれ。
これまで体感したことがない、独特の味、経験を、このチーズケーキはできるわけです。
心地よい、にぎやかな時間を演出してくれるチーズケーキ
さらに食感についてもう少し。
クッキー生地は柔らかめであり、ザクザクする食感はありません。
しかし、しっとり滑らかなチーズケーキにはすばらしくいいアクセントになっています。
しっとりした食感に加わる、柔らかいクッキーの食感。
草原が広がる心地よい公園に大道芸人が遊びにきたような、春の陽気あふれる4月の井の頭公園のような、そんなに心地よくて、にぎやかな瞬間を演出しているのです。
ベイクドチーズケーキでもない、レアチーズケーキでもない独自のチーズケーキ
独特の味、食感。
普通のレアチーズケーキかと思っていましたが、レアチーズケーキでもありません。
レアチーズケーキでもない。ベイクドチーズケーキでもない。いわばチーズケーキの型にはまらない独自のチーズケーキ。
「珈琲館チーズケーキ」という新しいジャンルなのです。
見た目が「カフェドクリエ」の北海道クリームチーズケーキに似ていたので、似たような味かと思っていました。
しかし、まったく別ものでした。味も食感も。
カフェドクリエのチーズケーキは、生クリームのようなふわふわした食感だったのに対し、「珈琲館チーズケーキ」は、しっとり、ねっとりが強めでした。
「珈琲館チーズケーキ」のほうが、チーズケーキっぽさを感じられます。
見た目は似ているけど、味は全然違うということで、チーズケーキ好きの方は、ぜひ両方食べくらべてみてください。
【珈琲館】珈琲館チーズケーキのカロリーや値段について
商品名 | 珈琲館チーズケーキ |
---|---|
タイプ | レアチーズケーキでもベイクドチーズケーキでもない、独特のチーズケーキ |
値段 | 420円 |
カロリー | 314kcal |
サイズは大きすぎず、小さすぎずといった感じであり、お茶の時間に食べるケーキとしてはちょうどいいサイズです。
またこのブログでは、他にも色んなチェーンカフェのチーズケーキを紹介しています。
チーズケーキ好きの方は、ぜひ色々なカフェでチーズケーキを食べ比べてみてください。
同じベイクドチーズケーキでも、食感や味が全然違う場合があります。たとえば、タリーズコーヒーのベイクドチーズケーキはめちゃくちゃしっとり滑らかな食感です。
一方、スターバックスのチーズケーキは、結構弾力があって食べ応えがあります。
そういった違い楽しみながらチーズケーキを食べると、さらにチーズケーキが好きになると思います。
珈琲館について
珈琲館は、全国に約250店舗を展開する大手カフェチェーンです。店舗の数でいえば、星野珈琲と同じくらいです。
コーヒーはブレンドのみならず、炭火コーヒー、完熟コーヒー、マンデリンなど、全7種類のコーヒーがあります。チェーンカフェのなかでは、かなりコーヒーにこだわったお店です。
住宅地や郊外のロードサイドにある店舗がほとんどで、大きなターミナル駅では、あまり見かけません。
セルフ式ではなく、席で注文するタイプ。
コーヒー一杯の値段は、420円~であり、価格帯としてはコメダ珈琲と同程度です。
コーヒーやケーキのみならず、カレーやナポリタン、パンケーキ、トーストなど、食事もガッツリできるお店です。
「ちょっと変わったチーズケーキが食べたい」という方におすすめのチーズケーキ
「オーソドックスなチーズケーキも好きだけど、少し変わったチーズケーキも食べてみたい!」
そんな方には以下のチーズケーキがおすすめです。どれも一般的なチーズケーキとは少し違う食感だったり、素材を使ったチーズケーキです。
もちろんどれも美味でございます。
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